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井上 勇一郎 ブログ

昨日、令和8年第二回練馬区議会定例会が閉会し、上程された全ての議案が可決・成立しました。

2026/6/20

昨日、令和8年第二回練馬区議会定例会が閉会し、上程された全ての議案が可決・成立しました。

定例会期間中は、補正予算や各種条例、区政運営に関する案件について審議を行い、区民生活に直結する様々な課題について議論を重ねてまいりました。

その中で、私たち会派として特に重く受け止めたのが、先日の台風6号接近時に発生した保護者向け連絡システムSigfy(シグフィー)の障害です。

【災害時に情報が届かないという重大な問題】

今回の台風対応では、練馬区立小中学校において、当日の朝7時時点で防災気象情報レベル4以上となった場合、一斉休校とする運用が取られていました。

しかし、その重要なタイミングで保護者向け連絡システムであるSigfyに障害が発生し、必要な情報が適切なタイミングで配信されない状況が生じました。

学校現場では、

・学校はあるのか
・休校なのか
・登校時間を変更するのか
・給食はどうなるのか

といった問い合わせが相次ぎ、多くの保護者や教職員が対応に追われる事態となりました。

幸い大きな事故等には至りませんでしたが、災害時における情報伝達は児童・生徒の安全確保に直結する重要なライフラインです。

だからこそ、今回の事案を単なるシステム障害として終わらせてはならないと考えています。

【区長・教育長へ要望書を提出】

そのことから、私が幹事長として所属する会派「練馬区議会国民民主党・無所属・都民ファーストの会」として、練馬区長および教育長に対し、早期改善を求める要望書を提出しました。

提出にあたっては、会派を代表して私から吉田健一練馬区長へ要望書を直接手渡しました。

その後、要望書に盛り込んだ内容について一項目ずつ説明を行い、今回の障害によって保護者や学校現場に大きな混乱が生じたこと、災害時の情報伝達は児童・生徒の安全確保に直結する極めて重要な課題であることをお伝えしました。

また、今回の事案を単なるシステムトラブルとして終わらせるのではなく、原因の徹底検証と再発防止、さらには学校運営全体の災害対応力向上につなげるよう要請しました。

区長、教育長と意見交換を行い、学校だけでなく学童クラブや放課後等デイサービスなど子どもたちを支える関係機関への影響も含め、災害時における情報共有体制の重要性について認識を共有しました。

【要望書で求めた主な内容】

①情報伝達体制の強化

Sigfyの日常的な活用促進を図るとともに、

・メール配信
・Google Classroom
・ホームページ
・SNS
・アナログによる伝達方法

を含めた連絡手段の多重化について検討すること。

また、システムダウンを想定した情報伝達訓練を定期的に実施すること。

②休校・登校判断基準の整理

気象情報等により災害の発生が高い確率で見込まれる場合には、前日に一斉休校の判断ができるよう教育委員会として運用を検討すること。

③学校間及び庁内の連携強化

学校長による個別判断について近隣校との情報共有を図ること。

また、教育委員会、危機管理室、福祉部等による庁内横断的な情報共有・連絡体制を構築すること。

さらに、区ホームページや安全・安心メール、SNS等による情報発信についても、関係部署間の連携強化を図ること。

④関係機関・民間事業者との連携強化

学童クラブ、民間学童クラブ、児童館など子どもの居場所となる施設との情報共有体制を強化すること。

また、放課後等デイサービス等の障害児通所支援事業所についても、福祉部等を通じた情報共有体制を強化すること。

⑤Sigfy等システムの検証・見直し

災害時におけるシステムの安定性及び障害発生時の対応について検証を求めること。

また、契約更新時には他事業者との比較検討を行い、より安定した情報発信体制を構築できる仕組みについて検討すること。

⑥学校版BCP(業務継続計画)の策定

災害発生時においても児童・生徒の安全確保、教育活動の継続及び早期再開を図るため、各学校において学校版BCPを策定すること。

また、定期的な訓練や検証・見直しを実施し、実効性のある計画とすること。

⑦学びの継続に向けた対応

臨時休校等においても、オンライン授業やICT・AIの活用等による学びの継続に向けた検討を進めること。

【「想定外」で終わらせない】

近年は台風や集中豪雨などの風水害が激甚化・頻発化しています。

災害対応において最も重要なのは、問題が起きた後に原因を検証し、次に活かすことです。

今回のSigfy障害についても、「たまたま起きたシステムトラブル」ではなく、「次の災害への教訓」として改善につなげなければなりません。

私たちが提出した要望書は、単に一つのシステム障害への対応を求めるものではありません。

情報伝達体制の強化はもちろん、休校判断のあり方、関係機関との連携、学校版BCPの策定、そしてICTやAIを活用した学びの継続など、災害時においても子どもたちの安全と教育を守るための学校運営全体の強化を求めるものです。

子どもたちの安全と保護者の安心を守るため、我が会派として要望書への回答を求めるとともに、引き続き検証と改善を求めてまいります。

定例会は閉会しましたが、議会活動はこれで終わりではありません。

区民の皆さまからいただく声を区政へ届け、一つひとつ課題解決に取り組んでまいります。

引き続きご意見・ご要望をお寄せください。

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著者

井上 勇一郎

井上 勇一郎

選挙 練馬区議会議員選挙 (2023/04/23) [当選] 4,787 票
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肩書 練馬区議会議員
党派・会派 無所属
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