2026/6/4
町田市民の皆様、こんにちは。町田市議会議員の小沢タケルです。

稲垣康治新市長が表明した令和8年度施政方針を、一切のブラックボックスなしで丸ごとオープンにしていく連載シリーズ。ついに今回が最終回(第5部)となります。
これまで「デジタル」「健康」「子育て」「防災」「交通」と、暮らしに直結するテーマを紐解いてきましたが、これら全ての施策を実行するための“エンジン”となるのが、今回解説する「産業振興(地域経済の活性化)」と「財政経営(持続可能な予算の仕組み)」です。
2026年の今、町田市には非常に熱い追い風が吹いている一方で、次世代に向けた行財政改革の正念場でもあります。施政方針に示された「稼ぐ町田」の具体策を、民間ビジネスの視点からファクトベースで総括します。
稲垣市長は方針の中で、地域を元気にする明るい話題として「FC町田ゼルビア」の目覚ましい活躍を挙げました。2026年に入り、ゼルビアがアジア最高峰の舞台である「AFCチャンピオンズリーグ(ACL)」へと駒を進めたことは、町田の名を世界に広める歴史的な好機です。
スポーツ・文化をフックにした「シティプロモーション」の強化 単に一チームを応援するに留まらず、国内外から町田へ訪れるサポーターを地域経済へ呼び込む仕組みを作ります。スタジアム周辺だけでなく、中心市街地や商店街と連動したイベント、観光ルートの整備を官民連携で推進します。
地元中小企業・イノベーションへの支援 物価高騰や人手不足に直面する市内事業者に対し、資金繰り支援に留まらず、デジタルツール導入(IT化)や新業態へのチャレンジを伴走型でバックアップ。町田から新しいビジネスが生まれる土壌を整えます。
どれだけ素晴らしい政策を並べても、裏付けとなる財源がなければ実現しません。2026年度(令和8年度)は、現行の「町田市5ヵ年計画(22-26)」の最終年度であり、同時に2027年度からの「次期5ヵ年計画(27-31)」を策定する極めて重要な「仕組みづくりの年」です。
ふるさと納税の戦略的強化(流出への歯止めと獲得) 町田市はこれまで、市民が他自治体へ納税することによる「減収」に悩まされてきました。これに対し、町田の魅力的な地域資源(農産物、名産品、ゼルビア関連グッズなど)を掘り起こし、返礼品の魅力を高めることで、全国から「選ばれる町田」として税源を確保する攻めの戦略へシフトします。
「行財政改革」による持続可能な市役所づくり 稲垣市長は、これまでの先進的な経営感覚を受け継ぎつつ、「職員の意欲向上と人材育成」を強化すると明言しました。第1部で触れた生成AIの活用によって業務を徹底的にスマート化(スリム化)し、限られた職員数でも質の高い行政サービスを維持できる体制を確立します。
全5回にわたって読み解いてきた稲垣市長の施政方針。全体を貫くのは、医師出身の市長らしい「市民との丁寧な対話」と「誰も取り残さない共生社会(町田ワンチーム)」への強い想いです。
激甚化する自然災害、物価高、人手不足という厳しい現実から逃げずに、
学校再編や芸術の杜プロジェクトなど、見直すべきは柔軟に見直す決断力
生成AIや次世代モビリティなど、未来へ向けた攻めの投資
をバランスよくブレンドした、非常に前向きで現実的な羅針盤が示されたと評価しています。
5回にわたる解説の締めくくりとして、私、小沢タケルの決意をお伝えします。
今回の施政方針に書かれた内容は、私がこれまで一貫して主張してきた「民間感覚の導入」「テクノロジーによる効率化」「データ重視の投資」の方向性と多くが重なっており、率直に期待を寄せています。
しかし、経営の世界でも政治の世界でも、「優れた戦略より、優れた実行」です。
これだけの巨大な計画を、資材高騰や人手不足という逆風の中で形にするには、行政特有の「前例踏襲」や「意思決定の遅さ」が最大の敵になります。
だからこそ、私、小沢タケルは、
予算が1円の無駄もなく、最も効果的なファクト(数字)に基づいて使われているか
市民の皆様との対話が、単なる「先送り」ではなく「納得のいくスピーディーな決断」につながっているか
を、議会の場から厳しくチェックし、時には実務を強烈に引っ張るリーダーとして行動してまいります。
新しくなった町田市政が、43万人の市民一人ひとりにとって「ここに住んでいて良かった」と誇れるものになるように。古い慣習をぶち破り、圧倒的なスピード感で町田の未来を創り出してまいります!
長きにわたる連載をお読みいただき、本当にありがとうございました。皆様のリアルな声こそが、街を変える原動力です。ぜひ、これからも皆様のご意見を小沢タケルまでお寄せください!
町田市議会議員 小沢タケル
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