2026/5/13
公務員として採用されたとき、必ず行うのが**「服務の宣誓」**です。
これは単なる儀式ではなく、公務員としての法的・倫理的な出発点を明確にする行為です。
消防・警察・市役所・県庁など職種を問わず、地方公務員は全員この宣誓を行います。
法的根拠:地方公務員法第31条
服務の宣誓は、地方公務員法第31条 に基づく義務です。
条文の趣旨を要約すると次のとおりです。
公務員は、全体の奉仕者として公共の利益のために勤務し、職務の遂行に当たっては法令・条例・上司の命令に従い、誠実かつ公正に職務を行うことを誓う。
つまり宣誓とは
👉「私は住民全体のために働きます」
👉「法令を守ります」
👉「職務に全力を尽くします」
という公的な約束です。
宣誓の目的
服務の宣誓には大きく3つの意味があります。
① 全体の奉仕者であることの確認
公務員は特定の人や組織のためではなく、住民全体の利益のために働く存在です。
政治家・上司・団体ではなく、最終的な奉仕の対象は「住民」です。
② 法令遵守の誓約
公務員は強い権限を持つ仕事も多く、その分 法令遵守(コンプライアンス) が絶対条件になります。
宣誓は
「ルールに従って職務を行う」
という自己拘束の意味を持ちます。
③ 公務員倫理の自覚
服務の宣誓は、法律だけでなく職業倫理の宣言 でもあります。
公正
中立
誠実
公平
これらを守ることを、自分自身に課す行為です。
宣誓をしないとどうなるか
宣誓は法定義務なので、宣誓を行わない場合は
▶ 任用の効力が発生しない
▶ 公務員として職務に就けない
と解されています。
つまり、宣誓をして初めて「公務員としての身分が完成する」という位置づけです。
宣誓と服務規律の関係
服務の宣誓はゴールではなく、ここから服務規律が始まるという意味を持ちます。
代表的な服務義務には:
信用失墜行為の禁止
守秘義務
職務専念義務
政治的行為の制限
争議行為の禁止
などがあります。
これらすべての根底にあるのが
👉「宣誓した内容を守る」
という考え方です。
現場感覚から見た「宣誓」の重み
服務の宣誓は形式的に見えるかもしれません。
しかし現場に立つと、その意味は非常に重くなります。
たとえば災害対応では、自分の家族より先に現場へ向かう、危険な場所でも職務を遂行する、誰一人として見捨てない、こうした行動の根拠は、宣誓によって自らに課した責任にあります。
宣誓とは
「覚悟の言語化」
と言い換えることができます。
まとめ
服務の宣誓とは単なる儀式ではなく、
✔ 全体の奉仕者として働くという誓い
✔ 法令遵守の約束
✔ 公務員倫理の出発点
✔ 身分を成立させる法的行為
です。
そして何より、住民の命と暮らしを守る覚悟を自分に課す行為と言えます。
福井市議会に挑戦する決意をしました。
大谷たかまさです。
命を守ってきた。
次は暮らしを守る。
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ホーム>政党・政治家>大谷 たかまさ (オオタニ タカマサ)>公務員が入職時に行う「服務の宣誓」とは何か