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白川 司 ブログ

外国人問題についての代表質問(令和8年第1回定例会・その1)

2026/2/26

千代田区議会自由民主党議員団の一員として、代表質問をおこないます。

 

まず、千代田区における外国人問題、とりわけ民泊・治安・教育への対応について伺います。

現在、外国人問題が、日本社会全体の大きな課題として浮かび上がっています。

政府も、在留資格制度の見直しや受け入れ体制の整備など、外国人問題への対応を急ピッチで進めています。

「外国人問題」と一口に言っても、その内容は極めて多岐にわたります。

労働、医療、福祉、治安、教育、地域コミュニティなど、論点は幅広く、自治体として対応するには、まず問題を丁寧に整理し、優先順位をつけることが不可欠です。

千代田区においても、今後、訪日外国人、移住外国人の双方が増えていくことが見込まれ、区政として体系的な対応が求められる段階に入っていると考えます。

私が区民の方々に取材を重ねる中で、とくに関心が高かったのは、外国人をめぐるマナー問題、そしてそれと密接に結びついた民泊の問題でした。

民泊をめぐるトラブルには、

・深夜の騒音
・ゴミ出しや分別の不徹底
・共用部の無断使用やその他のルール違反
・見知らぬ人の出入りによる不安
といった、生活に直結する問題が数多く含まれています。

これらは必ずしも外国人に限った問題ではありませんが、実際には、短期滞在の外国人観光客が関与するケースが多いというのが、区民の実感です。

その意味で、民泊問題は「外国人問題」の中でも、最も生活実感と結びついた分野だと言えます。

民泊問題を整理すると、その本質は、単なるモラルの欠如というよりも、文化的な違いから、ローカルルールが十分に伝わっていないことにあるようです。

日本のマンションや地域社会では、
・静かに暮らす
・共用部を大切に使う
・ゴミは決められた方法で出す
といったルールが、法律や条例ではなく、暗黙の了解として運用されてきました。

しかし、「ルールとして明文化されていないことは、守らなくてもよい」という文化で育った人にとって、こうした暗黙のルールが守られないのは、ある意味で当然とも言えます。

実際、あるマンションで取材したところ、特定の外国人世帯、具体的には中国人家庭の生活マナーが非常に悪く、周囲が困っているという声がありました。

ところが、そのマンションでは、日本語のみの貼り紙が掲示されているだけで、実効性がほとんどなかったとのことです。

このような場合、暗黙のルールに頼ることがかなり難しくなっています。重要なマナーについては明文化し、多言語で示すという発想が必要になっていると感じます。

たとえば、マンション管理組合などから区に相談があった場合に限り、中国語や英語などで作成した注意喚起の掲示物に「千代田区役所」の署名を付けて提供するといった対応が必要ではないかと考えます。

こうした対応は、区の権威を背景に、一定の実効性を持たせることが期待できます。

もちろん、すべてのマンションに区が個別対応することは、職員の負担を考えれば現実的ではありません。あくまで、要請があった場合に限定した支援とすることで、行政の関与としても妥当性が保たれます。

これは民泊問題に限らず、外国人をめぐる生活マナー全般に応用可能な考え方です。

次に、治安の問題についてです。

外国人問題が語られる際、治安悪化への懸念が強調されがちですが、千代田区において重要なのは、統計上の犯罪件数以上に、区民が感じる不安への対応だと考えます。

・見知らぬ外国人が頻繁に出入りする
・誰が住んでいるのか分からない
・何かあったときに言葉が通じない

こうした状況が積み重なることで、「治安が悪くなった」という印象が形成されていきます。

民泊問題は、まさにこの「不安の蓄積」と直結しています。

その意味で、民泊対策を適切に行うことは、治安対策の一環でもあります。ただし、担当部署は民泊問題について、制度整備を伴う高度な対応策を進めておられるようですので、その効果を見て考えるべきでしょう。

行政には、区民の関心が高い民泊問題については、対応とともに、不安解消のための発信にも力を入れていただきたいと考えます。

さらに、長期的に見て重要なのが教育の問題です。

今後、移住外国人が増えれば、千代田区の学校現場でも、日本語指導、多文化共生、保護者対応といった課題が増えていくことは避けられません。

ここでも重要なのは、「すべてを学校現場に押し付けない」ことです。教育現場が疲弊すれば、区全体の教育の質が低下しかねません。

外国人児童・生徒への支援は必要ですが、それと同時に、日本人の児童・生徒や保護者が不利益を被らないよう、行政として明確な整理と支援体制を構築する必要があります。

以上のように、民泊、マナー、治安、教育といった問題は、個別に見えて、実は相互に深く関係しています。
これらについては、
・どこに相談すればよいのか分からない
・部署が分かれていてたらい回しになる
という状態のままにしておくことは、区民の不満を高めるだけです。

外国人問題が今後さらに多様化・複雑化していくことを考えれば、まずは身近な生活問題を入り口として、相談をワンストップで受け止め、関係部署につなぐ体制を整えるべき時期に来ていると考えます。

そこで伺います。

千代田区における外国人問題について、民泊や生活マナーを起点に、治安や教育までを含めて整理し、区民やマンション管理組合などからの相談にワンストップで対応できる体制を構築するお考えはおありでしょうか。

区民の不安を未然に抑え、地域の秩序と共生を両立させるための、区長のご所見をお聞かせください。

 

納税者のための区政にあり方についての代表質問(令和8年第1回定例会・その2)に続きます。 

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著者

白川 司

白川 司

選挙 千代田区議会議員選挙 (2023/04/23) [当選] 630.651
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肩書 評論家・翻訳家。国際政治・経済について、雑誌・著作・ニュースサイト・YouTubeなどで精力的に発信。
党派・会派 自由民主党
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