2025/10/6
こんにちは。最近、気付いたことなんですが、“いとまーる市場”をGoogleマップ検索すると、昔の公設市場の姿がまだ見ることができるんです。
ストリートビューを見てみてください。
懐かしい市場の姿を見ることができます。

ではでは、タイトルの話に移ります。
今では、70歳を超えても元気に働き、趣味を楽しみ、旅行に出かける方々を多く目にします。
しかし、ほんの70年前の日本では、これは想像もできない光景でした。
1950年(昭和25年)の平均寿命は、男性59歳、女性62歳。
65歳まで生きることが「長寿」とされ、70歳で畑仕事やスポーツに取り組む現在の高齢者の姿は、当時から見ればまさに奇跡でした。
この奇跡を生んだのは、公衆衛生の進歩、感染症対策、栄養状態の改善、そして医療の高度化にあります。
社会全体が時間をかけて築き上げた成果として、私たちは健康長寿という恩恵を受けています。
しかし寿命が延びると同時に、生活習慣病や介護の課題も増えてきました。
ここで大切になるのが 「未病」 という考え方です。
元々は東洋医学や漢方の世界で使われていた言葉で、「未病」とは病気になってから治療するのではなく、病気になる前に予防する取り組みを指します。
つまり、これは「健康寿命をどう延ばすか」という問いに直結します。
最近は、「フレイル」といった言葉で代表されるように「未病」が高齢者向けの生活習慣病対策や介護予防と結び付けられがちです。
しかし、本来は全てのライフステージで必要な視点です。
妊婦健診や栄養管理は、母親の健康だけでなく子どもの将来の生活習慣病リスクを減らします。産後ケアもまた母子の「未病」を支える大切な時期です。
食習慣や予防接種、健診での早期発見は一生の健康を左右します。
学校での体力づくりや健康教育は生活習慣病予防の基盤です。歯科検診や視力検査も「未病」の一部です。
健診やがん検診の受診、運動習慣や食生活の改善が発症予防につながります。
フレイル予防や認知症予防、地域での交流を促すことは健康寿命の延伸に直結します。
このように「未病」は高齢者だけでなく、人生の最初から最後まで切れ目なく関わるテーマなんです。
政策は実行するだけでは不十分です。その効果を行政職員だけでなく、市民と共有できてこそ意味があります。
そのために「未病」を数値で見える化するKPI(重要業績評価指標)を設定する必要があると考えています。
特定健診受診率:25%(令和5年度) → 50%へ
がん検診受診率:子宮頸がん・乳がん検診の受診者数増加
インフルエンザ予防接種率を+10%
フレイル予防教室や健康イベント参加者数の前年比1.5倍
糖尿病や高血圧など生活習慣病の発症率を減少
喫煙率の低下、BMI平均値の改善
75歳以上のフレイル該当者割合の減少
健康寿命を男女とも+1〜2歳延伸
健康寿命と平均寿命の差を3年縮小
要介護認定率の抑制
医療費・介護費の伸び率を全国平均より低く抑える
妊婦健診受診率100%、低出生体重児割合の減少
といった項目を目標値として設定できるのではないかと考えています。
冒頭でも言いましたが、70歳で元気に動ける今の姿は、1950年当時からすればまさに奇跡です。
この奇跡を未来へと引き継ぐために必要なのは、「未病」を高齢者対策にとどめず、出産から子ども、働き盛り、老後まで切れ目なく支えることです。
病気が起こってから行く場所が「病院」であるなら、
病気になる前の段階で介入できるのは「行政」だと思います。
行政だからこそ、市民全員に公平に、そして継続的に「未病」を支える仕組みを届けられるのです。
私は次の公約の一つとして「未病の推進」を掲げています。その推進は、市民とともに健康で安心して暮らせるだけでなく、糸満市の財政難に対する一つの答えだとも捉えています。
#糸満市 #未病 #健康寿命 #奇跡の70歳

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クロシマ アラタ/41歳/男
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