2026/5/28

令和8年度(2026年)の、予算について建設文教委員会で実施した審査のまとめ4です。桶川市には、3つの委員会があります。
・総務委員会(庁内の職員人件費など)
・民生経済委員会(民生費や衛生費など)
・建設文教委員会(建築費や教育費など)
近本あんなが担当する、建設文教委員会で近本が行った質問のまとめです。
※1 黒文字が近本の質問/赤文字が市の答弁。太字が要旨、太字下線が質問と答弁です。
※2 長い文章は、要約しています。質問と答弁は2回までしかできません。

社会教育総務費、社会教育業務経費、照明器具更新工事 1,727,000円(前年なし)
照明器具更新工事の内容と、実施による効果を教えてください。
加納集会所パルレと桶川集会所ユニティの照明をLED化する工事です。蛍光ランプは令和9年末で製造・輸出入が禁止されるため、その対応に加え、省エネや環境負荷軽減の効果を見込んでいます。
他の集会所の更新スケジュールと、未使用の蛍光灯の活用について教えてください。
本課で所管している集会所は2施設のみであり、その他の地域集会所の状況は把握していません。未使用の蛍光灯については、他施設で活用できるよう順次活用していきます。


放課後子供教室運営事業 17,675,000円(16,558,000円/6.7%増)
放課後子供教室について、学校別・曜日別の参加状況や定員に対する割合、希望しても入れなかった人数を踏まえ、今回の予算で受入れ数は増えるのか教えてください。
一部の学校では定員に達しており、希望しても参加できない児童も発生しています。スタッフは基本4名体制で運営しています。なお、今回の予算では定員増にはつながっていません。
途中で辞退が出た場合、空いた枠に当初希望者を案内することはできないでしょうか。
空きが出た場合でも、希望者間で条件が同一であるため、個別に優先順位をつけることが難しく、全員に案内できる状況になった場合にのみ声かけを行っています。


公民館費、公民館業務経費 6,659,000円(前年6,632,000円/0.4%増)
公民館の運営は活発で魅力的だと評価しています。その上で、令和8年度に市民が“わくわくする”新しい事業はありますか。また、限られた予算の中で新規事業を生み出すための工夫を教えてください。
令和8年度の新規事業としては、
・子どもの居場所づくり(夏休み以外)
・多世代間交流 を予定しています。
また、継続事業ではありますが、
・夏休みワールド(アイシングクッキーなど)
・科学あそび講座(スライム作り) など人気の高い講座も引き続き実施します。
さらに、日本薬科大学などと連携し、大人向けも含めて魅力ある講座を展開します。
工夫としては、予算は前年度と同額で厳しいため、
・アンケートや直接の対話でニーズを把握
・参加者の声をもとに新規講座を企画
(例:組香講座、パパ応援講座)
・継続事業はPDCAで改善 といった取り組みを行っています。
公民館の取り組みは他部署にも参考になると思います。
①このようなノウハウを庁内で共有する考えはありますか。
②また、社協やボランティア団体など外部との連携についてはどう考えていますか。
まず庁内連携については、防災や高齢者分野など、専門部署と連携できる部分は協力していきます。また、公民館の事例を共有し、横断的な連携を進めたいと考えています。外部団体との連携についても重要と認識しており、社協や大学などと連携しながら、参加者ニーズに応じて協力できる取り組みを進めていきます。

図書館費、図書館業務推進事業 42,198,000円(前年44,518,000円/5.2%減)
市民1人当たりの貸出数が減っています。本は増えているのに借りられないのは、蔵書の質がニーズとズレているからではないでしょうか。今読みたい本をタイムリーに揃えるなど、貸出を伸ばすための「攻めの工夫」を伺います。
図書館には資料を保存する法的な役割もありますが、ニーズも重視しています。芥川賞の候補作をいち早く配架するなど、アンテナを張って迅速な対応に努めています。
不登校の児童生徒などの「居場所」としての機能強化について、以前要望しました。専用スペースの整備やスタッフ研修、相談機能との連携などは予算に反映されていますか。
本市の図書館は複合施設内にあるため、スペースに制約があります。現在は個室での読み聞かせなどで対応しており、今回の予算に専用スペースの整備や研修といった具体的な項目は反映されておりません。


