2026/4/29
ありがたいことに、北見市議会議員に当選させていただいてから、公約として掲げていたことを実現すべく、会派「新・北見」を立ち上げることができました。
会派を結成にあたり、いちばん多く受ける指摘、質問があります。
「一人会派では何もできないのではないか」
「なぜ、どこかの会派に入らないんですか?」
正直に言いうと、議会での私1人の議決力よりも大事にしたいことがあります。
そして、北見市の現状と、私が議員として果たしたい役割を重ねて考えていくと、今の時点ではこの選択が最も誠実な答えだという結論に至りました。
今日は、その理由をできる限り丁寧にお話ししたいと思います。
北見市議会の会派構成は、概ね3つの与党系会派が多数を占めています。一人の議員の議決力だけで市全体の意思決定を変えようとするのは、率直に言って現実的ではありません。
では、大きな会派をつくればいいのか。それも一つの道です。しかし、そのためには膨大な時間がかかります。
今の北見市には、その時間的余裕があるでしょうか。
財政健全化は待ったなしの状況にあります。また人口減少も物価高も、私たちが「準備が整ってから動こう」と言っている間にも、静かに、確実に進んでいます。
だとすれば、今ある議会の構造の中で、どのように北見を良くしていけるかを考えるしかありません。その答えとして私が選んだのが、「一人会派として、あらゆる会派の方々と、行政の皆さんと対話し続ける」というポジションです。
特定の会派に身を置けば、当然ながら他の会派との関係に制約が生じます。信頼関係の構築にも、コミュニケーションの自由度にも、目に見えない壁が生まれます。
私が大切にしたいのは、議会を「対立意見の多数可決」の場ではなく、「本質的論点に対する創意工夫」の場として、北見の未来を一緒に考える場にしていくことです。そのためには、どこかの旗の下に立つよりも、旗を持たないフラットな立場の方が、多くの方と率直に話せると考えています。
これは「どこにでもいい顔をする」という意味ではありません。むしろ逆で、特定の利害関係に縛られずに、客観的情報を議会全体に提供していくことや、全体の情報発信を、議会全体の理想に沿って進めることなど、客観的立ち位置だからこそできる役割をたくさんの皆さんに理解いただき、高度なバランスを保ちながら全体の役に立つという、新たな挑戦です。
もう一つ、私が大切にしている前提があります。
日々の業務に真剣に向き合っている現場の職員さんこそが、その分野の最もリアルな専門家である、という認識です。
しかし、現場の職員さんは縦割りの組織構造の中で動かざるを得ず、部署を横断するような提案や調整には、どうしても躊躇が生じます。これは個人の問題ではなく、構造の問題です。
議員は特定の常任委員会に所属しながらも、市全体をチェックする機関として横断的な視点を持てる立場にあります。その強みを活かして、個々の現場の「個別最適」を北見市全体の「全体最適」へとつないでいく調整役——それが、今この時代に求められている議員像だと私は考えています。
一人会派という選択は、今の北見市を変えるために、今この瞬間に自分ができる最善の立ち位置を選んだ結果です。
これからも、考えていることや活動の中身を、できる限り丁寧にお伝えしていきます。次回は、総務教育常任委員会という場をいただいた意味と、そこで何をしようとしているのかについて書く予定です。
引き続き、よろしくお願いします。
西野寛明
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ニシノ ヒロアキ/43歳/男
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