2025/10/24
2019年は、私にとって非常に思い入れのある年でした。
その年は妻と結婚式を挙げた年であり、県外出身の妻の希望もあって、沖縄で式を行うことにしました。
いくつか候補がありましたが、最終的に選んだのは「ダブルツリーbyヒルトン那覇首里城(旧グランドキャッスル)」。
那覇の街を一望でき、海を望みつつ、首里城が見えるという景色が、妻の心を掴んだようでした。
私もまったく同感で、迷いなくその式場に決めました。

そんな矢先――あの事件が起こりました。
そう、首里城の火災です。
SNSで「首里城が火災」という言葉を見かけた時、最初は小さなボヤかと思いました。
テレビをつけた瞬間、そこに映っていたのは、まるで映画のワンシーンのように燃えさかる首里城。
現実であるはずなのに、非現実的な光景でした。
結婚式のことが頭をよぎりながらも、沖縄県民として、大切な何かが消失していくような感覚に包まれました。
ただただ燃えていく首里城を前に、何もできない歯がゆさを覚えたのを今でも忘れられません。
同じような思いを抱いたウチナーンチュは、きっと多かったことでしょう。


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その後、メディアでは「復興まで数十年かかる」「失われた技術が多く、再建は難しい」といった報道が相次ぎました。
私は「もう首里城をこの目で見ることはできないのか」と、半ば諦めのような気持ちを抱いていました。



しかし、その予想は良い意味で裏切られます。
沖縄県民の“底力”がここから動き出しました。
民間でもクラウドファンディングが立ち上がり、行政の動きを後押しするように、復興への声が次々と集まりました。
あの火災から翌年には、復興計画が正式にスタート。
「数十年先」と言われた再建が、2026年には実現の見通し(正殿のみ)となりました。
このスピード感はまさに奇跡であり、関係者全ての努力の結晶だと感じています。

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焼失直後の首里城を訪れた時は、胸が締めつけられる思いでした。
けれど今年、修復の途中段階を特別公開していると知り、改めて足を運びました。
今だからこそ見られる上階部分や屋根の構造を間近で見て、心が高鳴りました。
「失われたものが、確かに戻ってきている」――そんな確信を覚えました。



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そして、個人的にも首里城復興に貢献することができたのは幸いでした。
2025年1月、「W成人式2024」というイベントを運営メンバーとして開催し、その収益の一部を首里城復興基金に寄付しました。
微力ながら、自分なりに復興サポートができたことを誇りに思います。

県外で過ごした期間も長い私ですが、首里城の存在はいつも心の中にありました。
その復興がいよいよ間近に迫っていることを、心から嬉しく感じています。
ウチナーンチュにとって首里城は、単なる建物ではなく「精神的な支柱」であり「誇りの象徴」です。
復興の節目となるその日には、ぜひ現地に足を運び、みんなで盛大に祝い、再びあの赤い瓦が太陽に輝く姿を見届けたいと思います。

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クロシマ アラタ/41歳/男
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