2026/7/9
【宮古島市 視察報告】
宮古島市役所にて、シェルター整備と「エコアイランド宮古島」の取り組みについて視察を行いました。
宮古島を含む先島諸島は、台風などの自然災害に加え、南西諸島を取り巻く安全保障上のリスクにも向き合う地域です。
宮古島市では、新総合体育館の建設にあわせ、地下部分に特定臨時避難施設、いわゆるシェルター機能を持たせる計画が進められています。
住民の命を守る備えとして重要である一方、シェルターは「造れば安心」というものではありません。費用、維持管理、平時の活用に加え、非常時の電源・水・トイレ・換気・備蓄・要配慮者対応など、実際に機能する運用体制が問われます。
また、地下ダム資料館も視察しました。
宮古島には大きな河川がなく、生活用水の多くを地下水に頼っています。地下ダムは農業用水などを安定的に確保する重要な仕組みであり、水量の確保と水質環境の保全は一体で考える必要があると感じました。
宮古島市では「エコアイランド宮古島」として、地下水の保全、ごみの削減、資源循環、再生可能エネルギーの活用など、島の特性を活かした取り組みが行われています。
一方で、私は再生可能エネルギーを無条件に進めればよいとは考えていません。安易な再エネ開発は、景観、農地、森林、水源、防災面に影響を与える可能性があります。
大切なのは、看板を先行させることではなく、地域の自然環境、暮らし、農業、観光、防災、安全保障まで含めて、現実的に地域に役立つ政策を考えることです。
これは、本庄市が児玉郡と連携して進めている防災庁誘致にも通じる視点です。
国の機能分散や防災拠点の整備は重要です。
しかし、誘致そのものが目的化してはなりません。
本庄市・児玉郡が広域防災の拠点を目指すのであれば、交通の要衝という強みを活かしつつ、地域全体の防災力、受援体制、物資・情報の拠点機能、災害時に本当に動ける仕組みをどう整えるかが問われます。
今回の視察を通じて、防災・水資源・水質環境・エネルギー・安全保障を一体で考える重要性を改めて感じました。
本庄市・児玉郡においても、名前だけではなく、現実に機能する防災体制づくりに向けた提案につなげていきます。




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