2026/7/26
7月24日の帯広市議会建設委員会では、「騒音に係る環境基準」について質問を行いました。今回のきっかけは、帯広柏葉高校の生徒の皆さんから提出された、自転車乗車時の音量規制に関する要望です。
高校生の皆さんからは、「夜間にスピーカーなどで大音量の音楽を流しながら自転車に乗る人がおり、安全面や生活環境への影響が心配だ」という問題意識が示されていました。
私は建設委員会の所管である環境行政の観点から、現在の制度や市の考え方について確認しました。
まず確認したのは、「騒音に係る環境基準」とは何かという点です。
市からは、環境基準は環境基本法に基づく行政上の目標であり、住宅地や道路沿いなど地域ごとに昼間・夜間の基準値が定められているとの説明がありました。帯広市では昼間55~70dB、夜間45~65dBが基準となっています。
続いて、自転車による騒音について実際に市へ苦情が寄せられているのか確認しました。
答弁では、自転車に関する騒音苦情は過去3年間で0件とのことでした。一方、自動車やバイクなどの騒音については毎年数件の相談があり、アイドリング音やエンジン音などが主な内容とのことでした。
陳情では、「一定時間帯は環境基準以下で音楽を流すことを努力義務とする条例」の制定が求められていました。
これに対し市は、環境基準は一定時間測定した平均値を評価するもので、一時的な大音量を対象とするものではないことから、環境基本法や帯広市公害防止条例の考え方では、自転車の音楽を対象とした独自条例の制定は難しいとの見解を示しました。今後相談があれば、交通安全関係機関などと情報共有し対応していくとの答弁でした。
最後に私からは、今回の陳情は「すぐ条例を作ってほしい」という趣旨だけではなく、「現場で起きている課題を議会で取り上げてほしい」という高校生の思いが込められていることをお伝えしました。
建設委員会では環境行政の範囲での質問となりましたが、自転車走行時の安全性や道路交通法上の課題については、今後、所管する総務委員会で会派議員が取り上げていきたいと考えています。
市民の皆さん、そして若い世代の皆さんから寄せられた声を、一つひとつ丁寧に受け止め、制度上難しい課題であっても「なぜ難しいのか」「別の解決策はないのか」を議会で議論することが重要と考えます。
これからも現場の声を市政につなげ、安心・安全なまちづくりに取り組んでまいります。
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