2025/9/15
こんにちは、田中ヒロシです。9月20日より国勢調査が始まります。
5年に一度実施される全国規模の調査です。規模の大きさもすごいけど、何がすごいかといえば、それは人海戦術によって行われるということ。
そんな国勢調査について解説したいと思います。
すでにご存知と思いますが、イメージキャラクターはマツケンこと松平健さん。
私の町内会役員名刺の裏面にも印刷してしまいました。

国勢調査って、昔は、ちょっとめんどくさかったけど、随分簡単になりました。そうなんですね、昔と違って、インターネット時代なので、ウェブサイトでの回答にシフトされています。
そうすると疑問に残るのが、少々うざく感じた訪問員がなんで必要なのか。それはね、訪問員をやってみればわかるのだけれど、調査票を配布する上での事前準備や確認、案内など、国勢調査の事業は現場レベルで、多くの調査員の活躍によって成り立っているのです。訪問員の方が全力で頑張っているから成立している。これだけの規模できちんと調査している国って日本くらいなのでしょうね。日本人はすごいですね。
近年では回答率が下がっているとの報道もありますが、これって地域にとって死活問題です。行政が、政治が、事業を進める上で、政策を立案する際に、国勢調査は欠かせないものとなっています。
回答率が下がると、当該地域の現状を適切の捉えることができなくなり、必要な行政サービをを進めることができなくなり、正しく税金が使われなくなってしまう危険性があります。防災計画に実体と乖離が生じると住民を十分に守ることができなくなってしまいます。
だからこそ、地域のために、家族のために、そしてご自身のためにも国勢調査にみんなで協力しましょう。
そして、ご近所の方、同僚の方などなど、皆さんから親しい方々へ、国勢調査の意義について拡散頂けたら幸いです。
国籍に関わらず日本国内に居住するすべての人を対象に、主に人口や世帯の状況などを調査することを目的としています。
調査項目は、概ねこんな感じです。
個人に関する項目
氏名、性別、年齢、配偶関係、国籍、居住期間、5年前の住居の所在地、教育(在学・卒業)、就業状態、事業の種類、仕事の種類、就業地・通学地、交通手段
世帯に関する項目
世帯の種類、世帯員の数、住居の種類、住宅の建て方
皆さん、国勢調査っていつごろから始まったかご存知ですか?なんと、国勢調査は大正9年が始まりで、今回は22回目らしいです。
戦時中、中止を余儀なくされたこともあったようですが、100年以上続く大イベントなのです。
人口を調べて何になるのか。それは、国や地方の行政を進める上での基礎データとなります。
この地域には子どもたちが多いから、じゃぶじゃぶ池やボール遊びができる公園を作ろうとか、一人暮らしのお年寄りが多いから、お年寄りが安心安全に集えるフリースペースを作ろう、お年寄りや子育て世代が多いのに、なんで駅にはエレベーターがない?!など、問題定義の根拠にもなり、公共の福祉を向上させるために国勢調査のデータは重要な指標となるのです。
国勢調査は主に人口や世帯について調べますが、それだけではないのです。就業者について、昼間人口についてなど、行政サービスの基本となる公簿「住民基本台帳」から読み取れないような情報も調査しています。
指定都市、中核都市など、自治体の格上げ、格下げなど要件の確認や、過疎地域の認定にも活用されています。地方交付税の算定では、年齢別の人口など自治体の財源にも直結する、大切な調査なのですね。
気にしたことはありませんが、実はGDPの算定にも調査結果が活用されています。産業別雇用者数など産業別、地位別の就業者数を推計するのに役立っているそうです。
そして、当たり前といえば当たり前かもしれませんが、政治に大きな関わりを持っているのです。
選挙区の改定を審議する機関で、選挙区画定審議会という会があるのですが、国勢調査の統計データをもとに、改定等、いわゆる「区割り」の必要性があれば、内閣総理大臣に改定案を勧告するそうです。
そして、政党助成金も、国勢調査の結果をもとに定められているとのことです。
企業にお勤めの方であれば、店舗開発の出店計画や地域別の商品開発、需要予測など、また、経済学や社会学など学術研究の世界でも多国勢調査は多岐にわたって利用されています。
と、まぁ、普段気にはしていませんが、国勢調査って多岐にわたって利用されているのですね。地域にとって、財政や適切な行政を行う上で大切な情報なのだと改めて思いました。
国勢調査回答方法はこんな感じです。
インターネット回答、紙の調査票記入によるの郵送及び調査員への提出。
原則、9月20日以降に、各ご家庭に訪問員が青い封筒に入った調査票をお届けします。郵送及びインターネット利用のいずれも、こちらから回答いただきます。
配布される書類は以下のとおりです。
・インターネット回答依頼書
・調査票の記入のしかた
・郵送提出用封筒
・調査票
回答期間:2025年9月20日(土)から10月8日(水)
現在では、利便性を考慮し、迅速かつ安全にご回答いただくため、インターネット回答を推奨しているそうです。
スマートフォン利用の場合
ログインIDやアクセスキーが自動で入力されるので、非常に便利です。
・9月20日から9月30日の間に調査員より配布される、「インターネット回答依頼書」表面のQRコードをスマホで読みとります
・「回答を始める」ボタンをクリック、ログインID、アクセスキーが自動入力
