2026/5/3
釧路市議会議員の木村はやとです
釧路市内を車で走ると、カーテンが閉まったままの家、草が伸び放題の庭、錆びかけたポストが目につく。空き家だ。釧路市空き家対策として、これまでさまざまな活用法が試みられてきた。では、どんな形があったのだろうか。
統計を持ち出すまでもなく、肌感覚として「増えているな」と思っている人は多いはずだ。
そのまま住む(定住)
もっともシンプルな活用法。親族が引き継いで住む、あるいは移住者に売却・賃貸する。ただし釧路では買い手・借り手が見つかりにくいエリアも多く、「待てど暮らせど問い合わせがない」というオーナーの声は珍しくない。
社員寮・寄宿舎として使う
企業や学校が借り上げて寮にするパターン。安定した収入になる一方、借り手となる法人が必要で、個人の空き家オーナーが自力でたどり着ける選択肢ではなかった。
民泊・短期滞在施設
観光客をターゲットにした活用法として注目を集めた時期もあった。しかし釧路の観光シーズンは限られており、冬場の稼働率が課題になりやすい。運営の手間や法的手続きのハードルも、二の足を踏ませる要因になっている。
長期滞在・ウィークリー・マンスリー利用
ビジネス出張者や工事関係者など、数週間単位で滞在する人向けの使い方。需要は確実にあるが、こちらも対応できるオーナーや管理業者が限られている。
シェアハウスだ。
釧路市空き家対策の新たな一手として、シェアハウスという選択肢を広げたい。一棟の空き家を複数人で分け合って暮らす。リビングやキッチンは共有、個室はそれぞれ——というスタイルは、都市部ではすでに定着しているが、釧路ではまだ数が少ない。
光熱費込みで安価に暮らせる。その安さは、移住を「いつか」から「とりあえず行ってみよう」に変える力がある。「釧路に興味はあるけど、いきなり腰を据えるのは怖い」——そんな人が、まず試せる場所になる。
帰りの切符はいらない。釧路市阿寒町に片道で来て、暮らしながら感じて、その後のことはその後で決めればいい。そのくらいの気軽さで踏み出せる場所を作りたい、というのがこのシェアハウスを始めるきっかけだ。
そして見落とされがちなのが、コミュニティとしての機能だ。シェアハウスに住む人たちは、台所で話し、居間でくつろぎ、自然と顔見知りになる。単身世帯が増え、孤立が社会問題になっている今、「誰かと暮らす」という選択肢は、住まい以上の価値を持つかもしれない。
若者たちと一緒に、釧路市阿寒町でシェアハウスの運営を始めます。
「ちょっと気になるかも」——そのくらいの温度感でいい。帰る日は決めなくていい。片道切符で阿寒町に来て、現地で感じながら、ゆっくり決めたらいい。そういう場所を作ります。
※なお、私自身はこのシェアハウスの運営から報酬をいただく立場にはありません。純粋に、この場所と人をつなぎたいという気持ちで関わっています。
詳細は改めて発信します。

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キムラ ハヤト/43歳/男
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