2026/6/11
こんにちは。
福井市議会議員選挙に挑戦予定の大谷隆将です。
今回は、私自身の経験から
「公務員と民間の違い」そして「働くことの本質」についてお話しします。
■ 「お金のために働く」という感覚がなかった
私は大学卒業後、福井大学での勤務を経て、消防職員として14年間働いてきました。
正直に言います。
これまで私は、“お金のために仕事をする”という感覚を持ったことがありませんでした。
もちろん給料日は嬉しい。
しかしその感覚は、「自分で稼いだ」というよりも「ルールに基づいて支給されている」というものでした。
さらに、住宅ローンを組む際に担当者から言われた言葉が印象に残っています。
「一般的に見れば、年収は“中の上”くらいありますね」
このとき私は、「自分は平均より少し上の生活をしている」という認識を持ちました。
■ 民間に出た瞬間、世界が変わった
しかし――
議員を目指して公務員を退職し、損害保険会社の営業職に就いた瞬間、その認識は完全に覆されました。
民間はシンプルです。
成果がすべて。
頑張っても成果が出なければ収入は下がる
頑張らなくても成果が出れば収入は確保される
つまり、「やったかどうか」ではなく「結果を出したかどうか」これだけで評価される世界です。
■ 「当たり前の厳しさ」に直面する
さらに厳しいのはここからです。
私が今いる会社では、半年ごとにノルマが設定されています。
そして――
そのノルマを達成できなければ、契約は更新されない。
つまり、成果が出なければ、職を失う。
これが現実です。
公務員時代には、どれだけ忙しくても、「来月の収入がゼロになるかもしれない」という不安は一切ありませんでした。
しかし今は違います。
常に結果を問われる緊張感の中で働いています。
■ 「売る仕事」の難しさ
さらに、保険営業は特殊です。
売るのは“モノ”ではありません。
形のない「安心」です。
企業の社長や担当者に対して、なぜこの保険が必要なのか、なぜ今見直すべきなのか、これを言葉だけで納得してもらう必要があります。
公務員時代に行っていた
・制度の説明
・防火講話
・救命講習(胸骨圧迫の指導)
これらとは、似ているようでまったく違います。
公務員は「正しいことを伝える仕事」
営業は「相手に選んでもらう仕事」
ここに大きな違いがあります。
■ それでも、公務員の給料は「高くあるべき」
ここで誤解してほしくないのは、私は公務員の給料が高いことを否定していないという点です。
むしろ私は、公務員の給料は“中の上”であるべきだと考えています。
理由は明確です。
公の仕事は、絶対に歪められてはいけないからです。
・買収されない
・賄賂に流されない
・公平性を守る
そのためには、生活に困らない収入が担保されていることが前提です。
もしこれが崩れれば、行政の信頼そのものが崩壊します。
■ 民間と公務員、どちらが正しいのか
では、「民間が正しくて、公務員が甘いのか」
そうではありません。
私は今、はっきりと言えます。
どちらも必要です。
民間は「成果で社会を動かす力」
公務員は「公平で安定した社会を守る力」
役割が違うだけです。
■ 外に出て初めて見えたもの
私が民間に出て一番強く感じたことは、「当たり前」は当たり前ではないということです。
安定も、収入も、仕事も、それはすべて仕組みとして守られていたものでした。
外に出て初めて、
・稼ぐことの難しさ
・評価されることの厳しさ
・仕事を失うリスク
これらをリアルに理解しました。
■ この経験を、政治に活かす
私は今、公務員としての経験と、民間としての経験、その両方を持っています。
だからこそ、
・現場のリアル
・制度の限界
・経済の厳しさ
これを一体として考えることができると考えています。
■ 最後に
消防として現場で命を守ってきた経験。
民間で結果を求められる厳しさ。
この両方を知った今、私は思います。
「制度は、人の生活を守るためにあるべきだ」
そのために、私は政治に挑戦します。
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ホーム>政党・政治家>大谷 たかまさ (オオタニ タカマサ)>消防を辞めて知った「民間の厳しさ」――安定の外に出て初めて見えた現実