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「ひろしまLMO」による住民主体のまちづくり (令和7年度 白岡市議会連合会派視察 その1)

2026/1/21

白岡市議会議員 細井藤夫です。

 

2026年1月20日、21日の2日間、白岡市議会の連合会派(WAKABA, TSUNAGU, MIRAI)での視察を行いました。

神戸市の「まちなか活用空地」制度 (令和7年度 白岡市議会連合会派視察 その2) - 細井藤夫(ホソイフジオ) | 選挙ドットコム

 

1月20日、広島県広島市における、住民主体のまちづくり「ひろしまLMO」について、広島市の担当課から説明をいただきました。

ざっと…の報告ですが、私個人のきいたこと、考えたことを書き記していきます。

 

【ひろしまLMOについて簡単に…】

「ひろしまLMO」は、広島市内の小学校区ごとに地域運営組織(Local Management Organization)を立ち上げるものです。

広島市には8つの区のなかに140の小学校がありますが、現在81地域で設立、また、16地域で設立準備が進められています。

 

広島市では、令和2年度に「町内会・自治会等実態調査」を行い、町内会や自治会が抱えている課題をまとめ、それをもとに「ひろしまLMO」の導入に至っています。

町内会・自治会等実態調査の調査結果|広島市公式ウェブサイト

この調査結果について、ポイントをしぼって説明をいただきましたが、改めてみてみると、住民自治への意識・課題などは、全国的に似たものがあるという印象でした。

(白岡市でも、中心部の自治意識は低く、郊外部は自治意識は高いと考えます。一方で、郊外部では地域住民の減少と高齢化が進行しており、全体的に広島市の調査結果に似ているという印象です。)

 

広島市には、全市を管轄する社会福祉協議会と、地域ごとに設立された任意団体の「地区・学区社会福祉協議会」とがあります。

「ひろしまLMO」では、後者の「地区・学区社協」や「連合町内会・自治会」を中心に、地域内で活動する民間団体、企業、商工会、住民有志など、広範なメンバーで、まちづくりを行っています。

小学校区内に住む、すべての住民を対象に活動し、それぞれの団体等が抱えている地域課題の解決に向けた取り組みで協働して、地域主体の持続可能なまちづくりを目指すものです。

 

当初は、広島市の松井市長の発案によってはじまったものでしたが、

令和6年9月 国の「指定地域共同活動団体」制度

令和7年7月 「広島市指定地域共同活動団体の指定等に関する条例」施行

      「持続可能な地域コミュニティの実現に向けたガイドライン」制定

によって、法令上、また、行政においても安定した取組になっています。

 

 

「ひろしまLMO」を設立することで、

① 全住民対象の大規模イベント等への参加促進など、いままで地域活動に参画してこなかった新たな担い手の確保をはかること

② 地域内の団体が連携しあうことで、地域の組織体制の強化を図ること

③ 柔軟な財政支援の活用などによる、活動拠点や活動内容の充実化を図ること

などをめざしています。

 

活動資金については、①設立時の助成金、②毎年度の運営助成金、③各種地域団体への補助金を拡充・一本化した一括交付金の3種を、「広島市(全体の)社会福祉協議会」から交付する方法をとっています。

 

このうち、

①は、上限50万円。

②は、

(a) 人件費 300万円→広島市の会計年度任用職員2人分を参照して設定した額

(b) 活動拠点維持管理・運営費→市内中心部に事務所を設置する場合の賃料と水道光熱費を参照して当初200万円と設定

(c) 地域問題を解決するための事業への支援→当初100万円と設定

※(b)と(c)は、現在はあわせて300万円

③は、申請により交付しているものです。

 

従来の補助金制度では各団体が別々に手続きを行っており、市からの各種補助金に関しては余剰額の処理などの問題もありました。

「ひろしまLMO」に参加した団体に対しては、LMOに対して市社協から一括交付することで、

① 従来補助対象でなかった団体に対しても補助がいきわたるようにしたこと

② 市社協からの補助なので、次年度繰越を可能にしたこと(次年度以降の補助額で調整)

などの改革がはかられています。

 

【白岡市で出来そうなこと】

住民自治のあり方として「ひろしまLMO」は優良なモデルケースであり、最終的な目標としていく価値を感じました。

 

広島市の場合、「地区社会福祉協議会(任意団体)」「連合町内会」といった地域団体があったことで、そこを核に結集する手法が可能だったと感じます。

一方、白岡市では、地域団体と市行政との関係性が広島市と異なることから、同じ手法をとれるかどうかという課題があるかと感じました。

 

各種団体への助成については、現状の市からの補助ではなく、市社協、あるいは、「補助金窓口組織の立ち上げ」などによって、補助金剰余額の手続きをなくし、複数年度事業を可能にするなどの改善も可能かと思います。

 

すぐに同じものを取り入れる、ということは難しいですが、住民参加型の自治のひとつの目標として、今後も「ひろしまLMO」の取組に注目していきます。

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著者

細井 藤夫

細井 藤夫

選挙 白岡市議会議員選挙 (2023/04/23) [当選] 550 票
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白岡市議会議員選挙

肩書 白岡市議会議員(会派WAKABA) 産業建設常任委員+議会広報常任委員。 白岡市都市計画審議会委員。 白岡市指定家庭保育室「サクラ保育所」施設長
党派・会派 無所属
その他

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