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山本 しんいち ブログ

「頑張った人」が報われる仕組みになっているか ― 太田市役所の人事制度を考える

2026/7/27

こんにちは。太田市役所を退職して、太田市議会議員を目指す山本しんいちです。

今日は私が市民生活のために重要だと思う太田市役所の人事制度について考えます。

私はこれまで2つの自治体で、市民課、環境政策、農業振興、商業観光、工業振興といった現場の仕事に携わってきました。役所の中と外、両方の景色を見てきた立場から言えるのは、「制度の一体感」が自治体の力を大きく左右するということです。

自治体の人事は、大きく分けて次の4つの機能に着目してみます。

  1. 人財育成(OJT、研修や資格取得支援など)
  2. 人事異動(配置転換)
  3. 人事評価(成果や能力の評価)
  4. 昇任(昇格・昇進)

 

これまでの経験から私は肌感覚ではありますが、この4つがそれぞれ独立した「縦割り」の制度として運用されているように感じます。育成部門は育成部門で研修計画を立て、異動は異動で慣例に沿って行われ、評価は評価で人事考課シートを埋めるだけ。そして昇任は年功序列的な基準で決まっていく。それぞれの担当が真面目に仕事をしていても、全体として噛み合っていない、ということが起こり得ます。

それぞれが取り組んでいるのに嚙み合っていないように感じるからこそ、この4つの機能が有機的に連動しているかどうかは、一度立ち止まって検証すべきテーマだと考えています。

本当に重要なのは「評価を配置に活かす」こと

制度が独立して動いていることの最大の弊害は、「評価した結果が、次の配置に反映されない」という点です。

せっかく自己評価や評価者が評価をしても、その結果が異動先の決定に使われなければ、評価そのものが「儀式」になってしまいます。逆に、評価と配置がしっかりつながっていれば、

  • 得意分野を伸ばせる部署に配置される
  • 育成で身につけた専門性が活かされる
  • 頑張りが正当に昇任へつながる

という好循環が生まれます。これは職員のモチベーションだけでなく、住民サービスの質そのものに直結する話です。専門性を持った職員が適材適所で働けるかどうかは、窓口対応のスピードや政策の実行力に、静かに、しかし確実に表れてきます。

私は自分自身を、行政と民間の間をつなぐ「翻訳者」だと考えています。民間企業であれば、成果を出した人が次のポジションで力を発揮できるよう配置するのは当たり前の発想です。行政にも、この当たり前を取り入れる余地は十分にあると感じています。

もちろん、公務員の人事には民間とは異なる公平性や透明性の要請があります。だからこそ、制度を一体化させる際には、恣意的な運用にならないよう、評価基準や異動の考え方を職員にも住民にも見える形で示していくことが大切だと考えています。

太田市役所で働く一人ひとりの職員の力が、正しく引き出され、正しく報われる。そんな仕組みづくりに、これからも現場の声を聞きながら向き合っていきたいと思います。

 

~人をつむぎ、挑戦が生まれる太田市へ~

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著者

山本 しんいち

山本 しんいち

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