歴史民俗資料館費、歴史民俗資料館業務経費 748,000円(前年1,520,000円/50.8%減)
歴史民俗資料館の予算が前年度比で50%も減額されています。市民の学習機会を支える取り組みや、アンケート結果を反映した令和8年度の新たな施策について伺います。
予算の50%減については、令和7年度に購入した「展示用備品(ショーケース)」の費用がなくなったことによるもので、事業の縮小ではありません。 アンケートでは展示の刷新を求める大きな声は少ないですが、「講座のテーマ」への要望を多くいただいています。令和8年度に特大の新事業はありませんが、特定の時代に偏らないようバランスを考慮し、市民のニーズを反映した展示や講座を企画していく方針です。
他市の資料館では体験型展示が進化しています。本市の「体験学習室」も、宝の持ち腐れにならないよう活用すべきです。具体的な予定や、昨年度購入した備品の内容、アンケートを基に改善する点について再度伺います。
まず体験学習室ですが、かまどを使った昔の食体験の復活や、新たな試みを検討したいと考えています。ただ、展示物は市民からの寄贈品など貴重な「一次資料」であり、防犯・保護の観点から職員の立ち会いが必要です。そのため常時開放は難しいですが、活用の機会は増やしてまいります。
次に備品ですが、重要文化財など人気の高い資料を、特別展の最中でも常設展示できるよう「トピック展示用のケース」を購入しました。これにより「見に来たのに展示されていなかった」という不満を解消します。
最後にアンケートへの対応です。企画展への要望には、我々職員も研鑽を積みながら応えていきたいと考えています。また、「オリジナルグッズの販売」という声に対しては、予算をかけずに自作の缶バッジやスタンプなどを作成し、子どもたちに配布するなどの工夫を順次進めています。

文化振興基金積立金 2,266,000円(前年1,227,000円/84.7%増)
使い道が決まっていないのに、なぜ今年の積立額はここ数年で一番多いのですか? 何か意図や理由があるのでしょうか。
意図的ではなく、寄附金が増えたからです。予算は「過去3年間の平均」で計算するルールなのですが、令和4年度に200万円の大きな寄附があり、その影響で今年の積立額が増えました。
令和4年度の寄附が理由なら、去年の積立額も上がっていないとおかしくないですか? なぜ「今年」だけ急に上がっているのか分かりません。
説明が足りず失礼しました。実は令和4年度だけでなく、令和5年度・6年度も1口あたりの寄附額が大きい状態が続いていたのです。 今回の予算は「令和4・5・6年度」の3年間を平均したため、トータルで寄附額がぐっと跳ね上がり、今年の大幅な増額につながりました。

プール民間委託 20,479,000円(前年18,324,000円/11.8%増)
プールの民間委託について2点質問します。委託料の内訳と、民間委託を「する・しない」場合の収支の比較を教えてください。
市内に水泳部がある学校の数と、今後の活動はどうなるか教えてください。
1点目について、令和8年度は中学校1・2年生と小学校2校で実施予定です。
民間委託する場合の費用: 施設利用費(約1,608万円)+人件費(440万円)=計2,048万円。
これまでの学校プールの維持費: 光熱費や修繕費など=計1,589万円。
また、もし「市内すべての小学校(7校)」で比較した場合の試算は以下の通りです。
全小学校が民間委託: 計4,186万円(児童1人あたり1万2,523円)
民間委託せず、学校プールを使い続ける: 施設の老朽化による大規模改修費が必要になるため、維持費は計6,642万円(児童1人あたり1万9,869円)に跳ね上がります。そのため、民間委託した方が安くなります。
2点目の水泳部についてですが、現在、市内に水泳部のある中学校はありません。
資料を見ると、インストラクターの人件費が「中学校は1人あたり17万6,000円」「小学校は13万2,000円」と差があります。これは授業時間の違いによるものですか?
民間委託しない場合にかかるという「大規模改修工事の費用」は、どのように計算(積算)したのですか?
インストラクターの経費については、1人あたり1万円として計算しています。(※総額の差は授業時間などの違いによるものです)
大規模改修費の計算根拠についてですが、各学校のプールの築年数などは異なりますが、「今後10年間で必要になる各校の改修費用」の合計を算出し、それを児童数で割って比較のベースとしています。


