2026/6/20

町民の声を予算へ。令和9年度予算要望を提出しました。
令和8年6月19日、伊奈町議会6月定例会の閉会後、会派グループのメンバーとともに、令和9年度予算要望書を大島町長へ手渡しました。
今回の要望書は、昨年に続き、私から声掛けをさせていただき、会派グループのメンバーと協議を重ねながら取りまとめたものです。
予算要望は、慣例として9月定例会閉会後に行うことが多いようです。昨年の令和8年度予算要望は、その慣例に合わせて提出しました。しかし、実際の予算編成の流れを考えると、9月に提出してから検討していただくよりも、できるだけ早い段階で町へ届けた方が、担当課での確認や事業化に向けた検討の時間を確保していただけるのではないかと考えました。
予算は、要望書を提出したからすぐに形になるものではありません。担当課での確認、既存事業との調整、財源の見通し、他事業との優先順位など、実際に予算へ反映されるまでには、さまざまな過程があります。
だからこそ、令和9年度予算要望については、9月を待つのではなく、6月定例会閉会後という早い段階で提出しました。
前例を否定するためではありません。町民の皆さまからいただいた声を、少しでも実現につなげるためには、行政側が検討しやすい時期に、整理された形で届けることが大切だと考えたからです。
昨年の令和8年度予算要望では、小中学校体育館へのエアコン設置、防犯カメラ設置及び防犯灯増設、街区公園等の管理徹底及び遊具の充実の3項目を要望しました。このときも、要望を数多く並べるのではなく、町民の安全・安心に直結する課題に絞って提出しました。
今回の令和9年度予算要望でも、その考え方は変えていません。限られた財源の中で、あれもこれもと要望を並べるだけでは、実現性は高まりません。
町民の皆さまから相談や陳情をいただくことが多いもの。
日々の暮らしの中で、不安や不便につながっているもの。
町として計画的に取り組む必要性が高いもの。
この視点から、今回も重点項目として整理しました。今回提出した主な要望は、次の3点です。
①町内道路の計画的整備及び歩行者・通学路の安全確保。
②不登校児童生徒への支援体制の充実。
③街区公園等の管理強化と多世代利用の推進。

どれも、町民の皆さまの暮らしに直結する課題です。
道路は、子どもが通る道であり、高齢者が歩く道であり、救急車や消防車などの緊急車両が通る道でもあります。道路の傷みや路面標示の薄れ、歩道がない場所、通学路の危険箇所など、道路に関するご相談は日頃から多くいただきます。その都度の補修だけでなく、町全体の状況を把握し、優先順位を明確にしたうえで、計画的に整備を進める必要があります。
不登校支援については、子ども本人だけでなく、保護者も大きな不安を抱えながら向き合っています。学校に戻すことだけを目的にするのではなく、子ども一人ひとりの状況に応じて、安心できる居場所、学び続けられる環境、相談できる体制を整えることが必要です。
また、不登校になってから対応するだけでなく、欠席が増え始めた時期や、登校しぶり、体調不良の訴え、学級での孤立感など、子どもたちが発している小さな変化を早い段階で把握し、支援につなげていく視点も重要です。学校現場や家庭の努力を支えるためにも、町として相談、居場所、学びをつなぐ仕組みを整えていく必要があると考えます。
公園については、昨年の要望でも取り上げました。今回は、子どもたちの遊び場としてだけでなく、高齢者の散歩や休憩、保護者同士の交流、地域の見守り、防犯、健康づくりにも関わる身近な公共空間として、多世代利用の視点を加えています。遊具の老朽化、草刈りや清掃、トイレ管理、照明、見通し、防犯面など、公園にはさまざまな課題があります。
すべての公園を一斉に再整備することは現実的ではありません。だからこそ、利用状況や修繕履歴、住民要望などを整理し、優先順位を明確にしたうえで、段階的に改善していくことが大切です。
地域を回る中で、相談してもなかなか変わらない、という声を伺うことがあります。その声を受け止めるたびに、議員として大切なのは、ただ不満を代弁することだけではないと感じます。
現場の声を聞き、必要であれば現地を確認し、課題を整理し、町が具体的に検討しやすい形にまとめる。そして、予算編成の時期を見据えて届ける。この積み重ねこそが、町民の声を形にするために必要な議員活動だと考えています。
今回の要望書も、短時間で形だけ整えたものではありません。
会派グループのメンバーと繰り返し意見交換を行い、内容を確認し、表現を調整しながら作成しました。大切なのは、強く言うことだけではなく、行政が受け止め、検討し、実行に移せる内容にすることです。
前例踏襲ではなく、現在のニーズに合わせて柔軟に動く。ただし、思いつきではなく、現場の声と政策的な整理をもとに動く。
私は、この姿勢がこれからの町政には必要だと考えています。
今回提出した令和9年度予算要望が、今後の予算編成の中でどのように検討されるのか。
提出して終わりではなく、担当課での検討状況や令和9年度当初予算案への反映状況を確認し、必要に応じて提案や質問を重ねてまいります。
町民の皆さまからいただいた声を、少しでも具体的な形につなげられるよう、引き続き丁寧に取り組んでまいります。
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