2026/6/24

増田よしひこです。2026年5月11日、善福寺川上流の調節池工事が始まった日の朝、わたしは工事の現場に立っていました。早朝にもかかわらず、地域の方々が静かに、けれど真剣な表情で現場を見つめていました。その姿に、4年という時間の重みを感じました。
この調節池は、豪雨による浸水から街を守るために計画されたものです。一方で、川沿いの樹木が伐採され、長く親しまれてきた公園の一部が使えなくなります。住民の暮らしに直結する工事でもあります。地域の皆さんは、必要性を理解しながらも、その進め方に納得できずにいました。
杉並区は、東京都に対して継続的に三つの点を求めていると公表しています。家屋への調査、樹木を守ること、そして住民が腰を据えて話し合える「着座式」の説明会。いずれも、暮らしを守るために欠かせない要望です。こうして区が住民の側に立って都に働きかけること自体を、わたしは大切なことだと受け止めています。
いまの杉並区政は、住民との対話を重ねることを大切にしています。声を聞き、話し合いながら進めていく。その姿勢そのものは、これからのまちづくりに欠かせないものだと、わたしも思っています。
ただ、現場で住民の声を聞きながら、一つの気がかりが残りました。その調整と協議に、あまりにも時間がかかっていないか、ということです。
東京都への要望書が示されたのは、工事が始まるそのときでした。4年という時間があったことを思うと、もっと早い段階で動くことはできなかったか。住民の方々の正直な思いは、「遅かった」というものでした。その悔しさを、わたしは現場で受け止めました。
そして、この「遅さ」こそが、かえって問題を複雑にしてしまう面があるのではないかと、わたしは感じています。本来、対話は問題を解決するためのものです。けれど、結論の出ない話し合いが続くうちに、工事は工事で進み、住民の不安だけが置き去りになっていく。問題を解決するための対話が、結果として問題の長期化につながってしまう。そんなもどかしさが、今回の件には表れていました。
では、どうすればいいのか。わたしは、対話のかたちそのものを見直す必要があると考えています。
対話とは、一方が説明し、もう一方がただ受け取ることではありません。双方向で意見を出し合い、すり合わせ、解決へと向かっていくものです。そしてそのために大切なのが、「期限」だと思っています。いつまでに、何を決めるのか。その見通しがあってはじめて、住民の皆さんも安心して話し合いのテーブルに着くことができます。だらだらと続く協議ではなく、期限を決めて結論にたどり着く対話を、わたしは目指したいのです。
どんなに丁寧な議論も、決める期日がなければ前には進みません。決断の責任を引き受けながら、それでも住民の声を最後まで聞き続ける。その両立こそが、これからの杉並に必要なことだと考えています。
まだまだ学ぶことばかりのわたしですが、住民の皆さんと同じ目線で、一緒に考え続けていきます。善福寺川のことも、これからも現場に足を運び、声を聞いてまいります。
6月28日は、杉並区長選挙の投票日です。これからの杉並を一緒に考えていくために、増田よしひこに一票をお願いいたします。
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増田よしひこ
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