学校保健推進事業 備品購入費 153,000円(前年218,000円/29.8%減)
学校の保健室用備品の購入費について質問します。 今回は具体的に何を購入する予定ですか?また、過去の実績と「昨年から6万5,000円も減額された理由」を教えてください。備品が足りなくなって、子どもたちに悪影響が出ないか心配しています。
保健室の備品は毎年計画的に購入しており、ここ数年は聴力検査で使う「オージオメーター(聴力検査器)」を計画的に買い換えています。 今回の減額は、この機器の見積もりを取ったところ前年度よりも安く購入できるようになったためで、必要な備品を削ったわけではありません。
子どもたちへの影響を心配されている点についても、他の必要な備品は予定通り計画的に購入していますので、どうぞご安心ください。

スポーツ推進審議会委員 90,000円(前年90,000円/±0)
スポーツ推進審議会について、以下の点を教えてください。設置の目的、会議の開催回数と内容、開催する必要性と効果
目的: スポーツ基本法と市の条例に基づき設置しています。
回数・内容: 令和7年度は2回開催し、スポーツ施設の整備や事業についてご意見をいただきました。
必要性と効果: 施設の整備などにおいて、一部の声に偏らないよう多様な意見を聞くために必要です。現在は意見が真っ二つに割れるような案件はありませんが、今後、重要な方向性を決める際には大きな効果があると考えています。
スポーツ全般について審議されているのですね。では、今注目されている「部活動の地域移行検討協議会」との連携状況はどうなっていますか?
組織同士が公式に連携しているわけではありません。ただ、スポーツ推進審議会の委員の中に、部活動地域移行の検討委員会にも出席している方がいらっしゃいます。そういった意味では、情報や視点はつながっており、全く無関係ではないと考えています。

イベント開催等業務委託 1,795,000円(前年なし)
例年は職員の皆さんで色々なイベントを運営されていると思いますが、今回のスケートボードのイベントを「業務委託」にした理由を教えてください。
専門的な指導者が必要なため: イベントには指導者が不可欠ですが、あいにく現在の担当職員(3名)の中にスケートボードに長けた者がおりません。そのため、指導に慣れているプロにお任せする必要があると判断しました。
備品手配のコストを抑えるため: スケボーにはヘルメットなどの安全具が必要ですが、市がスポットでレンタルするよりも、指導者の派遣と備品の手配を「セット」で外部委託した方が安く抑えられるためです。

樹木管理委託 709,000円(前年なし)
体育施設の「樹木管理委託」について、以下の点を教えてください。委託の内容と委託先、委託料の内訳、外部に委託する必要性
内容・委託先: サン・アリーナ敷地内にある「高い木(高木)」の剪定(枝切り)などです。委託先は予算が成立した後の手続きで決まるため、現時点では未定です。
内訳: 高所作業車の費用や、作業員の人件費などです。
必要性: 近年、倒木や落ちてきた枝による大怪我のニュースが増えています。敷地内には通路に枝が落ちる危険がある木もあるため、11月の「ねんりんピック」開催に向けて、安全対策として実施する必要があります。
昨年も別の施設で倒木の予算がついていた記憶があります。今回の委託料の中に「倒れそうな木のチェック(点検)」の費用は含まれていますか? 含まれているなら、その頻度も教えてください。
今回の委託料の中に、改めてチェックのための費用は計上していません。 サン・アリーナの日常的な管理は「施設管理公社」に指定管理として委託しており、その中で日頃からチェックを行っていただいています。実際、昨年も中が空洞になっていた桜の木を1本伐採しました。そのため、今回はチェックではなく「剪定作業」そのものの費用となります。

