2026/4/27
日本全国に——シャッター街があります。
かつてにぎわっていた商店街が、今は静かになっている。シャッターが下りたまま開かない店が並ぶ——この風景は、加須市だけの問題ではありません。
でも今日は——「シャッター街はなぜ生まれたのか」という後ろ向きの分析ではなく、「未来の商店街はどうなるのか」という前向きな話をします。
AI、シェア店舗、地域通貨、コミュニティ再生——これらの視点で、商店街を「再設計」してみます。
なぜ商店街は死んだのか——3分で整理する
未来を語る前に——過去を正直に振り返ります。
①郊外型ショッピングモールの台頭
車社会の進展とともに——イオン、ビバモール、モラージュ——郊外の大型商業施設に客が流れた。商店街は「不便」「品揃えが少ない」として敬遠されるようになった。
②後継者不足
商店主が高齢化しても——子どもが継がない。「商売より安定した会社員の方がいい」という価値観が広がり、店が閉まっていった。
③EC(ネット通販)の普及
Amazonで翌日届く時代——「わざわざ商店街に行く理由」がなくなった。
④「物を売るだけ」という限界
商店街が「物を売る場所」だけだった限り——ECに勝てない。ECの方が安くて、便利で、品揃えが多いから。
これらが複合的に重なって——商店街は死んでいきました。
でも——だからこそ、「未来の商店街」の設計図が見えてきます。
未来の商店街①:AIが「店主」をサポートする
「AIがいれば、一人でも商店を経営できる」——これが未来の商店街の第一の姿です。
現在の商店主が抱える課題——在庫管理、発注、会計、マーケティング——これらは全部、経営の専門知識が必要です。
でもAGIが発展すれば——。
在庫管理:売れ筋商品をAIが予測して、自動発注する。「売れ残り」「品切れ」が最小化される。
会計・税務:売上データをAIが自動集計して、確定申告書類を自動作成する。「税理士に頼むお金がない」という小規模店舗でも、適切な会計管理ができる。
マーケティング:「どのお客さんに、どんな商品を勧めるか」をAIが分析して提案する。「常連客の〇〇さんは、毎月この商品を買っている。そろそろ切れる頃だから連絡してみよう」——AIが教えてくれる。
多言語対応:外国人観光客が来ても、AIが自動翻訳して対応できる。
「商売のプロでなくても、AIがサポートしてくれるから商店を開ける」——この時代が来れば、後継者不足の問題が大きく改善されます。
加須市の空き店舗——AIサポートがあれば、新しいチャレンジャーが入りやすくなります。
未来の商店街②:シェア店舗が「空き店舗」を埋める
「一つの店舗を、複数の人がシェアする」——これが未来の商店街の第二の姿です。
現在の空き店舗問題——「借りるには家賃が高すぎる」「毎日営業する必要はない」「試しにやってみたいけど、リスクが大きい」——これらが、新規出店の障壁になっています。
シェア店舗なら——。
月・水・金は〇〇さんのカフェ
火・木は△△さんのハンドメイド雑貨店
土・日は□□さんのパン屋
一つの店舗を複数の人がシェアすることで——家賃負担が下がる。営業日を自分で選べる。「週2日だけ営業する」という働き方が可能になる——。
「副業として週末だけ店を開く」「定年後の生きがいとして小さな店を持つ」「趣味を仕事にしてみる」——シェア店舗は、こういう「小さな挑戦」を可能にします。
全国各地でシェア店舗の成功事例が生まれています。
島根県の「みんなの商店街」、高知県の「日曜市」——地域の人たちが小さな店を出すことで、商店街に人が集まり始めた事例があります。
加須市のビバモール加須の空き店舗——シェア店舗として活用すれば、新しい賑わいが生まれるかもしれません。
未来の商店街③:地域通貨が「お金の流れ」を変える
「地域の中でお金が循環する仕組み」——これが未来の商店街の第三の姿です。
現在の問題——地域でお金を使っても、そのお金は大企業・本部・株主に流れていきます。
イオンで買い物をする→売上がイオン本部に行く→地域には雇用と固定資産税だけが残る——地域経済への貢献は限定的です。
地域通貨なら——。
「加須コイン」を使って地域の店で買い物をする→「加須コイン」は加須市内でしか使えない→地域内でお金が循環する→地域の店が潤う→地域が豊かになる——。
地域通貨の成功事例
岐阜県飛騨市の「さるぼぼコイン」——地域内のキャッシュレス決済として普及。地元店舗の売上向上に貢献しています。
千葉県木更津市の「アクアコイン」——地域通貨を使った経済圏が形成され、地元店舗を応援する文化が生まれています。
加須市版地域通貨「加須コイン」の可能性
