2026/6/17

こんにちは、岡野たかしげです!!
今回は、京都市左京区・岡崎エリアにある京都市動物園で行われている「守れ!イチモンジタナゴプロジェクト2026」についてご紹介します。
京都市動物園というと、キリンやゾウ、ゴリラ、ペンギンなど、さまざまな動物に出会える場所というイメージを持つ方が多いかもしれません。
もちろん、動物たちを間近に見られることは、動物園の大きな魅力です。
しかし、京都市動物園では、動物を展示するだけでなく、絶滅の危機にある生き物を守るための保全活動や、地域の自然環境について学ぶ取り組みも行われています。
そのひとつが、「守れ!イチモンジタナゴプロジェクト」です。
イチモンジタナゴは、タナゴの仲間で、琵琶湖・淀川水系など限られた地域に生息する希少な淡水魚です。体は小さく、名前のとおり体に一本の筋のような模様が見られることが特徴です。
一見すると、とても控えめな魚かもしれません。
けれど、イチモンジタナゴは、地域の水辺の豊かさを知るうえで、とても大切な存在です。
現在、イチモンジタナゴは環境の変化などにより、野生での確認が難しくなっているとされ、絶滅危惧種にも位置づけられています。京都市動物園では、このイチモンジタナゴの飼育下繁殖に取り組み、将来的な野生への再導入を目指した活動を進めています。
イチモンジタナゴの面白い特徴のひとつに、繁殖の方法があります。
多くの魚が水草や石などに卵を産むのに対し、タナゴの仲間は二枚貝に卵を産みつけます。イチモンジタナゴも、ドブガイなどの二枚貝と関わりながら命をつないでいきます。
つまり、イチモンジタナゴを守るためには、魚だけを守ればよいわけではありません。
二枚貝が生きられる水質や環境、周辺の生き物との関係、水辺全体の生態系を考える必要があります。
「守れ!イチモンジタナゴプロジェクト」は、まさにそうした自然のつながりを学ぶことができる取り組みです。
2026年のプロジェクトでは、白川調査や平安神宮神苑の生き物観察、外来種について考える活動、稚魚の放流などが予定されています。いずれも、イチモンジタナゴだけでなく、岡崎地域の自然環境を知ることにつながる内容です。
京都市動物園の近くを流れる白川は、琵琶湖疏水ともつながっています。岡崎エリアは、美術館や劇場、平安神宮などが集まる文化的な地域として知られていますが、その一方で、水辺の生き物たちが暮らす環境も身近にあります。
普段、街を歩いているだけでは気づきにくいかもしれません。
けれど、川の中や池の中には、さまざまな生き物が暮らしています。
その中には、もともと地域にいた生き物もいれば、人の活動によって持ち込まれた外来種もいます。外来種が増えることで、在来の生き物がすみにくくなることもあります。
イチモンジタナゴを守る活動は、ひとつの魚を守るだけの話ではありません。
それは、京都の身近な自然を見つめ直すことでもあります。
水辺の環境を知ること。
生き物同士のつながりを知ること。
人の暮らしと自然がどのように関わっているのかを考えること。
そうした学びが、このプロジェクトには詰まっています。
動物園での学びというと、大きな動物や珍しい動物に目が向きがちです。けれど、小さな魚にも、守るべき命があり、その命を支える環境があります。
イチモンジタナゴのような小さな生き物に目を向けることで、私たちは、自然の見え方を少し変えることができるのかもしれません。
京都市動物園は、子どもから大人まで楽しめる場所です。
そして同時に、命や環境について考えるきっかけをくれる場所でもあります。
「守れ!イチモンジタナゴプロジェクト2026」は、岡崎のまちにある動物園から、地域の自然や生物多様性について学べる貴重な機会です。
左京区の身近な水辺に、どんな生き物がいるのか。
その生き物たちを守るために、どんな取り組みが行われているのか。
小さな淡水魚・イチモンジタナゴを入口に、京都の自然の豊かさと、その大切さに触れてみてはいかがでしょうか。
イベントについての詳細はコチラのURLをご確認ください
https://zoo.city.kyoto.lg.jp/zoo/event/20260220-83042.html
以上、岡野たかしげでした!
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