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坂本 まさし ブログ

昭和女子大学での対話が、政策のヒントをくれた日【Vol.30】

2025/5/31

昭和女子大学での対話が、政策のヒントをくれた日【坂本まさしの政治をもっと身近に!Vol.30】

今日は朝からあいにくの大雨。
前日のうちに駅頭は中止とし、その旨も事前にお知らせしていました。

朝は事務所に入り、社長業に集中。月末ということで、締め作業に追われる時間です。
この数ヶ月、政治活動と本業の両立が続いていますが、どちらも手は抜けません。

午後は、三軒茶屋にある昭和女子大学を訪問しました。

美しいキャンパス


お目にかかったのは、キャリアカレッジ学院長の熊平美香先生
私が青山学院大学大学院(ABS)に通い始めた頃、最初に履修した専門科目のご担当であり、
以来、私の「社会との関わり方」そのものに深い影響を与えてくださった恩師です。
現在は、私の会社・スマートウィルのアドバイザーもお引き受けいただいています。

熊平先生と、応接室のテラスに出て、パチリ

先生に、今回の都議選への挑戦をご報告し、
私の構想──CRM(Citizen Relationship Management)や「孤立をなくす」政策ビジョンについてお話させていただきました。

その後の対話が、とにかく深く、豊かで、心に残るものとなりました。

 

【少し詳しく:ドーナツ経済学とは?】

熊平先生が話題にされたのが、「ドーナツ経済学」
イギリスの経済学者ケイト・ラワース氏が提唱したこのモデルでは、
「地球環境の限界(外輪)」と「人間の基本的生活ニーズ(内輪)」との間、
この“ドーナツ状のゾーン”こそが、持続可能な社会の最適解だとされます。

この理論を都市政策として取り入れたのが、オランダ・アムステルダム市です。
建築資材の再利用、食品廃棄物の再流通、地域エネルギーの自給など、
市民が主導して実現している数々の“循環型”の取り組みは、
まさに国家に頼りきらず、地域と市民で持続可能性をつくるモデル都市として世界的に注目されています。

単なる経済理論ではなく、社会の仕組みを市民目線で再設計する“実装型モデル”
ここに、私のCRM構想との大きな接点を感じました。

 

【そして、オランダの“シチズンシップ教育”】

続いて話題に出たのは、オランダの市民教育(Burgerschapsonderwijs)
2006年から全国の学校で義務化されているこの教育では、
政治制度の暗記ではなく、「社会の一員としてどう考え、どう行動し、どう対話するか」を育みます。

授業では、少数意見との向き合い方、異文化共生、公共への参加などをテーマに、
ディスカッションやプロジェクトベースの学びが展開されます。
つまり、“民主主義を生きる力”を、子どもの頃から自然に身につけるのです。

その積み重ねが、孤立を防ぎ、違いを受け止め合う文化的土壌を育てている。
私は思いました。

社会とどうつながるかを学ぶこと──それは、まさに“教育版CRM”なのではないか。

 

後半は、表面的な「女性の社会進出」というテーマを超えて、
もっと根源的な問いへと対話が深まりました。

たとえば、なぜ日本ではここまで少子化が深刻化しているのか。
その背景には、制度や経済の問題だけでなく、
出会いや人間関係、人生観の形成といった“教育的な土壌”の欠如があるのではないか──という視点です。

熊平先生は、アメリカの事例として、
高校でのプロム(Prom)のような文化や、出会いの作法・関係性の築き方に関する市民教育を紹介してくださいました。
プロムは、単なる行事ではなく、自分の存在をどう社会に表現し、どう他者と関わるかを実地で学ぶ“通過儀礼”でもあります。

一方、日本にはこうした人生選択に関する教育の文化が根づいていない。
それが、恋愛・結婚・家族・出産などの人生のステージで、
若者が孤立しやすくなっている一因かもしれません。

教育者として、そして政治を志す者として、非常に多くの示唆を受けた時間でした。
このやりとりは、ぜひ動画で発信したいと思うほど、意義深いものでした。

 

その後、事務所に戻って来客対応や打ち合わせをこなし、夜は再び三軒茶屋方面へ

石原区議のご案内で、世田谷の経営者の皆さまが集う会合に参加させていただきました。
特に印象的だったのは、子ども食堂を運営されている経営者の方のお話。
運営上の壁や課題、問題意識についてお話を伺うことができ、
「孤立をなくす」ための具体策として、ヒントがたくさん詰まっていました。

 

駅には立たなかったけれど、今日は間違いなく“つながり”に満ちた一日。
人と対話し、学び、想いを交わす中で、
「社会をよくするには何ができるか」を深く考える時間となりました。

「孤立をなくす」という言葉が、少しずつ輪郭を持ちはじめた気がしています。
つながりとは、仕組みであり、文化であり、生きる力そのもの。
それを育むためのしくみを、東京から。
そして、世界へも誇れるかたちで。

そんな想いを胸に、明日もまた歩みます。

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著者

坂本 まさし

坂本 まさし

選挙 東京都議会議員選挙 (2025/06/22) [当選] 23,100 票
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肩書 都議会議員 | 株式会社スマートウィル 代表取締役社長 | 青山学院大学大学院 講師
党派・会派 国民民主党
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