2026/9/14
本日の渋谷区議会で、家庭ごみの有料化について区長に質問しました。
昨年末、小池都知事が23区でも家庭ごみの有料化に言及し、大きなニュースになりました。
有料化すれば、ごみが減る。
これは一定の効果があると思います。
ただ、私が今回聞きたかったのは、その先です。
「有料化によって、最終処分場は実際に何年、何か月延命できるのか?」
これです。
東京都の埋立処分計画を見ると、最終処分場に埋められているのは、家庭ごみだけではありません。
河川や港の工事で出る土、建設工事で出る土、都市施設から出る廃棄物など、さまざまなものが埋め立てられています。
その中で、23区の一般廃棄物が占める割合は約6.8%。
さらに、そのすべてが家庭ごみではありません。
そこで一定の仮定を置いて計算すると、家庭ごみが埋立量全体に占める割合は**約4.8%**となります。
仮に有料化によって家庭ごみを、
1割減らした場合 → 埋立量全体では約0.5%減
2割減らした場合 → 埋立量全体では約1%減
となります。
そして東京都が過去に示した「50年以上使用できる」という考え方を参考に、あえて単純計算すると、
家庭ごみ1割減 → 約3か月半の延命
家庭ごみ2割減 → 約7か月の延命
となりました。
もちろん、私はこれを「実際の延命効果は7か月だ」と断定しているわけではありません。
むしろ逆です。
だから行政に、ちゃんと計算してほしい。
これが今回の質問です。

【画像:本会議で使用した最終処分場の資料】
今回私は、
23区それぞれの家庭ごみ・事業系ごみの割合を確認し、
「家庭ごみを有料化すると、最終処分場が何年、何か月延びるのか」
具体的な数字を示すよう、区長会で提案してほしいと求めました。
しかし区長からは、
具体的な数字を求めるよう、区長会で進言するつもりはない
との答弁でした。
また、延命効果が薄いとしても、だからといって有料化の議論をしないということではない、という趣旨の答弁もありました。
これについては、
それはそうなんです。
私は「効果が薄いから議論しなくていい」なんて一言も言っていません。
むしろ逆。
だからこそ、もっと議論を深めるべきだと思っています。

家庭ごみ有料化には、いろいろな論点があります。
ごみの減量。
リサイクル。
処理費用。
区民負担。
そして最終処分場の延命。
人によっては、
「たとえ数か月しか延びなくても、有料化する価値はある」
と考えるかもしれません。
それも一つの考え方です。
だからこそ、まず判断材料を出してほしい。
議論をするためには、議論をするための数字が必要です。
有料化すれば何トン減るのかだけではなく、
その結果、最終処分場がどれだけ延びるのか。
区民全体に負担を求める制度を議論するのであれば、この数字を出さなくていいという理由は、私はないと思います。
そして今回得られた答弁は、ぜひ他の22区の議会でも共有してほしい。
他区の議員の皆さんにも、
「では、うちの区ではどれくらい延命できるのか?」
と問題提起していただきたいと心から思っています。
最後に、皆さんにも聞いてみたいです。
家庭ごみを有料化するとしたら、最終処分場がどの程度延命できれば「有料化する価値がある」と思いますか?
3か月? 半年? 1年? 5年?
ぜひ皆さんの意見を聞かせてください。
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ホーム>政党・政治家>矢野 けいた (ヤノ ケイタ)>家庭ごみ有料化、最終処分場はどれだけ延びるのか?【渋谷区家庭ごみ有料化についてトコトン議論してみた】