2026/2/3
北陸新幹線が福井に延伸し、観光は大きく伸びるだろう——。
多くの人がそう期待した。しかし実際には、観光客は来ても滞在時間が短い、宿泊が伸びない、街中のにぎわいが続かない といった課題が浮かび上がっている。
この記事では、福井市が抱える観光の課題を整理し、今後どんな改善策が必要なのかをわかりやすく解説する。
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■ 1. 「福井らしさ」が伝わりにくい
福井市には、歴史ある朝倉氏遺跡、全国屈指の庭園・養浩館、足羽山、恐竜、越前ガニなど、豊富な観光資源がある。
しかし、問題は “どれを看板にするのかが分かりにくい” ことだ。
▶ 改善策
街全体で一本の物語をつくること。
例えば、
「1000年の歴史を歩き続ける城下町・福井」
「恐竜と歴史が共存する街」
このような統一したテーマがあれば、観光客の印象づけが強まり、SNS発信も行いやすくなる。
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■ 2. 駅前だけがにぎわう“回遊性の壁”
北陸新幹線開業で駅前は見違えるほど新しくなった。
しかし、駅前から片町や中央商店街、足羽山へと歩く導線には「楽しさ」がまだ少ない。
▶ 改善策
“歩いて楽しいルート”をつくること。
雨や雪の日でも歩ける小さな屋根つきスポット
カフェや屋台などのポケットスペース
夜でも寄り道したくなるライトアップ
街なかのイベントを定期開催
駅だけに人が集まり、街に広がらない現状を変えるには“回遊性”が鍵だ。
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■ 3. 宿泊を引きつける魅力が足りない
福井市は、観光客が「泊まらず帰れる街」になってしまっている。
▶ 改善策
“夜の福井”を魅力的にすること。
足羽川のナイトクルーズ
朝倉氏遺跡の夜間ライトアップ
恐竜ARやナイトツアー
福井城址のプロジェクションマッピング
夜の魅力が増えれば、自然と「今日は泊まろう」という選択が生まれる。
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■ 4. 恐竜博物館との連動が弱い
恐竜博物館は全国的に人気が高いが、来館者が「福井市には寄らず帰る」傾向が強い。
▶ 改善策
福井市内に“恐竜体験の第2拠点”をつくる。
駅前の短時間VR恐竜体験
化石発掘ワークショップ
恐竜グルメ・恐竜土産の充実
恐竜デザインの移動シャトルで街を巡る
「恐竜の入口=福井市」という位置づけをつくれば、市街地への誘客が増える。
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■ 5. 公共交通が弱く、観光地を回りにくい
福井市は車社会のため、観光客には移動が難しい。
▶ 改善策
“観光客が迷わない交通”を整える。
一乗谷へ直通の観光シャトル
AIオンデマンドバス
冬でも使えるシェアサイクル
観光地間の周遊バスの強化
移動が快適になるほど、滞在時間と消費額はしっかり伸びる。
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■ 6. 体験型観光が少ない
いまの観光は「見る」から「参加する」へ変わっている。しかし福井市は体験メニューがまだ限られている。
▶ 改善策
地元の強みを活かした体験プログラムをつくる。
越前和紙のワークショップ
伝統工芸と現代アートのコラボ体験
足羽山のモーニングツアー・夜景案内
地酒・グルメ体験
体験が増えるほど、口コミとSNSが自然と広がる。
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■ 7. SNSでの存在感が薄い
観光は情報戦だが、福井市はまだSNSで目立てていない。
▶ 改善策
「福井が映える」写真と動画の仕掛けを増やす。
ライトアップ、モニュメント、撮影スポット
若者向けの公式SNS戦略
インフルエンサーとの連携
外国語SNSの発信強化
いまの時代、検索されない地域は存在していないのと同じ。
だからこそ、強い発信構造が必要だ。
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■ 8. 地元の“観光意識”がまだ低い
福井市は謙虚な県民性もあり、「観光で街を盛り上げる」という意識がまだ十分ではない。
▶ 改善策
市民参加型の観光づくりへ転換する。
市民アンバサダー制度
地元飲食店の週末営業時間の延長
市民が参加できるまちなかイベント
観光ボランティアガイドの育成
観光は“街全体で育てる産業”。
その意識が広がれば、福井市はもっと強くなる。
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■ まとめ:福井市の観光は「課題=伸びしろ」
課題が多いように見えるが、実は 伸びしろの大きさ の裏返しだ。
恐竜という唯一無二の資源
駅前の再開発
一乗谷・養浩館という歴史の深み
コンパクトシティで回りやすい強み
これらを活かし、
「福井らしさの確立」
「夜の魅力づくり」
「歩きたくなる街へ」
という3大戦略を進めていけば、福井市は“通過される街”から“選ばれる街”へ確実に変わる。
福井の本当の魅力が輝く未来は、すぐそこまで来ている。
福井市議会に挑戦する決意をしました。
大谷たかまさです。
命を守ってきた。
次は暮らしを守る。
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