2026/5/2
釧路市議会議員の木村はやとです。
国有地は無許可で工事・通行。では、釧路市所管の農業排水路も無許可だったのか。
令和7年12月、メガソーラー事業者・日本エコロジーは、釧路市新野8線164-1および釧路市新野8線164-2の両区画で工事を実施しました。これは事業者自身が作成し、市に提出した報告書によって確認されています。
工事報告書(R7.12.25付)より

| 日付 | 現場 | 作業内容 | 人数 |
|---|---|---|---|
| R7.12.24 | 164-2(釧路市新野8線) | 草刈り・転圧 | 6名 |
| R7.12.25 | 164-1(釧路市新野8線) | 伐採 | 4名 |
事業者がどのルートを通ったかは現時点では不明です。しかし地図を見る限り、164-1は釧路市農林課が所管する農業用排水路を越えなければ辿り着けない場所にあります。地図上では、それ以外のアクセスルートが見当たりません。

アクセスルート(時系列)

現時点での農林課の認識
排水路を無断で通過したと断定しているわけではありません。ただし地図上では排水路を越える以外のアクセスルートが確認できず、農林課への申請・許可取得の記録もありません。通行ルートの詳細は現時点で不明であり、今後確認が必要な事項です。
北海道財務局は、164-2へのアクセスに使われた国有地(約270m・幅10m)が無断で造成・通行されたことを確認し、「厳正に対処する」と明言しました。
同じ構造が、市有地でも起きていた可能性があります。財務局が国有地について厳正対処を宣言している以上、釧路市も市有地について同等の対応をとることが求められます。
農業用排水路は釧路市が管理する行政財産です。地方自治法第238条の4は、行政財産を本来の目的以外に使用させることを原則禁止しており、使用するには市長の許可と使用料の納付が必要です。仮に排水路を無断で通行・使用していた場合、この規定に抵触する可能性があります。
行政として残る問い
「164-1に入るためにどのルートを通ったのか」——この問いに答えが出ていない以上、市有地である排水路の無断使用の可能性は否定できません。国と市が一貫した姿勢で事実確認に臨むことが求められています。
この問題については、6月の定例会において一般質問で取り上げ、市としての対応を議会の場で明らかにしていく予定です。
※釧路市所管の農業排水路の写真です。幅は数mから10mあるのではないかと思われます。
釧路市農林課提供

この記事をシェアする
キムラ ハヤト/43歳/男
ホーム>政党・政治家>木村 はやと (キムラ ハヤト)>釧路市新野8線164-1にどうやって辿り着いたのか——問われる無断通過の疑い