2025/12/7
皆さん、こんにちは。枚方市議会議員のかじや知宏です。
11月21日に開催された総務委員協議会では、全部で9つの案件について市から報告がありました。
その案件の中から、今回は 「野外活動センターのリニューアルに向けた取組について」 を取り上げます。
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枚方市の東部・穂谷にある「野外活動センター」は、市民の自然体験、青少年の健全育成、余暇の活用を目的に昭和45年に開設された施設です。
しかし、開設から50年以上が経過し、施設の老朽化や利用者数の低迷、収支悪化など、多くの課題が顕在化しています。
今回の協議会報告では、**サウンディング型市場調査(民間事業者への意見聴取)**の結果を踏まえ、今後の方向性が示されました。
私はこの議論を、単なる“修繕”ではなく、東部地域のにぎわいづくりにつなげられるかという視点で捉えています。


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野外活動センターは平成4年に一度リニューアルされましたが、それから 30年以上経過。
資料では、
給排水設備の不具合、
和式トイレの老朽化、
グリーンスポーツ場(アスレチック)の利用停止、
一部施設の利用不可、
といった状況が確認されています。
さらに、施設への進入路は狭く、大型バスが入れないなど、アクセス面にも大きな課題があります。
直営での運営は、
年間収入:約 710万円
年間支出:約 7,800万円
と、毎年 7,000万円規模の赤字 で推移しています。
このまま“今の形”を維持することは極めて難しいといえます。
令和6年12月〜令和7年8月にかけて、4つの事業者から提案がありました。
内容は幅広く、
公共性・教育利用を重視したもの、
ファミリー向けキャンプ場として集客を図るもの、
大規模にリニューアルし観光拠点化を目指すもの、
など方向性はさまざま。
多くの事業者が共通して指摘したのは、
「アクセス改善が不可欠」「駐車場を増やす必要がある」「トイレの洋式化は必須」
といった点です。
市は次の3点を“優先課題”と位置づけています。
進入路の整備(幅員確保等)
必要な改修内容と事業費の整理
民間が参入しやすい運営手法の検討(指定管理など)
本格的な方針策定は令和8年度となる予定です。
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今回の報告を受け、私は委員協議会で次の点を質問しました。
野外活動センターの設置目的は条例で定められています。
「自然の中での野外活動等を通じて、市民の余暇の活用、自然に関する知識の向上、青少年の健全育成を図る」
つまり、
“レジャー施設”としての側面
“教育施設”としての側面
両方を担っているわけです。
ここを十分に整理しないままリニューアルすると、
「教育にも使われない」「一般利用も伸びない」「収支も改善しない」
という中途半端な結果になる可能性があります。
私は今回の協議を「東部地域の活性化」の観点からも捉えています。
穂谷には、
枚方で最も豊かな自然、
農業と観光のポテンシャル、
周辺施設(穂谷コスモスの里、乗馬クラブ等)、
など魅力が詰まっています。
この野外活動センターが、
“東部地域のにぎわいの核” となり得るのではないかと思っています。
例えば、
キャンプ × 地元農産物マルシェ
自然 × 教育プログラム
天体観測 × ナイトイベント
農園体験 × 観光
家族向けアウトドア × カフェ
こうした“地域が動く仕掛け”をつくることで、市内外から人を集める施設へと進化する可能性があります。
私は委員協議会で、
「公共性をどう守り、どこまで民間に委ねるのか」
という点を質問し、市に対し明確な方針提示を求めました。
また、
市民にわかりやすい説明、
財政的に持続可能な運営、
地域への影響(賑わい・交通・環境)
などの観点からも丁寧な議論が求められると考えています。
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野外活動センターは、長年にわたり多くの市民や子どもたちに親しまれてきた施設です。
しかし、今まさに“転換期”にあります。
ただ修理して続けるのか、
新しい価値を生み出す施設へ生まれ変わらせるのか。
東部地域を伸ばしていく大きなチャンスにもなり得ます。
今後も議会でしっかり議論し、市の方針や議論の内容を、市民の皆さまにわかりやすくお伝えしていきます。
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ホーム>政党・政治家>かじや 知宏 (カジヤ トモヒロ)>【枚方市】野外活動センターリニューアルへ向けた課題とこれから|総務委員協議会の案件より