2026/7/1
武雄市の「きゅんソフト」。
規格外のキュウリとチンゲンサイを使ったソフトクリーム、という話だけを見れば、若手農家の面白い挑戦に見える。民間発の素晴らしい動きだ。
ここまでなら良い話なのだが、ここから先には問題を孕む点がいくつかある。
7月18日、19日には即売会が行われるようでチラシが公開されている。問い合わせ先が武雄市農林課となっており、まるで市の事業だ。チンゲンサイのブランド確立などのための、武雄市予算「農産物ブランド企画戦略補助金」80万円あたりを充てているのだろうか。
その上で、最大の問題は、即売会での販売価格は1個200円だが、アンケート回答者には、たけおPay200ポイントが付与されるという仕組みだ。この200ポイントの財源は言わずもがな公費(税金)だ。たけおPay自体が使う人、使わない人の差が生じる不公平な施策であるが、アンケート回答のインセンティブに現金を配るように使うという発想がいただけない。
これまで全国各地で様々な特産品開発の流れを見てきたが、今回のような若手農家の皆さんの純粋な思いからの取組は住民もストレートに応援したくなるものだ。200ポイント配らなくてもアンケートに答えようという気持ちになる。
申し訳ないが、そこに税金を原資としたポイント配布を入れると途端に「安っぽく」見える。そうでもしないと買ってもらえないのだろうか、と見えてしまうのだ。
さらに言えば、そのようにポイントを配らないと使ってもらえない「たけおPay」自体がシステムとして既に破綻しつつあるのではないか。現に、利用可能店舗が減っている印象すらある。
システム維持費、毎月の決算規模と手数料等が一切示されないので判断のしようがないが、このあたりは武雄市議会、9月の決算審査でガッチリ詰めていただきたい。
さて、この「きゅんソフト」が武雄北方ちゃんぽんやレモングラス等と並ぶ武雄を代表する存在に育っていくか、注目したい。市が関わっている以上、成果と効果が問われる。


この記事をシェアする
ホーム>政党・政治家>こんどう けんじ (コンドウ ケンジ)>武雄市の「きゅんソフト」。