2026/4/21
私は、町田市議会議員 自由民主党・小沢タケルです。

政治の仕事は、きれいごとを並べることではありません。市民の暮らしの現実を見つめ、子どもたちの未来に責任を持つことです。だから私は、町田の現場の声を大切にし、子育て支援、教育、高齢者福祉、防災、地域交通、地域活性化といった、暮らしに直結する課題に真正面から取り組んでいます。
先日、議員研修で松居和氏のお話を伺いました。今回の研修は、子育て支援を「制度の数」や「サービスの量」だけで考えてはならない、という極めて本質的な問いを投げかけるものでした。子どもにとって本当に大切なものは何か。家庭の役割とは何か。保育現場をどう支えるべきか。行政はどこに軸足を置くべきか。町田市政に携わる者として、改めて深く考えさせられました。 Source
松居和氏は1954年東京生まれ。慶應義塾大学を経てUCLAで民族芸術を学び、尺八奏者としてアメリカ映画にも参加された経歴を持つ一方で、東洋英和女学院短期大学保育科講師、埼玉県教育委員会委員長なども歴任し、長年にわたり教育、子育て、いじめ、少子化、家庭・地域の信頼関係をテーマに発信を続けてこられました。単なる評論家ではなく、文化・教育・行政の現場を見てきた方だからこそ、今回の話には重みがありました。 Source
松居和氏の著書には、『ママがいい! 母子分離に拍車をかける保育政策のゆくえ』、『なぜわたしたちは0歳児を授かるのか―親心の幸福論』、『家庭崩壊・学級崩壊・学校崩壊』、『子育てのゆくえ』、『21世紀の子育て』、『親心の喪失』 などがあります。絵本では 『すなのお城』、『はじめのいっぽ』 も確認できます。今回の議員研修の問題意識を理解するうえで、特に重要なのが代表作のひとつである『ママがいい!』です。 Source Source
この本は、グッドブックス刊、224ページ、定価1,650円。現代の保育政策や子育て支援のあり方に対して、かなり踏み込んだ問題提起をしています。題名だけが独り歩きしがちですが、本書の核心は、乳幼児の育ちをどう守るか、子どもの最善の利益をどう考えるかという極めて大切な論点にあります。 Source
今回の研修で松居氏が一貫して語っていたのは、子どもの最善の利益を、政治も行政も社会も、真ん中に据えなければならないということでした。子育て支援は、制度を増やせば終わりではありません。預け先を増やせばそれで十分でもありません。大切なのは、子どもが安心して育つこと、保護者が安心して子どもと向き合えること、そして保育現場が無理なく質を保てることです。 Source
私なりに今回の研修の中身を整理すると、主に5つの柱があったと受け止めています。
待機児童対策や受け皿整備は大切です。しかし、そこにばかり目が向き、子どもの落ち着いた育ち、保護者の安心、現場のゆとりが後回しになれば、本末転倒です。松居氏は、経済優先・労働力確保優先の保育政策が、結果として子どもや保育現場に無理を押しつけていないかを問いかけています。政治は数字だけではなく、その数字の向こうにいる一人ひとりの子どもを見なければなりません。私はこの視点を、町田市政でも大切にしたいと強く感じました。 Source
松居氏は、保育や教育の質は「親と保育士・教師の信頼関係の質」でもあると語っています。まさにその通りだと思います。行政が制度をつくっても、家庭と現場の信頼が壊れていては、子どもにとって良い環境にはなりません。自由民主党の立場から言えば、社会の土台は家庭であり、地域であり、人と人との信頼です。子育て支援とは、その土台を弱めるものではなく、むしろ支え、強くするものでなければならない。私はそう考えます。 Source
今回の研修では、「子育ての主体は親である」という点も強く語られました。これは、親だけに責任を押しつけるという話ではありません。そうではなく、行政や専門家が前に出すぎて、家庭の役割や親の思いを薄くしてはならない、ということです。保育園や行政の役割は、親に代わることではなく、親が子どもと向き合う力を支えることにあります。私は、町田の子育て支援もこの原点を忘れてはならないと思います。家庭を支える。親の孤立を防ぐ。必要なときにきちんと支援につなぐ。これが政治の役割です。 Source
