2026/7/1
札幌市内で路線バスを運行する各社が、2027年4月から運賃を引き上げる方針を明らかにしました。1区・2区ともに30円の値上げとなり、日常的にバスを使う市民にとっては家計への影響が気になるところです。

この記事では、運賃改定の具体的な内容と、値上げに至った背景、そして私たちの暮らしとの関わりをわかりやすく整理します。バスは通勤・通学や高齢者の外出を支える大切な足です。単なる「値上げ」の話としてではなく、札幌の公共交通の未来を考えるきっかけとして読んでいただければと思います。
目次
今回の改定では、1区・2区ともに30円引き上げられます。
| 区分 | 現行運賃 | 改定後 | 引き上げ額 |
|---|---|---|---|
| 1区 | 240円 | 270円 | +30円 |
| 2区 | 270円 | 300円 | +30円 |
報道によると、今回の改定は約50年続いてきた運賃の仕組みが見直される節目にあたるとされています。毎日バスを利用する方にとっては、積み重なると決して小さくない負担増です。
出典:Yahoo!ニュース(STV/北海道ニュース)|札幌の路線バス運賃引き上げ
対象事業者には、北海道中央バス、JR北海道バス、じょうてつなどが含まれます。豊平区・南区方面を走るじょうてつも対象に含まれており、豊平区民の生活にも直接関わる改定です。
値上げの最大の理由は、深刻なバス運転手の不足です。運転手が足りないことで、すでに路線の廃止や減便が相次いでいます。
各社は、運賃引き上げによる増収分を運転手の賃上げなど処遇改善に充て、人材の確保につなげたい考えです。つまり今回の値上げは、単なる収益確保ではなく、「バスという交通手段そのものを維持するための費用」という側面が強いといえます。
出典:Yahoo!ニュース(STV/北海道ニュース)|札幌の路線バス運賃引き上げ
バスは、次のような多くの市民の生活を支えています。
30円の値上げは1回あたりでは小さく見えても、毎日往復で使えば月・年単位では大きな金額になります。特に、通学定期を使う子育て世帯や、外出にバスが欠かせない高齢者への影響には目を向ける必要があります。
運転手不足は札幌だけの問題ではなく、全国の地方都市が直面している課題です。値上げによる処遇改善は必要な一歩ですが、それだけで運転手不足がすぐに解消するわけではありません。
これからの札幌の公共交通を維持していくためには、値上げに加えて、次のような視点も大切になると考えられます。
「値上げか、路線廃止か」という二者択一ではなく、市民の足をどう守っていくかを、地域全体で考えていくことが求められています。
札幌の公共交通やバス路線について、困っていることや「こうしてほしい」というご意見があれば、ぜひお聞かせください。皆さまの声が、これからの交通を考える手がかりになります。
著者:角谷尚哉(かくたに なおや)/医学博士・理学療法士。株式会社Health Link 代表取締役として心臓リハビリテーションの普及と医療・介護人材の育成に取り組む。国民民主党北海道 札幌市豊平区 政策委員。2027年札幌市議会議員選挙(豊平区)に向けて活動中。
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カクタニ ナオヤ/39歳/男
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