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山口 花 ブログ

【遅くなりまして】都議会第3定例会を終えて

2025/10/30

遅ればせながら、東京都議会議員になってから初の定例会となる令和7年度第3定例会が閉会しました。報告が遅れた理由は、実際のところ何も終わっていなくて、事務事業質疑や決算委員会真っ最中ということもあり本当に死ぬほど忙しく、馬車馬というにはずっと座っていますが、そのくらいずっとパソコンと睨めっこで質問を作る日々が続いています。10月も末になって、やっとこさ「振り返ってみるか」と思えるほどになったというわけです。

今回の定例会では、物価高への対応や子育て・教育分野の支援拡充、福祉、公共交通、そして都の財政のあり方など、都民生活に直結する議論が多い会期でした。私自身は、委員会や会派での調整に加えて、障がい児者支援、若年層の孤立、手取りを増やすための政策など、これまで取り組んできたテーマを改めて現場と照らし合わせながら臨みました。

小池都知事の所信表明演説では、少子化対策や教育費負担の軽減、次世代の産業育成、災害対策など、多岐にわたる政策が語られました。特に「子ども・若者を東京の最優先に」とするメッセージは、私がずっと訴えてきた方向性とも重なります。一方で、現場ではまだ制度のすき間が残り、支援が必要な家庭に十分届いていない現実もあります。知事の言葉で終わらせず、議会として具体化させる役割があると感じました。

物価高は生活の選択肢を奪います。買い物の回数を減らす、食材や日用品のグレードを下げる、子どもの習い事を諦める…。補正予算や支援策は積み上がってきましたが、それでも「ギリギリの生活」をしている家庭が都内に確かにいます。現役世代が報われなければ、東京は持続できない。というより、一生懸命働いた人が働いた分だけ幸せになることは決して贅沢なことではないという意識改革が必要です。自分や自分の大切な人が満たされてはじめて、他の人にも優しくなれる、というのが日本人の美学の根源な気もするので、「みんなで一緒に貧しくなろう」ではなく「みんなで一緒に上に行こう」という方向転換が必要な時代に突入しています。

障がい児者の「18歳の壁」についても、制度と現実のズレが浮き彫りになっています。卒業後の居場所がなく、保護者の就労継続が難しくなる…。支援の切れ目は“誕生日”や“親の稼ぎ“ではなく“必要性”で決まる社会をつくらなければいけません。東京都として区市町村とどう連携していくのか、引き続き提案していきます。

障がい児・者福祉について訴えると、「弱者救済じゃないか」と、現役世代支援との矛盾を指摘されることもあり、なんだかモヤモヤしつつもTwitterで書くには文字数が足りないのでこの場で少し書かせていただくきます。

私は、障がい福祉は“本人のためだけの支援”ではなく、社会全体の支えだと思っています。放課後や卒業後の居場所がしっかり確保されれば、保護者は安心して働き続けることができます。結果的に、共働きが続けられる家庭が増え、離職を防ぎ、手取りが減らない仕組みになる。障がい福祉の充実は、現役世代の働き方と家計を守る政策でもあります。「誰か一人のための制度」ではなく、「家族全員が生きやすくなる制度」。そう考えると、福祉はコストではなく、社会のインフラそのものだと思うわけです。

でもなんでそんなコメントが来るんだろうと考えると、やっぱり「普通の人たち」にも余裕がないからなんですよね。別に贅沢してないのになんか生活が苦しい、その横で「高齢者」「障がい者」「子ども」が優遇されているように見える政策が進んでいくと、そりゃ羨ましくもなる。取られるもんは取られてるのに、理不尽だと叫びたくもなる。「福祉ってそういうもんだから」と言い捨ててしまえばそれはそうなのですが、制度全体でまだまだ変えられる余地はあるだろうし、私自身がこの東京という地に希望を持って上京してきた人間だからこそ、現役世代”も”しっかり報われていくことを諦めません。

委員会では決算審査が続いています。都の予算・事業が本当に都民の暮らしを支えているのか、現場の声と数字を照らして見直す大切な作業です。議会は「新しい政策を作る場」である一方で、「成果が出ていないものを変える場」でもあります。表に見える課題だけでなく、声が届きづらいところにこそ改善の余地があると感じました。

議会にいると、気を抜けば“制度の話”や“数字の話”だけになってしまうし、流れ作業的な部分が多くて「何もしない」ことを仕事にできてしまうんですね。これも本当に変だなと思います。議会の決定の先には、それを背負って生活している人がいます。だからこそ、「何をするか」「何をしたいのか」そして「何ができるのか」に対するハングリー精神を失わないでいたいなと思います。

委員会が終わったと思えば第4定例会がすぐにやってきます。
あんまり練馬で動けていないことが反省点です。時間を作る努力を続けながら、「頑張る人が報われる、頑張れない人が救われる東京へ」そしてすべての子どもたちが健やかに幸せに育てる東京都のために、今を生きる人が頑張れる東京都をつくっていきたいと思います。まだまだです。

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著者

山口 花

山口 花

選挙 東京都議会議員選挙 (2025/06/22) [当選] 29,810 票
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肩書 東京都議会議員
党派・会派 国民民主党
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