2026/6/19
閉ざされた佐賀県武雄市議会。
6月18日、武雄市議会総務常任委員会が開かれた。
審査されたのは、話題の1日限りの佐賀バルーナーズ・プロバスケットボール・プレシーズンマッチ誘致のための補正予算案。追加で約1,700万円。当初予算と合わせると、総額約2,500万円規模の事業である。
採決結果は、賛成4、反対2。
委員会としては「大方の賛成で原案可決すべきもの」と決したようだ。
この委員長報告を受け、6月22日の本会議で全議員による採決が行われる。
予算の中身も問題だが、審査の過程が市民に開かれていないことも重大な問題だ。
委員会当日、私を含めて傍聴希望者がいた。しかし、傍聴は再び拒否された。
理由は前日と同様、委員会室が手狭であること。そして、傍聴席が近く、理事者側の資料が見えること。
では、別室対応は検討したのか。資料の配置を変えることはできなかったのか。傍聴を可能にするための善後策は取られたのか。結局、何もない。
緊急要請書を提出しても、委員会審査はブラックボックスのまま進んだ。
さらに、吉川里己議長による住民への恫喝発言についても、明確な弁明も謝罪もない。返ってきたのは「今後の議会運営の参考にする」という電話での回答。参考で済む話ではない。
議会は、住民を威圧する場所ではない。住民に説明する場所である。
ふと気になって、議会改革度ランキングを調べてみた。
この調査は早稲田大学デモクラシー創造研究所(旧:早稲田大学マニフェスト研究所)が行っているもので、2010年度に始まり、2025年調査で16年目を迎えている。
公表は改革が進む地方議会TOP300に限られているが、その上位公表枠に武雄市議会が登場したことはこの16年間、1度もない。佐賀県内では、佐賀市議会や嬉野市議会がTOP300に過去何度か取り上げられているが、武雄市議会は常に枠外だ。
今回の対応を見ると、その結果も納得である。
税金の使い道を審査する様子を市民に見せる。議会として最低限の仕事である。しかし、武雄市議会は、その最低限すらできていない。
ちなみに武雄市議会の運営には、年間約2億3,000万円が使われている。議員報酬等も含め、市民の税金で支えられている。ならば、せめて2億3,000万円分の仕事をしていただきたい。
議会は、役所の議案を通すための儀式ではない。住民の前で税金の使い道を問いただす場所である。

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