2026/7/28
7月23日、日高市役所4階の議場で「日高市子ども議会」が開かれました。普段は私たち日高市議会議員が座る席に、この日は12人の子ども議員が座り、市長と教育長に向かって、自分の言葉で質問をぶつけました。今年で9回目となるこの取り組み、今年度からは小学6年生に加えて、中学生と義務教育学校後期課程の生徒も新たに参加しています。私も現地で見届けてきましたので、その様子と、そこから考えたことを報告します。
まずは前半の議長を担当した子ども議会議員さんによる今年の日高市子ども議会の開会宣言。携帯電話等の電子機器の電源オフ・マナーモードのお願いは、通常の議会と同じ始まりです。
それぞれの子ども議会議員からの一般質問で、一礼して登壇し、原稿から時折顔を上げて市長や教育長に問いかける姿に、議場の空気が引き締まるとともに、日高市の将来を担う存在の頼もしさを感じました。
子ども議会議員が取り上げたテーマは暮らしに密着した様々なものでした。まちづくり、環境美化、安心安全、日高市の魅力発信、子育て・教育、介護福祉の分野に至るまで。通常の議会でも言及されるようなトピックもあり、子ども議会議員の皆さんや準備に関わった先生・保護者の皆さんの尽力がうかがえました。
ここからは、制度としての意味を整理します。2023年に施行されたこども基本法は、子どもに関わる政策を決めるとき、子ども自身の意見を聴き、反映させることを国や自治体の義務としました。日高市のこども計画にも、子どもの意見を聴く姿勢が位置づけられています。
つまり子ども議会は、単なる社会科見学や職場体験ではありません。「まちの当事者として意見を述べる場」でもあります。
子ども議会の形式は、私たちが定例会で行う一般質問とあまり変わりません。質問を準備し、通告し、子どもの立場から率直に問いかける、という意味で、子どもたちの言葉には私たち以上の鋭ささえあります。
ただ、大きな違いが一つあります。私たち議員による一般質問では、答弁の「その後」を追い続けられることです。子ども議会議員の質問はこの日限りですが、継続的に目を向け続けられるのは現職議員です。子どもたちの問いを受け止めつつ、長期的かつ多角的な視点で考え続けることは、大人の役割だと感じます。
日高市議会議員 横尾貴文
参考リンク(日高市公式)
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