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プロバスケットボール佐賀バルーナーズの1日限りのプレシーズンマッチ誘致に税金2,500万円を投...

2026/6/16

プロバスケットボール佐賀バルーナーズの1日限りのプレシーズンマッチ誘致に税金2,500万円を投入/1,700万円の補正予算案が武雄市議会で審議入り。

武雄市議会本会議で6月16日、佐賀バルーナーズ・プレシーズンマッチ開催事業を含む補正予算案が審議入りした。プレシーズンマッチの開催事業は、既に3月の当初予算で約800万円が計上されていたが、今回さらに約1,700万円を追加するという。

1日限りのプレシーズンマッチに、約2,500万円である。

また、本会議での議案提案時、豊村貴司議員の議案質疑によって、事業の中身も改めて明らかになった。

開催は令和8年8月下旬予定。会場はケーブルワン・スポーツパーク。観客想定は約1,000人。1階アリーナには仮設スタンド300席を設置。木床のセンターコート、ゴール、仮設観覧席、選手用の更衣室、トイレ、シャワー室まで整える。会場設営費2,011万。チームに支払う負担金486万円。対戦相手はまだ確定していないという。

さらに豊村議員の質疑で判明したのは、「この事業がどこから始まったのか」である。

武雄市の答弁によれば、武雄市側が市制施行20周年に合わせて「スポーツによる本物体験」として、ケーブルワン・スポーツパーク(武雄市民体育館)の半面を使って何らかの試合ができないかとバルーナーズ側にお願いし、当初予算を要求したという。

つまり、武雄市が、佐賀バルーナーズにお願いして前のめりに誘致した事業であるのだ。

ところが、当初予算の議決後、実際に詳細を詰めていくと、プロチーム同士の試合であり、選手のけがのリスクを減らすため、公式戦同様の体制が必要になった。

その結果、追加で1,700万円。

これまでの流れを知る自治体経営に詳しい有識者は「最初は既存設備を活用すると言って走り出した。しかし、現実には公式戦並みの設営が必要になった。そして、後から市民に1,700万円を求める。こんな予算の組み方は許されない。行政の予算編成、事業構築として甘すぎる。武雄市役所の行政執行能力に疑問を抱く」と指摘する。

また、佐賀のスポーツ分野に詳しい事情通からは「バルーナーズ側は環境が異なり、安全確保も難しい、地方の体育館でのプレシーズンマッチをやんわりと断りたかったので、あえてハードルの高い相場を示した。しかし、小松市長が『やる』と即答してしまった。そして、バルーナーズ側も引けなくなってしまった」と証言する。

武雄市政の課題は山積している。

大幅定員割れとなった武雄アジア大学への19.5億円補助問題。財政的には5年で30億円の財源不足。水道料金3割値上げ。市役所内部の言論統制。文化会館大ホール更新問題の結論なき先送り。市内経済の停滞感。市政に批判的な市民を市公式SNSでブロックした問題。そして、理由なき副市長2人体制。

武雄市は、いま1日限りの「イベント」で、住民の大切な税金2,500万円を溶かしている場合なのだろうか。

本来なら、限られた財源をどこに振り向けるのか。何を削り、何を守るのか。市民生活に直結する負担増をどう抑えるのか。そこにこそ、市長の覚悟と判断が問われる時だ。

しかし、小松政市長が出してきた答えは、1日限りのプレシーズンマッチに約2,500万円である。

しかも、今年は市長選挙の年。

他自治体の首長経験者は言う。
「市制施行20周年記念事業と言えば聞こえはいい。だが、市民の苦しい現実を横に置き、華やかなイベントを打ち上げる構図は、どう見ても選挙前の実績づくり、空気づくりに見え、露骨な選挙対策と批判されても仕方がない。しかし、小松市長は4選不出馬とも聞いている。出馬しないのであれば、このような選挙対策も不要なのではないか」

子どもたちにプロスポーツを見せたいなら、もっと安く、もっと継続性のあるやり方はいくらでもある。学校訪問、公開練習、クリニック、既存施設を使った交流事業。2,500万円を1日で溶かす以外の選択肢を本気で考えたのか。

そこが見えない。

さて、この1,700万円の補正予算。明日の総務常任委員会ではどのような審査が為されるだろうか。

武雄市議会 総務常任委員会の構成は以下のとおり。

委員長:池田大生
副委員長:山﨑健
委員:川口真砂雄、福田克義、吉川里己、上田雄一、江原一雄

インターネット中継、YouTube配信等が無いので、ぜひ関心のある方は現場に足を運んでいただきたい。

6月17日(水)10:00から 会場は武雄市議会委員会室。
ちなみに、武雄市議会の委員会の傍聴は「委員長」の許可制。

武雄市議会委員会条例
(傍聴の取扱い)
第19条 委員会は、議員のほか、委員長の許可を得た者が傍聴することができる。

複数の情報筋によると、池田委員長が「委員会室が狭いので傍聴は難しい」と傍聴許可を渋っているという話が入ってきた。

しかし、本来、議会は本会議も委員会も「秘密会」を除いて原則公開で行われるべきものである。委員会室のスペースが手狭で、かつ傍聴者が多い場合には本会議場で委員会を開いた例も全国各地である。さらに、常任委員会、議会運営委員会に限ってYouTube配信が行われていないのも時代に合っていない。

武雄市議会が真に住民に開かれた、オープンで、公平公正な議論をする場になっているかどうか、明日(6月17日)午前10時、ぜひ現場で確かめていただきたい。

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著者

こんどう けんじ

こんどう けんじ

選挙 網走市議会議員選挙 (2019/04/21) [当選] 1,142 票
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肩書 人材開発株式会社CEO/DXコンサルタント/公共交通アドバイザー
党派・会派 自由民主党
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