2026/8/13

7月27日、桶川市の「都市計画審議会」に出席いたしました。 審議の中で示されたある数値に、私は胸を痛め、強い危機感を抱くことになりました。
なんと、桶川市内で「25mプール約14個分」もの生産緑地が廃止されることになったのです。一気にこれだけの「緑の空間」が、このまちから失われていくことになります。とても悔しく、残念でなりません。

そもそも「生産緑地」とは何でしょうか?
簡単に言えば、「市街地の中にある農地を守り、緑豊かな環境や災害時の避難場所を確保するために指定されている土地」のことです。
都市部の中にある農地は、単に野菜を作っている場所というだけではありません。農林水産省などの公的な報告でも示されている通り、都市農地には次のような数多くの大切な機能(多面的機能)があります。
防災機能:地震や火災が発生した際、火の延焼を防ぐ火留(ひどめ)となり、住民が避難する貴重な空間になります。
環境・景観の保全:コンクリートに囲まれた街の中に潤いを与え、ヒートアイランド現象を和らげてくれます。
食糧と教育:地産地消の新鮮な野菜を供給し、子どもたちが農業や自然に触れ合える場を提供します。
まちの中に緑地があることは、そこで暮らす私たちの安全や生活の質(QOL)に直接つながっているのです。
土地の所有者様にも、税制上の事情や高齢化、後継者不足など、営農を継続するのが難しくなった苦渋の決断や背景があることは重々承知しています。個人のお力だけに頼るのには限界があります。
ですが、一度アスファルトが敷かれ、建ち並ぶ建物に姿を変えてしまえば、その場所に再び緑を戻すことは至難の業です。消えてしまった自然や防災空間を、後から買い直すことはほとんど不可能です。
「まちの潤い」や「災害時の安全性」をどうやって次世代に引き継いでいくのか。行政や市議会として、個人の営農をどのように支え、緑地を守る仕組みを作っていくべきなのか。今回の審議会を通して、極めて大きな課題だと改めて痛感いたしました。

桶川市は、都心へのアクセスが良い利便性と、豊かな自然・農地が共存する素晴らしい街です。だからこそ、「ただ家や建物が増えれば良い」という都市開発ではなく、緑と防災機能がしっかり守られた“住み続けたいまち”を作っていかなければなりません。
行政の支援策のあり方や、農地を守るための制度活用について、議員としてこれからも現場の声を取り入れながら議会で積極的に提言してまいります。
皆様は、身近な農地や緑が減っていくことについて、どのように感じられますでしょうか? ぜひ、日常の中で気づいたことやご意見をお聞かせいただけますと幸いです。
桶川の未来の姿を、皆様と一緒に考えていきたいと思います。


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ホーム>政党・政治家>近本 あんな (チカモト アンナ)>【桶川市】緑のない社会は嫌だ。25ⅿプール約14個分の緑が減ります。#都市計画審議会