どれほど立派な制度を掲げても、現場が疲弊していては、子どもたちをしっかり守ることはできません。『ママがいい!』では、保育のビジネス化や現場の疲れ、不適切な関わりの問題にも触れられています。私は、ここは大変重要な論点だと思っています。町田でも、保育士の皆さんが誇りと意欲を持って働ける環境をどう整えるかは、子育て政策の根幹です。現場に無理を押しつけ、気合いで回すような行政は、長続きしません。必要なのは、現実を直視し、現場を支える責任ある政策です。 Source
松居氏は、「子どもの最善の利益を優先する」という原則を重く受け止めるべきだと語っています。私はこの言葉を、単なるスローガンで終わらせてはいけないと思います。子どもの最善の利益とは、都合の良い言葉ではありません。政策判断のたびに、「それは本当に子どものためになっているのか」と問い直す厳しさを伴う言葉です。だからこそ政治は、目先の受けやすさではなく、長い目で見て子どもたちにとって何が必要かを考えなければなりません。未来への責任とは、そういうことだと思います。 Source
今回の研修を受け、私は町田の子育て政策において、少なくとも3つの方向性をさらに強く進めるべきだと感じました。
第一に、保育の受け皿確保と保育の質向上を両立させることです。量か質か、ではありません。両方やるのが政治の責任です。子どもに安心できる環境を整え、保護者にとって使いやすく、現場にとっても持続可能な仕組みを築く。それを現実的に積み上げることが必要です。
第二に、親の孤立を防ぎ、家庭を支えることです。核家族化、地域のつながりの希薄化、共働きの負担増。子育て家庭を取り巻く環境は厳しさを増しています。だからこそ行政は、親を評価するのではなく支える、責めるのではなくつなぐ、その姿勢をはっきり持たなければなりません。相談しやすい、頼りやすい、つながりやすい町田をつくることが大切です。 Source
第三に、家庭と保育現場を対立させず、協力できる関係を育てることです。保護者にも苦労があり、保育士にも苦労があります。だからこそ必要なのは、互いを責めることではなく、理解し合える接点を増やすことです。保育参加、保育公開、丁寧な対話、地域ぐるみの支え合い。こうした積み重ねこそが、子どもたちにとって一番の安心につながります。 Source Source
自由民主党は、家族、地域、支え合い、責任、そして未来への継承を大切にしてきた政党です。私は、その立場に立つ町田市議会議員として、子育て支援もまた、単なる行政サービスの拡充競争であってはならないと考えています。大切なのは、家庭を支え、地域をつなぎ、現場を守り、子どもの未来に責任を持つことです。
便利さだけを追いかければ、失うものもあります。逆に、精神論だけでも社会は回りません。だから必要なのは、現場を知り、現実を見て、責任ある形で支える政治です。私はこれからも、町田市民の暮らしに寄り添いながら、子どもたちが安心して育ち、親も現場も孤立しない町田をつくるため、地に足のついた政策提案を進めてまいります。
今回の松居和氏の議員研修は、私にとって、子育て政策の原点をもう一度確かめる機会になりました。子どもの育ちを真ん中に置くこと。家庭を支えること。現場を守ること。地域のつながりを取り戻すこと。これらはどれも、町田の未来に直結する大切な課題です。
政治に求められるのは、その場しのぎの耳ざわりの良い言葉ではありません。
子どもたちの未来に責任を持つ覚悟です。
私は、町田市議会議員 自由民主党・小沢タケルとして、これからも誠実に、率直に、そして実行力をもって取り組んでまいります。

正式タイトルは**『ママがいい!~母子分離に拍車をかける保育政策のゆくえ~』**。出版社はグッドブックスです。 Source
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