2025/11/12
| 小森さだゆき|参政党所属/高槻市議会議員
街中で使う機会が一気に増えた「PayPay」。実はその誕生の背景には、インド最大級の決済プラットフォームPaytmの技術が深く関わっています。日本のキャッシュレス化を支えているのは、国内技術だけではありません。
PayPayは2018年にソフトバンク・ヤフーによって設立された企業から生まれました。 その立ち上げに、インドのPaytmが「技術パートナー」として参画。 すでに数億人が利用するQR決済サービスを展開していた実績とノウハウが、日本向けに活かされました。 この国際協力によって、PayPayは短期間で日本中に普及し、いまや日常生活の一部となっています。
当時の日本は現金社会が根強く、QR決済の知見が不足していました。 そこで、インドの成功モデルを取り込むことで、一気に普及を進めたのです。 短期間で広がった背景には、こうした国際連携の戦略があります。 同時に、PayPayは「日本流のUI・セキュリティ」「ポイント還元制度」などを加え、インド技術を基盤にしながらも日本市場に最適化した点が特徴です。
QRコード決済という仕組み自体は、もともと日本のデンソーが開発した技術にルーツがあります。 その後、中国やインドで独自進化を遂げ、再び日本に戻ってPayPayとして普及した。 つまり、技術は一方通行ではなく、往復しながら成熟していくのです。
近年、PaytmはPayPayの株式や権利をソフトバンクに売却する方向に動いています。 しかし、サービスの土台となる設計思想には、今でもインド式キャッシュレスのDNAが残っています。 同時に、日本企業側も運用・セキュリティ・データ管理の分野で独自の強化を進め、“日本仕様の国際技術”へと進化させています。
私たちが便利に使っている決済基盤は、 世界で培われた革新的な技術があってこそ成立しています。 「国内発のサービスだから安心」という時代ではありません。 むしろ、世界の良い技術を柔軟に採り入れる力こそが競争力と言えます。 そして次に求められるのは、日本が世界へ技術を発信する側に立つことです。
PayPayの成功は、外国技術を排除するのではなく、 適切に活用して日本社会に合わせる姿勢が生んだ成果でした。 しかし今後はその逆、すなわち日本初の技術やシステムを世界で使ってもらう仕組みを築くことが重要です。 技術は共有から始まり、やがて信頼と影響力を生みます。 次のステージは、日本初の技術を世界へ!―― それが日本の発展には必要不可欠だと考えています。
| 小森さだゆき|参政党所属/高槻市議会議員
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