2026/6/11
こんにちは。太田市役所を退職して、太田市議会議員を目指す山本しんいちです。
私はこれまで太田市役所で勤務する中で、多くの優秀な行政職員に出会いました。
しかし近年、全国の自治体と同じように、太田市役所でも若手職員の退職が増えています。
転職をしたい。
起業に挑戦したい。
配偶者の転勤についていきたい。
子育てや介護に専念したい。
理由はさまざまですが、能力の高い職員が組織を離れていく現実があります。
一方で私は、退職することが必ずしも「市役所との縁が切れること」だとは思っていません。
むしろ外の世界で経験を積んだからこそ、市役所に新しい価値を持ち帰ることができるのではないでしょうか。
そこで私が提案したいのが、「太田市版アルムナイ採用(カムバック採用)」です。
アルムナイとは英語で「卒業生」を意味する言葉です。
民間企業では、一度退職した社員が再び会社へ戻る制度として広く活用されています。
最近では自治体でも導入が進んでいます。
例えば埼玉県では、転職・進学・出産・育児・介護などを理由に退職した元職員を再採用する「カムバック採用制度」を導入しています。制度導入前に退職した職員も対象としており、外部で培った経験を県政に生かすことを目的としています。
また船橋市では、退職後15年以内であれば再採用を受けられる制度を設けています。全国的に見てもかなり長い期間を設定した先進的な事例です。
なぜ今、こうした制度が必要なのでしょうか。
それは「人材不足」だけが理由ではありません。
私はこれからの自治体経営において最も重要なのは「人的資本経営」だと考えています。
道路や建物だけではなく、「人」こそが自治体最大の資産です。
優秀な人材が成長し、挑戦し、また戻ってこられる環境をつくることが重要です。
例えば太田市職員が、
・スタートアップ企業で働く
・大企業で人事やDXを学ぶ
・海外留学を経験する
・起業に挑戦する
・福祉や教育の現場で経験を積む
そして数年後に再び太田市役所へ戻ってくる。
その経験は必ず市民サービスの向上につながります。
私は「辞めること=裏切り」という考え方ではなく、「外で学び、再び地域に貢献する」という循環型の人材育成モデルを目指すべきだと思います。
もし私が太田市への提案を行うなら、次のような制度設計を考えます。
【太田市版アルムナイ採用(案)】
対象者
・太田市職員経験3年以上
・自己都合退職者を含む
・起業、転職、留学、育児、介護等を理由とする退職者
応募期間
・退職後15年以内
採用方法
・書類選考
・面接
・過去の勤務実績評価
特徴
・管理職経験者の復帰を可能にする
・DX人材や民間経験者を積極評価
・アルムナイネットワークを構築
・年1回の交流会開催
特に太田市には大きな強みがあります。
スバルをはじめとする製造業の集積。
多くの中小企業。
起業家コミュニティ。
外国人との共生環境。
こうした地域特性を活かせば、民間企業と行政を行き来する「人材の循環」が生まれます。
私は以前から「人財ジャンクション構想」を提唱しています。
年齢や立場を超えて、人と人がつながり、新しい挑戦が生まれる街。
アルムナイ採用は、その考え方を市役所組織にも取り入れるものです。
市役所を辞める人を引き留めるだけではなく、いつでも戻ってこられる環境をつくる。
挑戦する人を応援する。
失敗しても再チャレンジできる。
そんな組織こそが、これからの時代に求められる自治体ではないでしょうか。
私は「人をつむぎ、挑戦が生まれる太田市へ」という想いのもと、人を大切にする行政改革を提案していきたいと思います。
市役所が変われば、まちも変わる。
その第一歩として、太田市版アルムナイ採用を提案します。
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ヤマモト シンイチ/46歳/男
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