2026/6/13
佐賀バルーナーズ・プレシーズンマッチ開催/1日限りの試合に2500万円/議会では補正予算1,700万円可決に向けて水面下で根回しが進む。
武雄市議会6月定例会の争点のひとつ、佐賀バルーナーズ・プレシーズンマッチをめぐる武雄市の補正予算案1,700万円。わずか1日限りのプレシーズンマッチに、である。しかも当初予算では約800万円だった事業が、6月補正で約1,700万円追加されることで、総額約2,500万円に膨らもうとしている。
この件について、武雄市議会6月定例会開会前の議案説明は、相当な「大荒れ」だったと聞いている。
さらに、その流れを受け、昨日6月12日(金)には補正予算案を審査する総務委員会のメンバーが急遽、非公式に集められたという情報が入ってきた。
市役所側からは「何とか補正予算案を通してほしい」という根回しが盛んに行われているようだ。
ここで問われるのは、補正予算案の賛否だけではない。議論の進め方である。
地方議会に詳しい有識者から厳しい指摘が届いた。
「取ってつけたような補正予算案が炎上したので武雄市が焦って根回しに走っている。議案として提出した以上、本来は公開原則の本会議や常任委員会で正々堂々と議論を尽くすべき。武雄市の予算編成及び事業構築のレベルが低いのがそもそもの問題だが、市議会の姿勢も問題だ。市役所と一緒になって見えないところでコソコソと裏交渉をしてどうするのか。住民の不信を招くだけだ」
複数の情報筋の話を総合すると、「この補正予算はそもそもの筋が悪かった」。「バルーナーズ側が武雄でのプレシーズンマッチの開催には消極的だったのにも関わらず、小松政市長が選挙イヤーでもあることから、市民の歓心を買うためにゴリ押しで進めてきた」という情報もある。
その結果、当初予算は800万円。わずか3カ月後に1700万円の追加補正だ。
なぜ当初から見込めなかったのか。なぜ今、1,700万円を追加する必要があるのか。積算は妥当なのか。費用対効果はあるのか。他の市民生活関連予算より優先すべきなのか。
これらは、本来、公開の場でひとつひとつ審査されるべき論点である。
さらに、当初予算は低めに出して、後で多額の補正をする。この手法は福岡県議会の海外出張問題と同様である。
・ハワイ視察が当初の契約額は99万円、ところが、最終的には769万円に増額。
・スイス・フランス視察が当初99万円、ところが、最終的には1,025万円に増額。
など、皆さんも記憶に新しいのではないだろうか。
議会や住民が最初に見た金額では、事業の実態を判断できない。そして気づいた時には、「もう進んでいる」「今さら止められない」という空気が作られている。
1,700万円の補正予算が発表後にSNS等で大炎上した結果、武雄市が佐賀バルーナーズの表敬訪問を華々しく公式facebookページに上げていたのが良い例だ。あの表敬訪問ですら「武雄市がバルーナーズに頼み込んだのでは」という指摘もある。
武雄市議会は、小松政市長の追認機関ではない。
今後5年で30億円の財源不足と自ら認めている武雄市が、1日で2500万円もの税金を溶かす余力がどこにあるのか。この予算を本当に認めるのか。武雄市議会総務委員会の委員各位には、公開の場で正面から審査してほしい。

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