舎人スポーツパーク改修工事 83,000,000円(前年24,500,000円/200%増)
舎人スポーツ・パークの改修工事で、テニスコート4面を直すとのことですが、このコートには現在どういった問題があり、今回の工事で解決するのでしょうか?
利用者の方々から「コートのひび割れがひどい」という改善の要望を以前からいただいておりました。今回の工事を行うことで、そのひび割れ問題が解消できると考えています。
全8面のうち4面だけを直すようですが、残りの4面はひび割れなどの問題はないのですか?
ここは「調整池」を兼ねている場所ですよね。大雨のときにコートが水没することもあると思いますが、利用者の安全性については大丈夫でしょうか?
なぜ半分だけ直すのか: 残りの4面も将来的には検討が必要ですが、今回一度に8面すべてを工事してしまうと、利用者の皆さんがテニスをできる場所がなくなってしまいます。そのため、まずは影響を少なくするために半分(4面)から進めることにしました。
水没時の安全性について: 調整池は雨が降ってから徐々に水がたまる仕組みです。また、いきなりテニスコート側に水が来るわけではなく、反対側から先にたまっていきます。そのため、利用中に急激に水位が上がって危険になるようなことはないと考えています。

桶川サン・アリーナの防水改修工事 74,300,000円(前年81,000,000円/8%減)
桶川サン・アリーナの防水改修工事について、工事を始めるにあたり、もともとどういった課題(トラブル)があって着手に至ったのですか?
先ほど「令和8年度末で進捗率50%」というお話がありましたが、2年かけて工事をしても令和8年度末には完了(100%)しないのでしょうか?
工事の理由(課題): メインアリーナでは、横殴りの大雨が降ると雨漏りが発生することが常態化していました。コートの一部を避けて使っていただくなどご不便をかけていたため、今回の工事でこの雨漏りを解消します。
進捗率について: すみません、先ほどの私の答弁に誤解を招く表現があったかもしれません。正しくは、「令和7年度末で50%」進み、「令和8年度中に完了(100%)」となります。令和8年度末には工事はすべて終わっております。

学校給食業務経費 630,664,000円(前年631,630,000円/0.2%減)
学校給食費の無償化がスタートすることで、小学校の給食業務経費などの「歳出予算(市が出ていくお金)」にはどのような影響がありますか?
結論から申し上げますと、歳出予算への影響(金額の増減など)は特にありません。
これまで保護者の皆様から集めていた給食費は、すべて「食材料費」として歳出(給食業務委託費の中)に計上されていました。無償化になっても、この食材料費の総額自体が変わるわけではありません。
変わるのは「歳入(市に入ってくるお金)」の財源です。保護者からの徴収金の代わりに、国や県からの「交付金」が充てられるようになるため、財源の中身(色)が変わるだけで、歳出の予算規模そのものに変化はありません。

給食用備品 4,840,000円(前年4,840,000円/±0)
学校給食の「備品購入費」について、今回購入する品目と金額の内訳を教えてください。
令和8年度は、3つの学校を対象に「食器洗浄機」と「野菜切り機」を購入する予定です。予算の合計は484万円を計上しています。
これらの備品は、古くなったための「交換」ですか? それとも、例えば野菜切り機のように、これまで手切りしていた場所に新しく「新設」するものですか? もし新しく導入するのであれば、調理員さんたちの負担がどれくらい減るのか、導入前後での変化を教えてください。
今回の備品購入は、すべて古くなってしまったものの「交換(買い換え)」です。 すでに現在も使用している機械を新しくするだけですので、調理員さんたちの作業負担については、導入前後で特に大きな変化はないと捉えています。

多子世帯学校給食費等助成金 484,000円(前年同額)
「多子世帯学校給食費等助成金(公立以外の学校に通う第3子の給食費を市が助成する制度)」について質問します。 今回の国の給食費無償化スタートによる、この制度への影響はないのでしょうか?
影響はありません(制度は継続します)。 国の給食費無償化は「公立学校のみ」が対象で、私立学校などは対象外となっています。そのため、私立等に通う子どもたちをサポートする市のこの事業については、対象者がいる限り今後も引き続き実施していきます。
なるほど、第3子は市の制度でカバーされるのですね。 では、私立学校等に通っている「第1子」や「第2子」がいるご家庭の場合、今回の無償化の恩恵は受けられない(市からのサポートはない)ということでしょうか?
現在のところ、市として私立の第1子・第2子に対する独自の補助などは行っていません。 今後、国が無償化の対象を私立などにも拡大していくかどうかはまだ未定ですので、国や社会の動向を注視しながら、今後の対応を考えていきたいと思っています。


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