北川辺米を「加須コイン」で購入できる。加須駅前のカフェで「加須コイン」が使える。加須市内の農産物直売所で「加須コイン」が使える——。
地域内でお金が循環する仕組みを作ることで——加須市の経済が自立し始めます。
AGI時代——ブロックチェーン技術を活用した地域通貨は、より安全で使いやすくなります。
未来の商店街④:コミュニティ再生が「来る理由」を作る
「物を買う場所」から「人が集まる場所」へ——これが未来の商店街の第四の姿です。
ECに勝てない理由——「物を売るだけ」だから。
ECに勝てる理由——「体験・つながり・コミュニティ」を提供できるから。
未来の商店街に必要なもの
①コミュニティスペース
カフェ、広場、縁側——人が「なんとなく来たくなる」場所。特に用事がなくても、ふらっと立ち寄れる場所。
フランスの田舎町の広場——毎日お爺さんたちが集まって話をしている。「物を買う」ためではなく「人と会う」ために来る——これが商店街の本来の姿です。
②体験型の店舗
「物を売る」だけでなく「体験を売る」——ワークショップ、料理教室、農業体験——ECでは絶対にできない「体験」を提供する店舗。
北川辺米の田植え体験ツアー。加須うどんの手打ち体験——これらは「来る理由」になります。
③世代を超えた交流の場
高齢者のお茶飲み場所。子どもの遊び場。若者の作業スペース——世代が混ざり合う場所が、商店街の新しい役割になります。
新住民と旧住民が自然に出会える場所——加須市の課題である「新旧住民の共生」を、商店街が解決できるかもしれません。
未来の商店街⑤:メタバースと連動する
「リアルとバーチャルが融合した商店街」——これが未来の商店街の第五の姿です。
以前の記事で「加須市をメタバース化したら」という話を書きました。
これは商店街にも応用できます。
バーチャル加須商店街
メタバース上に「加須商店街」を作る。全国・世界中の人が、アバターで「加須商店街」を歩ける。気に入った商品をバーチャルで試して、リアルで注文できる——。
北川辺米をバーチャルで「見て」「説明を聞いて」、その場でリアル注文できる——。
「物理的に加須市に来られない人」が、バーチャルで加須市の商店街を体験できる。そして「本物を見たい」と思ってリアルに来る——メタバースが集客装置になります。
加須市の「未来の商店街」を設計すると
これらの要素を組み合わせて——加須市の「未来の商店街」を設計してみます。
加須駅前2030ビジョン——商店街バージョン
1階:シェア店舗エリア
週替わりで様々な店が出店する。今週は地元農家の野菜直売。来週は手作りアクセサリー。再来週は加須うどんの実演販売——毎週来るたびに、違う楽しみがある。
2階:コミュニティスペース
カフェ、作業スペース、ワークショップ室——「なんとなく来たくなる」場所。AI搭載のコンシェルジュが、来訪者の悩みに答えてくれる。
3階:クリエイタースペース
アニメ・イラスト・映像クリエイターが集まる場所。加須市の風景を作品に変えるクリエイターの拠点。
地域通貨「加須コイン」対応
駅前商店街の全店舗で「加須コイン」が使える。コインを使うほど、地域に還元される仕組み。
バーチャル加須商店街と連動
全国・世界中の人が、メタバースで加須商店街を体験できる。リアル来訪への誘導装置として機能する。
商店街再生のカギは「目的地」になること
未来の商店街に共通するのは——「目的地」になることです。
「買い物のついでに寄る場所」ではなく「ここに来るために出かける場所」——。
渡良瀬遊水地に来たついでに、加須駅前の商店街に寄る。アニメ聖地巡礼に来たついでに、シェア店舗の地元グルメを食べる——「ついでに寄る」から「ここが目的地」へ。
この転換が——未来の商店街の本質です。
おわりに
地方都市の「未来の商店街」はどうなるのか——。
AI、シェア店舗、地域通貨、コミュニティ再生、メタバースとの連動——これらを組み合わせることで、シャッター街は「未来の賑わいの場」に生まれ変われます。
カスミが撤退した。ビバモール加須の空き店舗が増えた——これは「終わり」ではなく「再設計のチャンス」です。
「物を売る場所」から「人が集まる場所」へ。「来なければならない場所」から「来たくなる場所」へ——。
加須駅前2030ビジョン——未来の商店街を、今から設計します。
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オオサワ アツシ/46歳/男
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