2025/12/29
兵庫県 川西市議会議員(薬剤師) #長田たくや です。
東京都でも、ごみ袋の有料化が検討されているそうです。
しかも理由は「財源」ではなく、「ごみの量を減らすため」🤷はぁ…

川西市も同じ理屈ですが、私はこの政策に減量効果はほとんどないと考えています。
今回は、実際の自治体データを用いて、その妥当性を検証してみます。
■ 多摩市の例
多摩市を例に挙げて、「有料化したらごみが減ったから導入すべきだ」というロジック。実際確認してみました。
1人1日あたりのゴミ量(g)を年代順に並べています。2008年から有料化となっています。
《総ごみ量=生活ごみ+事業所ごみ》


確かに、ごみ量が減っていること自体は事実です。
■ 有料化していない自治体はどうか?
では、有料化していない自治体ではどうでしょうか。
増えているのか、それとも減っているのか。
町村を除く「無料の自治体」をまとめてみました。
最終的な自治体数は 307 ありました。

2008年以降、自然に減ってるやん!
■ 有料化の自治体はどうか?
次に、有料化している自治体を見てみます。(※町村を除く)
自治体数は最終的に486。確かにグっと下がってはいますが、最終的な下がり具合は鈍化しており、無料の自治体と比較すればあまり変わらないことが分かります。

2022年の数値を比べても、ほぼ変わらん。
確かに家庭ごみは、有料化自治体の方がやや少ない。
オクラ1本分くらいは、有料化で減らすことができるかもね。

このあたりの詳細は過去のブログ(リンク)を参照してください。
■ 1人あたりのごみ量が減った理由
なぜゴミの量が減っているのか。
私は、紙の消費量の減少が最大の要因だと考えています。
デジタル化が進み、紙の消費量が減少しているのがわかります。

ゴミの量と、紙の消費量の相関関係は、エクセルシートで分析しても高いと評価されました。

■ 奈良県生駒市の例
生駒市では2015年から有料化が実施された 残念な自治体 です。

有料化を控えた2014年には“駆け込み”による急変が見られましたが、
その後、劇的に減ったかというと、そうでもありません。
市民から新たにお金を取った結果が、これなのです。
■ 結論
ごみ袋を有料化したところで、劇的な減量効果は得られません。
それどころか、
✓ 市民負担の増加
✓ 特定業者への既得権益化
✓ いつでも袋代を値上げすることが可能
といった問題だけが残ります。
ごみ袋の有料化によるごみの減量は、もはや幻想なのです。
多少減るかもしれないけど、その量が減ったところでどうなるの?という話です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
素敵な1日でありますように。
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ホーム>政党・政治家>長田 たくや (ナガタ タクヤ)>ごみ袋有料化でごみは減らない ― データで見る「減量効果」の幻想