2026/8/4
習志野市議会議員の三代川ゆうやです。
デジタル政策地方議員グループの研修で、墨田区産業共創施設「SUMIDA INNOVATION CORE(SIC)」を視察しました。


このグループは、党派や地域を超えて、デジタルの力で地域課題の解決を目指す地方議員が集まり、先進自治体の視察や勉強会を通じて学び合うネットワークです。
自治体の枠を越えて知見を共有し、それぞれの地域で政策に生かすことを目的に活動しています。


今回視察したSICは、単なるスタートアップ支援施設ではなく、地域企業とスタートアップの共創を促進し、新たな産業を生み出すための拠点です。
墨田区では、製造業の減少という課題に対し、「産業集積のアップデート」を掲げ、地域企業が持つ高度な技術やノウハウと、スタートアップの新しい発想やデジタル技術を組み合わせることで、新たな価値を創出しています。
SICでは、
・共創プランの作成支援(SPARK)
・実証実験(Prototype)
・事業化・社会実装
までを一貫して伴走支援しており、行政が企業同士をつなぐコーディネーターとして重要な役割を担っていました。
令和8年5月時点では、
✅ 会員数684社
✅ 共創プロジェクト106件
✅ 区内経済効果約5億円
という実績を上げており、令和9年度末には共創プロジェクト180件、区内経済効果約30億円を目標に掲げています。
今回の視察では施設の説明だけでなく、実際にSICを活用している5社のスタートアップ企業からも直接お話を伺うことができました。



AIによる製造業の見積業務支援、対面コミュニケーションを可視化するAI、人材育成・DX教育、メタバース、ヘルスケアなど、それぞれ異なる分野で事業を展開していましたが、共通していたのは、SICでの実証実験や地域企業とのマッチング、伴走支援が事業成長の大きな後押しになったという点でした。
また、補助金だけではなく、「実証の場」「企業との出会い」「専門家による伴走支援」が事業化や資金調達につながっていることも非常に印象的でした。



◼️習志野市への提言
この分野に関して私はかなり力を入れて取り組んでいます。
習志野市には、墨田区のような製造業集積はありません。しかし、日本大学・千葉工業大学・東邦大学などの大学、市内企業、商工会議所、金融機関など、多様な地域資源があります。
だからこそ、習志野市に必要なのは施設そのものではなく、地域企業・大学・金融機関・スタートアップをつなぐ「共創の仕組み」だと思います。
* 市内企業と大学・学生が連携する実証実験の場の創出
* 創業支援だけで終わらない伴走支援の充実
* 商工会議所や金融機関と連携した事業化支援
* 市内企業同士やスタートアップとのマッチング機会の創出
* 地域課題をテーマにしたオープンイノベーションの推進
などを進めることで、新たな産業や雇用の創出、地域経済の活性化につながる可能性を感じました。
今回の視察を通じて、行政の役割は補助金を交付するだけではなく、企業・大学・金融機関・スタートアップをつなぎ、新たな挑戦を後押しする「伴走者」であることを改めて実感しました。
今回学んだ知見を、習志野市の創業支援や産業振興、DX推進に生かせるよう、今後の政策提言につなげてまいります。
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