2026/6/6
こんにちは。
福井市議会議員選挙に挑戦予定の大谷隆将です。
「自分は人を見る目がある」
こう思ったことがある方は、決して少なくないと思います。
私自身も、消防の現場や行政の仕事を通じて、多くの人と関わる中で「人を見抜く力は大事だ」と感じてきました。
しかし同時に、こうも感じています。
「人を見る目がある」と思った瞬間ほど、実は危ない。
■ 経験が浅いほど“自信だけは強くなる”現象
この感覚には、心理学的に説明がついています。
それが ダニング=クルーガー効果 です。
簡単に言うと、知識や経験がまだ少ない人ほど自分の理解を過大評価しやすいという現象です。
なぜかというと、「間違っていることに気づく力」も、同じく不足しているからです。
つまり、
👉 分かっていないのに、分かった気になる
👉 見抜けていないのに、見抜けていると思う
という状態に陥ります。
■ 現場で見てきた“判断ミスの正体”
消防の現場でも、これはよく起きます。
経験が浅い時期ほど、 「これはこういうケースだ」と早く決めつけてしまう。
しかし、経験を積むほど分かってくるのは、現場はそんなに単純ではないということです。
火災一つとっても、原因も進行も状況も毎回違う。
人も同じで、表面だけで判断できるほど単純ではありません。
それでも人は、 「一度当たった経験」を根拠に、
👉 自分は見抜ける
👉 自分は判断できる
と信じてしまう。
ここに大きな落とし穴があります。
■ 本当に力がある人ほど「分からない」と言う
逆に、経験を積んだ人ほどこう言います。
「まだ分からない」
「判断はもう少し情報を見てから」
これは弱さではありません。
むしろ、現実を正しく理解している証拠です。
本当に怖いのは、
👉 分かっていないのに断定すること
👉 自信だけで意思決定すること
です。
これは、個人レベルの問題にとどまらず、組織や行政においては重大な判断ミスにつながります。
■ 政治において最も危険な“思い込み”
私はこれから市政に挑戦しますが、
政治の世界でも同じことが言えます。
「自分は現場を分かっている」
「この政策が正しいに決まっている」
こうした思い込みは、非常に危険です。
なぜなら、政策は
👉 一部の視点ではなく
👉 多様な立場やデータを踏まえて
決めるべきものだからです。
■ 大切なのは「疑う力」と「修正する力」
では、どうすればよいのか。
答えはシンプルです。
👉 自分の判断を疑うこと
👉 間違いに気づいたら修正すること
私は消防の現場で、「失敗は取り返せるが、見誤りは命に関わる」という現実を何度も見てきました。
だからこそ、
👉 早く決めるより、正しく決める
👉 自信より、検証
この姿勢を大切にしています。
■ 「見抜ける自分」より「学び続ける自分」でありたい
「人を見る目がある」と思うこと自体は、悪いことではありません。
しかし、その感覚を過信した瞬間、判断は確実にズレていきます。
大切なのは、
👉 見抜ける自分を信じることではなく
👉 学び続ける自分でいること
です。
私はこれからも、現場で培った経験を活かしながら、それに頼りすぎることなく、データ・対話・検証を重ねる政治を実現していきます。
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ホーム>政党・政治家>大谷 たかまさ (オオタニ タカマサ)>「人を見る目がある」という全能感の正体——それ、本当に正しいですか?