2026/3/17
福井市は「公園が多い街」です。
市街地を歩けば、小さめの近隣公園から地域の広めの公園まで、いたるところに緑地が配置されています。
しかし、実際に子育て世帯の声を聞くと──
「公園の数は多いけど、質が低い」
「結局、行きたい公園がほとんどない」
という不満が非常に多いのが現実です。
では、なぜ“数は多いのに質が低い”と言われるのでしょうか?
この記事では、その理由を分かりやすく解説します。
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■ ① 古い遊具が多く、更新されないまま放置されている
福井市の公園の多くは、
平成初期~中期に整備されたまま大きな更新がされていない
という課題があります。
結果として、
20〜30年前とほぼ同じ遊具
老朽化で遊具が撤去され、そのまま空きスペース化
遊具の色褪せ、メンテの遅れ
特に“撤去だけして新しい遊具を入れない”公園が多く、
子どもと行くと「遊ぶものが無い…」となってしまいます。
「安全性の確保」だけが優先され、
“遊具の更新”への投資が追いついていないのが大きな問題です。
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■ ② 遊具の種類が少なく、どこも似たような公園になる
福井市内の公園を回ってみると、次のような傾向があります。
小さめのすべり台
ブランコ
鉄棒
砂場
以上。
という公園が非常に多い。
つまり、
“どこに行っても同じ”
“その公園に行く理由がない”
という状況が起きています。
他県だと、
ロープネット遊具
大型複合遊具
水遊びエリア
芝生広場+アスレチック
バランス遊具
クライミングウォール
など、多様な遊具・体験が揃い、
「その公園にしかない価値」が生まれている。
福井市は、この“多様性”が圧倒的に足りません。
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■ ③ 木陰・休憩スペース・トイレなど“親目線の快適性”が弱い
公園の“質”は遊具だけでは決まりません。
特に子育て世帯の場合、重要なのは次のポイント。
十分な木陰(夏の熱中症対策)
清潔で使いやすいトイレ
ベビーカーでも動ける園路
多目的トイレ・おむつ替え台
駐車場の有無
ベンチの配置
しかし、福井市内の公園の多くは、
木陰がほぼ無い
トイレが古い & 汚い
ベンチが少ない
駐車場がないor少なすぎる
という弱点を抱えています。
つまり、
“子どもは楽しめるけど、大人がつらい公園”
になってしまっているのです。
この状況では、長時間滞在は難しく、
親の負担が増える → 行く機会が減る
という悪循環が起きてしまいます。
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■ ④ 遊び場に「年齢別のゾーニング」がされていない
現在の公園整備で全国的に進んでいるのが、
乳幼児向けエリア
幼児〜小学生向けエリア
小学生高学年向け運動エリア
のゾーニング設計です。
しかし、福井市ではこれが十分ではありません。
結果として、
幼児用遊具のすぐ近くで小学生が全力疾走
乳幼児が安全に遊べるエリアがない
小学生向け遊具がほぼ存在しない
といった“年齢ミスマッチ”が起きています。
公園は多いのに、
子どもの成長段階に寄り添った空間が少ないのです。
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■ ⑤ 地域公園が多すぎて、整備費が分散してしまう
福井市の公園は、
「数が多すぎて1つ1つにお金をかけられない」
という構造的な問題も抱えています。
小規模公園が多過ぎる
1つあたりの予算が薄くなる
結果、遊具更新やリニューアルが進まない
つまり、
公園の“数”を維持するコストに追われて、
“質の向上”に投資できない
という本末転倒な状況。
全国では今、
小規模公園を維持しつつ、
大型公園に投資する“選択と集中”が広まり始めています。
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■ ⑥ そもそも“利用者の声”を反映する仕組みが弱い
他都市では、公園リニューアルの際に
子育て世帯向けアンケート
ワークショップ
事前意見募集
モニタリング実施
などが当たり前ですが、
福井市はこの仕組みが弱いと言われています。
結果として、
現場に合わない遊具配置
実際のニーズとズレた整備
“使いづらい公園”の更新がそのまま続く
という状態になりがちです。
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■ まとめ:福井市は「数」よりも「質」を高める時期に来ている
ここまでの内容をまとめると、
福井市の公園が“質が低い”と言われる理由は次の通り。
✔ 遊具が古く、更新が遅い
✔ どこも似たような遊具で個性がない
✔ 親が快適に過ごせる設備が弱い
✔ 年齢別ゾーニングが不十分
✔ 公園数が多すぎて予算が分散している
✔ 利用者の声が反映しにくい仕組み
つまり、
「たくさんあるけど、行きたい公園が少ない」
という状態です。
これからの福井市に必要なのは、
“選択と集中”で質の高い公園を増やすこと。
少子化時代こそ、
1つ1つの公園に「その公園に行きたくなる理由」を作ることが重要です。
福井市の未来の子育て環境を考えるうえで、
公園の質の見直しは避けて通れないテーマだといえます。
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福井市議会に挑戦する決意をしました。
大谷たかまさです。
命を守ってきた。
次は暮らしを守る。
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ホーム>政党・政治家>大谷 たかまさ (オオタニ タカマサ)>福井市の公園、“数は多いのに質が低い”と言われる理由|子どもを連れて行くと分かる“本当の課題”