2026/5/12
令和の玲!しもだ玲です。
今朝は西武新宿線・上石神井駅での
活動報告からスタートしました。
朝活では、
話題となっている『ポテトチップス“白黒パッケージ化”』
について、お話しました。
単なる“インク不足”の話として見るか、
それとも、
・企業経営
・資源高騰
・リスク管理
に加え、広報戦略を含めた動きとして見るかで、
見え方がかなり変わってくるかなと思います。
■「ナフサ不足で白黒化」は本当なのか?
報道では、
中東情勢の緊迫化により、
ナフサを原料とする印刷インクなどの
調達が不安定になったため、
カルビーがパッケージを白黒2色へ変更するとされています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea6bd3cd48a0ec440e35ef57fc32c825ab276ba8
ただ、印刷や包材業界に詳しい方々からは、
「白黒にしなければならない理由としては不自然」
という指摘も出ています。
実際、色を出している主成分は“顔料”であり、
石油由来なのは主に溶剤や樹脂部分。
そのため、
“ナフサ不足だからカラー印刷ができない”
という単純な話ではない可能性があります。
また、現時点で
「インキ供給停止」レベルの危機ではないとの見方もあります。
■本当の背景は「コスト」と「リスク管理」か
一方で、包材業界では
・フィルム
・接着剤
・インキ
・溶剤
などが、
この数年で大幅値上がりしていると言われています。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001317.000043465.html?utm_source=chatgpt.com
印刷は通常、
“色数が増えるほどコストが上がる”構造です。
つまり、
白黒2色化は、
・包材コスト削減
・供給リスク分散
・緊急時対応の事前訓練
として見ると、かなり合理的です。
特に食品メーカーは、
「商品を止めること」が最も大きなダメージになります。
多少デザインを変えてでも、供給を維持する。
これは経営判断としては極めて現実的です。
■そして非常に“うまい”のが広報戦略
今回、特に興味深いのは、
カルビーが“隠さなかった”ことです。
むしろ、
白黒化を先に公表することで、
「え!?白黒になるの?」
という注目を集めることに成功しています。
つまり、
危機対応そのものが、
結果的に巨大な宣伝効果を生んでいる。
これは非常に現代的な広報です。
SNSでは既に、
「逆に欲しくなる」
「見つけたら買う」
「限定感がある」
という反応が大量に出ています。
仮に短期間で終われば、
“あの時の白黒パッケージ”として記憶に残る可能性すらあります。
■ただし、課題もある
一方で、今回の報道には、少し注意すべき点もあります。
それは、
「本当に資源危機なのか」
「実際はコスト調整なのか」
この線引きが曖昧なことです。
企業としては、
・安定供給
・コスト管理
・利益確保
は当然必要です。
しかし、消費者側から見ると、
ここ数年、
・内容量減少
・価格上昇
・実質値上げ
が繰り返されている中で、
さらに“白黒化”まで来ると、
「そこまで厳しいのか」と不安を感じる人が出るのも自然です。
■「何を削り、何を守るか」という経営
今回の件で、最も本質的なのはここだと思います。
企業経営とは、
限られた資源の中で、
“何を削り、何を守るか”
の連続です。
カルビーは、
少なくとも現時点では、
・雇用
・供給継続
・商品展開
を維持するために、
まず“パッケージ仕様”を調整している。
そう見ることもできます。
もちろん、これが本当に“苦渋の決断”なのか、
“戦略的PR”なのかは、今後の動きを見なければ分かりません。
しかし、少なくとも今回の件は、
単なる「白黒になったニュース」ではなく、
・資源価格高騰
・物流コスト
・中東リスク
・企業の危機管理
・SNS時代の広報
・ステルス値上げ
・ブランド戦略
など、
今の社会構造が凝縮された出来事だと感じました。
そして行政も同じです。
「便利になりました」
「導入しました」
だけではなく、
“その結果、何が減り、何が守られたのか”
まで説明できなければ、
本当の意味での説明責任にはなりません。
白黒になったのは、
パッケージだけなのか。
それとも、
私たちの社会そのものが、
少しずつ余裕を失ってきているサインなのか。
そんなことを考えさせられるニュースでした。
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ホーム>政党・政治家>しもだ 玲 (シモダ レイ)>カルビーの“白黒ポテチ”は危機対応か、天才PRか