・ 案内に沿って回答するだけです
パソコン利用の場合は、上記と同じく「インターネット回答依頼書」裏面を確認、記載のURLを入力し回答サイトにアクセス、以降はスマートフィンと同じ流れとなります。
こんな感じでスムーズに回答できるため、ストレスなく進められるのは良いですね。でも、それだけではないのです。こんな経験はありませんか。書類の記入って、字が小さかったりして読みにくかったり書きにくかったり。項目を盛り込みすぎて、理解しにくかったり。
インターネット環境があれば、24時間、スマートフォンでも、パソコンでも入力ができます。さらに、文字の大きさも、ご自身に合わせたサイズ設定になっているでしょうから、入力しやすいのではないでしょうか。
参考までに、スマホはあるけど、入力に自信がないという方はお住まいの地域の郵便局で、回答支援ブースがあるかもしれません。
なんと、全国300の郵便局において、インターネットでの回答について回答支援ブースを開設しています。
特設ブースでは、専用のタブレットが準備され、その場で回答できちゃうそうです。紙の書類ですと、文字が小さいとか、そもそも勘違いしたりとかありますよね。
心配な方は、ぜひ、以下のブースを活用しましょう。
| 電話番号 | 0570-94-3386 |
| 最 寄 駅 | 東西線「落合駅」4番出口前 、 西武新宿線「中井駅」から徒歩7分 |
| 最寄バス停 | 「東中野区民活動センター」関東バスから徒歩2分 、 「上落合一丁目」関東バスから徒歩3分 |
杉並区
阿佐谷駅前郵便局 東京都杉並区阿佐谷南3-35-8
杉並郵便局 東京都杉並区成田東4-38-14
調査員が持参した、紙の調査票にご記入いただき、同封の返信用封筒にて郵送する方法です。インターネットって入力できたかどうかわからないなっんて心配のある方は、郵送で回答しましょう。記入の大半はマークシートになります。文字の記述は、氏名、生年月日、5年前の居住場所、通勤地、通勤場所、勤先や事業内容などです。もちろん送料は無料です!
また、マークシートは一見便利なようですが、模試などで解答欄のずれを経験した方もいらっしゃるのではないでしょうか。対策というほどでもないですが、いくつか注意点を紹介します。
・全体に目を通し、後からまとめてマークする
・回答に悩み後回しにするなら付箋を利用し見落とさないようにする
基本的に調査設問の隣にマークするので、あまり神経質にならなくても大丈夫ではないかともいます。
お仕事に関する項目では、該当する事業内容や仕事内容に悩む場面もあるかと思いますが、記入例のほか5ページにわたって具体的な書き方の例があるので、参照の上、記載することをお勧めします。
最後に、インターネットと違って、完了ボタンはありません。表裏抜けがないか、記入完了時に改めて確認しましょう。最終項目の下には“ありがとうございました”のメッセージが印字されています。
調査員による、ご自宅への再訪問にて回答をお預かりすることもできます。その際、ご確認いただきたいことがあります。調査員は総務大臣から任命された非常勤の国家公務員です。その身分を証明する「国勢調査員証」を必ず携行しています。必ず、身分しょの提示を求め、ご確認ください。
調査書類の配布
・9月中旬から10月上旬にかけて、調査員が皆様のご自宅を訪問
・調査書類(インターネット回答用ID・パスワード、紙の調査票、返信用封筒など)を配布
ご回答時期
・10月1日を基準日として、配布された書類に基づき、インターネットまたは郵送でご回答
調査票の回収確認
・10月中旬から下旬にかけて、未回答の世帯には調査員が再度訪問
・ご回答の確認や調査票の回収を行います
・ご不在の場合は、回答のお願いや再訪問のメモを残すことがあります
調査の完了
・ 回収された調査票は、市役所を通じて総務省統計局へ提出
・厳格な管理のもとで集計分析が行われます
・皆様のご回答が、正確な統計データとして社会で活用されることになります
国勢調査の結果について、全国、都道府県、市区町村における、人口や世帯に関する速報は2026年5月末までに公表されます。詳細な情報については、統計がまとまり次第、五月雨式に公表されます。
こちら、どこで確認できるかというと総務省統計局のウェブサイトでチェックできます。また、順次となりますが、各地の図書館でも閲覧できるそうです。
ということで、国勢調査2025について投稿しました。
国勢調査って、5年に一度だし、学校で教えられることでもないから、親しみがないのかもしれない。
とはいえ、重要性は大きく、住民の方々にもっと必要性を伝えないといけないなと感じています。
自分たちの生活のために、どのように活用するかくらいの認識が広がると状況は大きく変わるのでしょうね。
そのために行政がすべきこと
それは、統計調査に対する住民の理解と信頼を得ることだ。
あっ、それとコチラが田中ヒロシのブログ一覧です。ご一読ください!
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西武新宿戦沿線、中野区白鷺の田中ヒロシの「国勢調査2025!いつから?いつ届く?いつ来る訪問員?対象者,やり方,中野区支援をわかりやすく解説」でした。
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