2024/12/10
白岡市議会議員 細井藤夫です。
現在、白岡駅西口線・西口駅前広場の事業がすすんでいます。
埼玉りそな銀行白岡支店が移転し、現在旧店舗の解体工事が進んでいます。
この解体が終わったのち、来年度からは、跡地に「駅前広場」を整備し、その後西口ロータリーの整備を進めます。
また、白岡西口線の道路も、用地買収をすすめ、これから道路をつくる工事が進んでいきます。
最終的には、白岡駅から、さいたま栗橋線(西のマツモトキヨシ、カスミ白岡店、もちもちの木の信号)までをほぼ一直線で結ぶ道路が開通します。
この2本の道路、特に白岡駅西口線は、市内外から白岡駅への交通アクセスを飛躍的に向上させる道路として早急に整備・開通すべき道路ですが、長らく白岡駅西口に住む身としては、「自分の家の前が、裏通りになる」という現実をいかに受け入れるかという問題も抱えることになります。
白岡駅西口の、朝日バスの運行ルート、最初に左折したところの道路、昔は幾多の店が並ぶ「本町通り商店街」でした。
名前はそのままですが、今や空いているのは数店舗という状態。
これが、白岡駅西口線が開通したあとに何店舗残るのか、現実を直視しなくてはなりません。
いま、朝日バスが運行している「白岡駅~本町通り~農協前~高台橋~篠津交差点」の道路は、白岡駅西口線の開通と同時に、裏通りになります。
① 久喜市菖蒲町方面から白岡駅へは、高台橋の付近の道幅の狭さがネックになっていますが、篠津交差点からさいたま栗橋線に入り、白岡駅西口線に抜けるルートが使われるようになります。
② 篠津地域から白岡駅へは、本町通りから駅前通りへまがる丁字路がせまく、見通しが悪いことで朝晩の渋滞を招いていましたが、農協前から中央通りに入り、ウエルシア白岡店わきから白岡駅西口線に入るルートが便利になります。
③ 西地域・蓮田市西部地域から白岡駅へは、八幡神社境内の一方通行と、う回路のせまさがネックでしたが、さいたま栗橋線から白岡駅西口線で一本になります。
④ 蓮田市中心部方面から白岡駅へは、県道さいたま栗橋線から蓮田市西新宿のデニーズ前交差点から右折して、さらに突き当り左折のコースでしたが、右折後の道が急こう配なので、県道さいたま栗橋線をそのまま直進して白岡駅西口線のルートが便利になります。
⑤ 久喜市中心部方面から白岡駅へは、県道春日部菖蒲線から白岡駅西口線に入るルートが便利になります。
①~⑤のそれぞれが、白岡駅西口線の利便性を享受できるかわりに、本町通りは①②③⑤が通らなくなることで、また、白岡駅西口付近もさらに衰退することになると考えます。
平成初期からの30年の間に、近隣に大型商業施設ができたり、ネットショッピングが普及したりして、従来の商店街の「必要なものを売るお店」は衰退を余儀なくされました。
もはや本町通り商店街には、肉屋も魚屋も八百屋もなく、文房具屋もスポーツ用品店も書店もありません。
白岡駅付近の特徴として、「大宮まで往復ワンコイン」という気軽さで、地元消費がなくなり、買い物の大宮依存が続いたことも一因だったと考えています。
このまま、白岡駅西口線が開通して、「目抜き通りを商店街に」と考えても、商業が発展する余地があるかどうか…、また、既存の商店が「裏通り化で衰退して廃業」という悲劇だけにならないか心配しています。
では、どうするか…。
「モノを売ることを捨てる」という大胆な商業施策を打つことも必要ではないかと考えます。
つまり、「モノを買うのは、大型商業施設とスーパー、コンビニと、ネットショップ」という令和の常識にあわせて、それ以外の商業施設として、飲食店、床屋、美容院、スポーツジムなど、「そこに行かないとならない商売」に特化した商店街。
実際に、市民のみなさまの多くから、「白岡って食べるところがないよね」「呑みに行ける店がないね」というお声をいただいています。
それが、市内の商業ニーズではないでしょうか。
例えば、サッカーボール。ほしい人は、ショッピングモールにはいっている大手スポーツ用品店に行くかネットショップで買われることと思います。
これを、市内で一生懸命売っても、「売れるまでにモデルが古くなる」「価格で勝てない」などの理由で、在庫が陳腐化するのが、従来型の商店街スタイルの限界だと考えます。
市の商業施策を考えると、いまいち振り切っていないように思っていますが、既存の商店街の若い経営者さんにいままでの家業を捨てていただいて、「モノを売らない経営者」になっていただく発案も大事になると考えます。
例えば、一代で数十店舗を構えるに至った飲食チェーンの創業者によるセミナーとか、学ぶべき点は多いと思っています。
(飲食未経験が飲食店を開く場合、そのノウハウの不足が問題になると思いますが、自身が経営者兼シェフ、という従来型の飲食開業ではなく、例えば、独立願望のある料理人さんを後方支援する形でのパトロン的飲食経営、という手法もあるはずです。)
物品販売の家業を捨てるとなると、従来の在庫をどうするか、という問題が大きくのしかかります。
それが業種転換に障壁となるなら、その支援を考えることも必要になると思います。
客側からみてコスパの良い飲食店であれば、やがて評判となり、顧客が定着します。
常にどこかの店に顧客がいる状態ができれば、ひとの往来がよみがえり、他の店舗の集客にもつながります。最終的に、「商店街」として定着するようになります。
今までの商店街から、新しい目抜き通りへの転換が現実的にみえてきた今だからこそ、業種をしぼった商業展開と、従来の経営者さんの業種転換の支援をまじめに考えるべき段階にあると考えています。
2026年3月の運賃改定の申請で、白岡~大宮・さいたま新都心間が、253円(きっぷ260円)と、「往復ワンコイン」ではなくなることが伝えられています。
そうなると、心理的に「大宮まで出ることが気軽ではなくなる」ので、コスパの良い飲食店、腕の良い美容院、理髪店などは、きちんと勝負すれば白岡でもチャンスが生まれるはずです。
今すぐ提唱できるほど、まとまった案にはなっていませんが、思いついたことをざっと書いてみました。
今後、もう少しつめて、市と商工会に発案していきます。
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