2025/5/11
こんにちは。
選挙ドットコムを初めて使います。ブログも初めて書きます。
外部に向けて、発信することがあまり得意ではないのですが、少しでも自分のことを知ってもらうために、ブログなどを通して情報発信していければと思います。
タイトルの“帯状疱疹ワクチン”ですが、2025年4月から、国の政策方針として帯状疱疹ワクチンの公費補助が全国的にスタートしました。自治体独自で行っていた補助制度でしたが、国が補助事業として行うことで全国の自治体で通常のワクチン接種価格よりも安く帯状疱疹ワクチンの注射ができるようになりました。
自治体によって、補助を行う対象の年齢やその金額が少し異なってくるので、接種を検討している方は、ご自分の住所を置いてる自治体の条件を調べて下さい。
ここ糸満市では、国の指針に概ね従い、
対象年齢が
※1:100歳以上の方については、2025年度に限り全員対象となります。
公費負担については
生ワクチン:4000円
不活化ワクチン:11000円(2回打つ必要があるため、合計22000円の補助となる)
医療機関によって、ワクチンの料金は異なりますが、およそ半額補助となると思われます。
つまり、自己負担額として、生ワクチンは4000円、不活化ワクチンは22000円(2回接種のため、)となるはずです。
どっちのワクチンがいいの?ということを聞かれますが、ワクチンの価格だけでなく、その効果や副作用を比較して決めてもらうといいでしょう。
ただし、現時点では、このワクチンの補助は1回きりになっています。(不活化ワクチンは2回接種の必要があるので2回まで)
以下に、自分が調べた内容をまとめました。参考にしてみてください。
| 項目 | 生ワクチン | 不活化ワクチン |
|---|---|---|
| ワクチンの種類 | 生ワクチン(弱毒化ウイルス) | 不活化ワクチン(サブユニット+アジュバント) |
| 接種回数 | 1回 | 2回(2か月間隔) |
| 対象年齢(※補助対象は65歳以上) | 主に50歳以上(日本では50歳以上推奨) | 主に50歳以上(日本では50歳以上推奨) |
| 効果(帯状疱疹予防) | 約51%(50–59歳)、65歳以上では約38% | 約97%(50–59歳)、70歳以上でも約90% |
| 効果(帯状疱疹後神経痛予防) | 約67% | 約90% |
|
効果(認知症予防) ※発症を遅らせる効果 |
約20%の発症リスク減 参考論文 Eyting et al. (2023) |
約30%の発症リスク減 参考論文 Tang et al. (2025) |
| 持続期間 | 約5年 | 少なくとも10年(長期データあり) |
| 価格(日本)※補助なしの場合 | 約8,000〜10,000円(1回) | 約20,000〜22,000円(2回合計で2倍) |
| 副反応の頻度 | 少ない(軽度) | 多め(注射部位の痛み、発熱など一時的) |
| 免疫低下者への使用 | 原則として不可 | 使用可(免疫低下者にも有効) |
私見になりますが、不活化ワクチンの接種をオススメしたいと思います。補助は毎年あるわけではなく、1回きりであるなら、効果がより長くそして、予防効果が高い方が好ましいです。また、独自に論文検索サイト(Pubmed)で調べたところ、帯状疱疹ワクチンには認知症の発症リスクを遅らせる効果がありそうです。数十万人から数百万人を対象とした検証のため、情報の確からしさは高いでしょう。誤解しないで欲しいのは、認知症を完全に防ぐことはできませんが、発症を遅らせる効果がありそうだというところです。また、その効果は既に帯状疱疹ウイルスに感染してしまっている人にのみ期待できるという点にあります。
今回、帯状疱疹ワクチンの接種対象者を決めるにあたって、国がどのように決めているかを調べたところ、医療経済学で使用されるQALY(質調整生存年)やICER(増分費用効果比)を用いていました。そこには、帯状疱疹発症後の治療費は考慮されていましたが、認知症については検討されていませんでした。もちろん、最近の研究結果なので、考慮できないのは仕方ないですが、そこに認知症リスクの低減を考慮し、算出しなおすとワクチンの対象を50歳まで拡張しても、費用対効果は良好な結果になりそうです。
私自身は、これらのことを踏まえて糸満市に対して積極的に訴えかけることで、国よりも一歩進んだ政策を提言できるのではと考えています。

この記事をシェアする
クロシマ アラタ/42歳/男
ホーム>政党・政治家>黒島 新 (クロシマ アラタ)>帯状疱疹ワクチンについて #糸満市議会議員 #薬剤師