2026/1/14
皆さん、こんにちは。枚方市議会議員のかじや知宏です。
今回は、多くの枚方市民の皆さんが関心を寄せている 新名神高速道路の開通時期 についてお伝えします。
新名神高速道路は、名古屋市を起点に神戸市までを結ぶ、延長約174kmの高速道路です。
このうち、八幡京田辺JCT・ICから高槻JCT・ICまでの区間は約10.7kmあり、
枚方市域は約4km、そのうち約3kmがトンネル区間となっています。
この区間は、これまで 2027年度(令和9年度)ごろの開通を目標に工事が進められてきましたが、
先日行われた関係機関の会議で、開通時期がさらに遅れる見通しであることが示されました。
なぜ見直しが行われたのか、そして今後どうなるのかを、できるだけ分かりやすく説明します。

新名神高速道路は、枚方市の交通やまちづくりに大きく関わる重要なインフラです。
企業立地や渋滞緩和、防災面でも期待が高い一方で、
「いつ開通するの?」
「なぜ遅れているの?」
という声を、地域で多く聞いてきました。
今回、市と国、NEXCOなどが参加する会議で 正式に開通時期の見直し が示されたため、市民の皆さんに正確な情報をお伝えします。
対象となるのは、
**新名神高速道路 八幡京田辺JCT・IC~高槻JCT・IC間(約10.7km)**です。
枚方市内では、トンネル・橋・道路工事が進行中
特に重要なのが、住宅地の地下を通る「枚方トンネル」
見た目では工事の進み具合が分かりにくい部分もありますが、
現在は地下のトンネル掘削に入る前段階として、地上での準備工事が進められています。
枚方トンネルでは、掘削に必要な設備の整備や機械の組み立てなど、安全に工事を始めるための下準備が続いている状況です。



今回の説明で明確になったのは、次の点です。
✅ 2026年度の冬ごろにトンネル掘削を開始予定
✅ ただし、工事が順調に進んだとしても
👉 2027年度までの開通は困難
最大の理由は、安全対策の強化です。
住宅地の真下を掘るトンネル工事
過去に他地域で起きたトンネル事故の教訓
国が定めた新しい安全ガイドラインへの対応
これらを踏まえ、
より安全だが時間のかかる工法に変更されました。
こうした安全対策を踏まえ、
2026年度冬ごろに枚方トンネルの掘削開始を目指すとされていますが、
現時点では「いつ開通するのか」という具体的な時期は示されていません。
国や事業者からは、
トンネル掘削がどこまで進むかを見極めたうえで、改めて開通目標を示す
との説明がなされています。


東京外環道では、2020年(令和2年)10月、東京都調布市で
シールドトンネル工事に関連した大規模な陥没事故が発生しました。
住宅地の道路が突然陥没し、周辺住民の生活に大きな影響を与えた事故です。
この事故を受けて、国は原因検証と再発防止策の検討を進め、
2021年(令和3年)12月に、
👉 「シールドトンネル工事の安全・安心な施工に関するガイドライン」
を新たに策定しました。
このガイドラインでは、
地盤の調査をより慎重に行うこと
「想定外」を前提にしない施工計画
住宅地直下では、工期より安全を優先する考え方
などが強く求められるようになりました。
枚方市の新名神高速道路・枚方トンネル工事も、
この2021年に見直された新しい安全基準を前提に再検討されており、
その結果、工法の変更や準備期間の延長が必要となったことが、
今回の開通時期見直しにつながっています。
今回の新名神高速道路の件では、私はこれまでに 3回にわたって工事現場の視察を行いました。
現場を直接見ることで、図面や資料では分からない実際の進ちょくや周辺環境への影響を、肌で感じてきました。
視察を通じて共通して感じたのは、
工事の規模が非常に大きいこと
住宅地に近い場所での工事であること
住民の生活に関わる影響をできる限り抑えようとしている努力があること
です。
こうした現場のリアルな状況を踏まえて、これからも 市民の立場で発信し続けることが大切だと、改めて強く感じています。

新名神高速道路の開通が遅れることについて、
残念に思われる方が多いのは当然だと感じています。
枚方市にとって、新名神は将来のまちづくりに欠かせない道路です。
ただ、枚方トンネルは住宅地の真下を通る大規模工事です。
工事が始まれば、
騒音
振動
工事車両の出入り
など、日々の生活への影響が出てきます。
だからこそ、
「工期を優先する」のではなく、
安全対策や騒音対策をしっかり講じること、
そして 住民の皆さんに丁寧に説明し、理解を得ながら進めること
が何より重要だと考えています。
今回、国や事業者が
工法を見直し
防音対策を強化し
時間をかけて準備を進めている
ことについては、
住民の安心を守るための判断として、一定の理解が必要だと受け止めています。
新名神高速道路は、枚方市の未来を支える重要な道路です。
一方で、現時点では開通時期はまだ示されていません。
だからこそ、
今、どこまで進んでいるのか
何が課題なのか
これから何が行われるのか
を、分かりやすく伝えることが何より大切だと考えています。
私は、枚方市議会議員として、
市民の皆さんの不安や疑問を受け止め、行政や事業者にしっかり伝えること、
そして 新しい情報が示され次第、速やかに共有すること
を大切にしていきます。
引き続き、枚方市の動きを、
市民目線で分かりやすく発信していきます。
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ホーム>政党・政治家>かじや 知宏 (カジヤ トモヒロ)>【枚方市】新名神高速道路の開通が遅れます|理由と今後の見通しをわかりやすく解説