2026/8/15
終戦記念日を佐渡旅行の中で迎えました。お盆の最中、先祖への思いを胸に過ごすこの時期と重なる今日という日。場所は違っても、国のために命を捧げた英霊への哀悼と感謝の気持ちは、どこにいても変わりません。
ふと「落日燃ゆ」の広田弘毅のことが思い浮かびました。外交官として平和を希求しながらも、戦後のA級戦犯裁判で文官唯一の絞首刑となった人物です。毀誉褒貶の激しい評価の中でも、自らの信念を最後まで貫いた生き方は、今も深く胸に迫るものがあります。
仙台から大宮で新幹線を乗り継ぎ、新潟港へ。そこからフェリーで佐渡両津港へと渡りました。新幹線の車窓に流れる越後の山河を眺めながら、この地が育てた人財に思いを馳せました。河井継之助、山本五十六――長岡・小千谷の風土が生んだ覚悟の人々です。
佐渡という島もまた、覚悟ある人物を生んだ地です。日蓮聖人、順徳天皇、そして世阿弥。いずれも流刑という過酷な境遇にありながら、その覚悟は破格のものでした。そして北一輝もこの佐渡の生まれです。私は彼の思想とは一線を画す立場ですが、幼少期に日蓮の強烈な精神的影響を受けた北一輝が、社会の矛盾に激しく問いを立て、身を賭して実践しようとした原点には、この佐渡という土地と日蓮という存在があったのではないかと思わずにはいられません。
毀誉褒貶は世の常です。今わが国に、そして地域にあっても必要な人財とは、孤立を恐れず、国と地域を支える覚悟と実践の人ではないか――終戦記念日のこの日、佐渡の空の下で、静かに自らに問いかけています。私にとってこの旅は、覚悟を問い直す旅でもあります。
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ホーム>政党・政治家>渡辺 ひろし (ワタナベ ヒロシ)>【日録】8月15日 終戦記念日――佐渡の空の下で、国を思う