2026/6/2
川越市では、乳幼児の成長や発達を確認するために、4か月児健診、1歳6か月児健診、3歳児健診が実施されています。対象となる家庭には市から案内が郵送され、健診の日時や会場などは案内で確認する形になっています。3歳児健診は3歳3か月から4歳未満が対象で、案内は対象となる前月10日頃に郵送されるとのことです。
乳幼児健診は、単に身長や体重を測るだけの場ではありません。子どもの発育、発達、生活習慣、育児上の悩みなどを確認できる大切な機会です。特に3歳児健診は、言葉の発達、集団生活への準備、視力・聴力、歯や生活習慣など、子どもの成長を多面的に見つめ直す節目でもあります。
私自身も、3歳の娘を育てています。これまで乳幼児健診は何度か経験してきましたが、親としては「ちゃんと成長しているかな」「何か見落としていないかな」と確認できる、ありがたい機会だと感じています。子育ては毎日の積み重ねなので、専門職の方に見てもらえる安心感は大きいものです。
一方で、実際に子育てをしている立場から見ると、どうしても気になることがあります。
それは、健診会場までの移動の負担です。
川越市の乳幼児健診が行われるのは総合保健センター(川越市小ケ谷817番地1)です。 車を持っている家庭であれば比較的行きやすいかもしれません。しかし、車を持っていない家庭にとっては、この場所まで行くのがなかなか大変です。
公共交通機関を使う場合、川越シャトルの20系統(「川越駅西口⇔総合保健センター⇔霞ケ関駅北口」を結ぶ路線)を利用することになります。

ただし、時刻表を見ると本数は決して多くありません。健診の時間に合わせようとすると、かなり早く着くか、逆に時間が合わないか、ということも起こり得ます。

そして、子どもを連れてのバス移動は想像以上に大変です。
ベビーカーを畳む、荷物を持つ、子どもを抱える、時間に遅れないようにする。健診の日は、問診票や母子手帳などの持ち物もあります。兄弟姉妹がいる家庭であれば、負担はさらに大きくなります。親にとって乳幼児健診は大切な機会である一方で、移動そのものがかなり重たいイベントになっていると感じます。
もちろん、行政として乳幼児健診を実施していること自体は非常に重要です。子どもの健康を守り、保護者の不安を受け止める仕組みとして、今後も大切にしていくべきです。
ただ、私はそこにもう一歩、「どうすれば乳幼児と保護者が安心して健診に行けるのか」という視点も必要だと思います。
たとえば、健診日に合わせた臨時便や送迎支援、地域ごとのサテライト健診、タクシー補助、デマンド交通との連携など、考えられる方法はいくつもあります。すべてを一度に実現するのは難しいとしても、まずは「健診会場まで行くことが大変な家庭がある」という実態を、市政の課題としてしっかり捉えることが必要ではないでしょうか。
子育て支援というと、給付金や保育園の整備が注目されがちです。もちろんそれらも大切です。しかし、日々の子育ての中で本当に助かるのは、こうした移動、手続き、待ち時間、持ち物、アクセスといった細かな負担が軽くなることでもあります。
川越市で子育てをする家庭にとって、乳幼児健診や3歳児健診が「大変だけど行かなければならないもの」ではなく、「安心して子どもの成長を確認できる機会」になってほしい。
私も一人の父親として、そして市政に関心を持つ市民として、健診のための移動手段の確保や、子育て世帯に寄り添った行政サービスのあり方について、しっかり訴えていきたいと考えています。
子どもの成長を地域で支えるためには、制度を用意するだけでなく、そこにたどり着くまでの道のりにも目を向ける必要があります。川越市の子育て支援を、もっと実感のあるものにしていきたいです。
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トクミヤ ユウキ/32歳/男
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