2023/4/7
令和の玲!しもだ玲です。
練馬区議会議員選挙(地方統一選挙)が近づいてくるなか、色んな政治家のリーフレットを拝見するようになりました。
みんな『実現しました!』合戦に(笑)
共通するのはどの政治家も『実現しました!』との記載があること。
もちろん行政へ提案&提言や要望を重ね、形になったのであれば実現したのでしょう。
しかし、政策が実現するのは行政の予算執行が決まってから。そこをなぜか区民に伝えないところがズルいなと思います。
言いたいことは『議会で予算に反対』した議員までもが「実現しました!」と堂々と主張していることは嘘をついているということ。
車に例えるならば
地方議会と行政の仕組みを車に例えてお話することがあります。
地方議会と行政は対等な立ち位置ですが、役割が違います。
■行政(区・都)
●目的地とルートの設定
(政策を立て、やり方を考える)
●ハンドルを握る
(実際に行う)
■議会(区・都議会)議会
●アクセルorブレーキを踏む
(賛成するかor反対か)
おおまかに以上の役割です。
国会と違って、行政のトップ(区長や知事)は直接区民から選ばれるため、絶大な権限が与えられます。
しかし、権力が偏らないようチェック&バランス。権限の一部(アクセルかブレーキを踏むか)が議会に与えられてバランスがとられているのが今の制度です。
なので、行政は目的地に行こうとしますが、
①目的地は妥当か。
②その運航ルートで良いのか。
以上のことを私たち議会にお伺いを立てなければ前には進みません。
予算に賛成するというのは、アクセルを踏むということ。対して、ブレーキを踏むのは予算に反対することとなります。
一方、目的地に着いたけれど、ルート通りに運転できたのかなどを振り返るのが決算です。
監視をすることも議会の仕事
議会は『アクセルを踏んで終わり』ではありません。
運転中も助手席から「ハンドルは10時10分に握る!(丁寧に事業をして!)」とか「速度出しすぎ!(税金使いすぎ!)」などと、細かく注意をします。これが予算執行中の議会の役目で、チェックをするということ。
つまり、予算に反対しつつ、『実現しました!』というは、「ブレーキを踏んでますが、目的地につきました!」と言っているようなもの。
こう考えるとおかしいですよね。でも、これがまかり通っているのが今の練馬区議会の実態です。
そして、区民にアカウンタビリティ(説明責任)を果たさず、都合の良いことだけを言っているのも議員です。
後日、うまく情報をごまかしながら区民に説明している議員のレポートをもとに説明したいと思います。
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シモダ レイ/38歳/男
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