2026/6/16
2027年3月31日までに400冊読む修行🏋️♀️
【日本共産党研究シリーズ】
🟥赤くなるな!熱くなれ!編
現在 334/400冊
題名 『月刊学習 2026年6月号』
所感 「ウクライナ戦争下で欧州左翼が「反NATOの旗を掲げ奮闘した」と肯定的に紹介しています。一方で、侵攻を非難しながら軍事同盟を批判する立場は、侵略を受けた国の安全保障をどう考えるのかという矛盾を避けています。党の主張に都合の良い事実を選んでいると分かります。」
📕主な論点📘(ブログ)
日本共産党中央委員会発行の『月刊学習』2026年6月号を紹介します。
今号の目玉は、緒方靖夫副委員長によるヨーロッパ政治情勢に関する講演の掲載です。欧州で極右政党が台頭している事実を紹介した上で、その原因を「極右の産み、育ての親は新自由主義です」と一言でまとめています。
しかし現実には、2015年頃のシリア難民危機以降の大量流入、各国政府の移民・国境管理の失敗、国民のアイデンティティや治安への不安、既成政党への政治不信など、複数の要因が複合的に絡んでいます。これらをすべて新自由主義に還元するのは、有権者が抱く正当な不満を軽視した、党のイデオロギー的枠組みへの押し込みと言わざるを得ません。
また、ウクライナ戦争が続く中で欧州左翼が「反NATO解体の旗を掲げ奮闘した」と好意的に紹介している点も見過ごせません。侵略を受けた国が自国を守るために軍事同盟を必要とする現実を無視し、「反軍拡」という言葉でくくることは、被害国の安全保障を軽視する結果になりかねません。平和を語りながら、侵略を受けた側の防衛手段を批判する立場の矛盾が、ここにも表れています。
原発に関する記事は、東京電力福島第一原発の廃炉作業の難航や汚染水問題、規制委員会が見抜けなかった電力会社のデータ不正などを具体的に紹介しており、問題提起として読む価値があります。しかし「省エネと再エネで電力需要の増加に対応できる」という結論は根拠が薄いです。同誌自身が「原発の再稼働により再エネの出力制御が全国に広がっている」と指摘しながら、その矛盾を十分に説明しないまま再エネ拡大で解決できると断じています。電力の安定供給という国民生活に直結する問題について、希望的観測を根拠に政策を語るのは、有権者への誠実な説明とは言えません。
連載「日本共産党綱領を学ぶ」では、戦前の大日本帝国憲法や天皇制、侵略戦争の歴史を詳しく取り上げ、「他の政党が戦争に協力した中で、日本共産党だけが平和と民主主義の旗を掲げて不屈にたたかった」と強調しています。歴史を学ぶこと自体は大切ですが、それを党の正統性や存在意義を高める材料として用いる構成には注意が必要です。
「要求対話・要求アンケート」の活動報告では、各地の支部が市民と対話を広げている様子が紹介されていますが、その目的が「党員拡大・選挙勝利」と直結していることは記事の随所で明らかです。市民の声を聞くことと、それを組織拡大の手段とすることを曖昧にしたまま「民主的な政党」と描くのは、注意して読むべき点です。
今号全体に共通するのは、都合の良い事実を集めて党の路線に沿った結論へと誘導する構成です。重要なテーマを取り上げながら、反論や複数の視点はほとんど排除されています。これは偶然ではなく、読者が党の主張に疑問を持たないよう意図的に設計された編集方針と見るべきです。機関誌であれば当然と片づけることは適切ではありません。情報として受け取る際は、何が書かれていないかを常に問い直すことが不可欠です。
🎙️YouTube解説ラジオ🎙️
【ルール】
①本の読み返しOK(カウントは2回まで)
②挫折禁止の為、宣言と公開
#大和市 #大和市議会 #星野翔 #日本共産党 #月刊学習

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