2026/6/7
こんにちは。
福井市議会議員選挙に挑戦予定の大谷隆将です。
私たち人間は、自分が見ているものを「正しい」と無意識に信じています。
しかし実際には、その認識は決して完全なものではありません。
代表的な例が「錯視」と「盲点」です。
錯視は、実際とは違って見えてしまう現象。
盲点は、そもそも見えていないのに、脳が勝手に補完してしまう領域です。
重要なのは、これらは訓練しても完全には克服できないという点です。
どれだけ経験を積んでも、どれだけ注意深くなっても、人間の構造上、「見えないものは見えない」「誤って認識することは避けられない」のです。
■ 現場で学んだ「人は必ず見落とす」という前提
私は消防職員として14年間、さまざまな現場に立ってきました。
火災現場でも、救助現場でも、「見えているつもり」が最も危険です。
・確認したつもり
・大丈夫だと思った
・いつも通りだから問題ない
こうした思い込みが事故につながるケースを、何度も見てきました。
だからこそ現場では、
「人は必ずミスをする」
「人は必ず見落とす」
という前提で、安全管理が組み立てられています。
ダブルチェック、指差し確認、声出し確認。
これらはすべて、「人間の限界」を前提にした仕組みです。
■ 政治も同じ構造にある
この考え方は、政治にもそのまま当てはまります。
人は誰でも、自分の立場や経験から物事を見ています。
つまり、自分の視点そのものが「錯視」を起こしている可能性があり、また「盲点」によって見えていない部分が必ず存在します。
例えば――
・子育て世代には見えている課題が、高齢者には見えていない
・農業の現場で起きている問題が、都市部の人には伝わっていない
・行政の中にいると、市民の不便さに気づけない
こうしたズレは、誰が悪いわけでもなく、「人間である以上、避けられない現象」なのです。
■ だからこそ「対話主義」が必要
地域政党ふくいの党が掲げる「対話主義」は、まさにこの人間の限界を前提にした考え方です。
自分の意見が正しいと思うのではなく、「自分は見誤っているかもしれない」と認識する。
そして、異なる立場の人と対話を重ねることで、自分の中の錯視を修正し、盲点を埋めていく。
・現場の声
・市民の声
・異なる価値観
これらをぶつけ合うことで、初めて全体像が見えてくるのです。
■ 「正しさ」ではなく「精度」を高める政治へ
政治の世界では、しばしば「どちらが正しいか」という議論になりがちです。
しかし本来重要なのは、「どちらがより現実を正確に捉えているか」ではないでしょうか。
一人の視点では、必ず見落としが生まれます。
だからこそ、多様な視点を持ち寄り、修正し続けることが必要です。
それは、時間も手間もかかるやり方です。
しかし、最も確実に精度を高める方法でもあります。
■ 福井にとって本当に良い選択をするために
福井をより良くするためには、「自分の考えを通すこと」ではなく、「より良い答えに近づくこと」が重要です。
そのために必要なのは、
・自分の認識の限界を知ること
・違う意見を排除しないこと
・対話を通じて修正し続けること
です。
人は必ず見誤る。
だからこそ、対話が必要なのです。
私はこれからも、現場で培ったこの考え方を政治に活かし、福井にとって最善の選択を見つけ続けていきます。
この記事をシェアする
ホーム>政党・政治家>大谷 たかまさ (オオタニ タカマサ)>「人は必ず見誤る」――だからこそ対話が必要な理由