2025/12/17
兵庫県川西市議会議員 薬剤師の #長田たくや です。
前回のブログで、経済対策を含む国の補正予算についてお話しました(リンク)。

今回は、それを受けて川西市が予定している 「物価高騰対策(案)」 を説明します。総額約17億円の規模で、19日の議会で議決されれば実行に移されます。
■ 市の物価高騰対策(案)4本柱
川西市は、以下の4事業(全市民への商品券、水道基本料金の減免、中小企業支援、子育て支援)を実施する予定です。
①食料品物価高騰対策として全市民を対象に商品券等を配付
総事業費:881,000 千円
・事業費:799,425 千円(全市民1人あたり5,000円相当)
・事務費: 81,575 千円
お米券も検討されていますが、何より重要なのは 「手数料をいかに小さくするか」。
手数料が小さいほど市民に行き渡るお金、いわゆる“真水”が増えるため、市としても非常に気を配っています。
ただ、国の方針が最後まで定まらなかった背景もあり、「商品券等」と幅を持たせた表現になっています。
②市内給水世帯・事業所を対象とする水道基本料金の免除
総事業費:250,000 千円
・事業費:245,000 千円(令和8年6月検針分以降の4 ヶ月分)
・事務費: 5,000 千円
「基本料金なんてちょちょいと下げたらいいじゃん」と思っていたのですが、実際には 料金変更のために専門のエンジニア作業が必要で、手数料が約200万円かかるとのこと。
私は「商品券より上下水道での基本料金減免の方が効果的では?」と提案しましたが、下水道はさらに別途手数料が必要とのことで、今回は上水道のみとなったようです。
正直、値段変更だけなのに何がそんなに大変なのかはまだ完全に腑に落ちませんが、何かしらのシステムが組まれているのでしょう。
最短で来年6月からとのことですが、経済対策としては忘れてそうですよね。
③原油等高騰対策中小企業支援金の拡充
総事業費:90,000 千円
・事業費:84,870 千円(申請期間:2 月上旬~3 月上旬)
・事務費: 5,130 千円(想定申請件数:800 件)
こちらは過去にも実施されてきたスキーム、中小企業からは「非常に助かった」という声が多い事業です。
④物価高対応子育て応援手当支給事業に係る補正
総事業費:491,200 千円
・事業費:470,000 千円(20,000 円×23,500 人)
・事務費: 21,200 千円
0歳から高校3 年生までの児童を養育する父母等を対象とする物価高対応子育て応援手当の支給
2万円とはいえ、日々の食費や生活費の上昇を考えると、助かるご家庭は多いはずです。
■ 議案としては補正予算
〔歳入歳出予算の補正〕
17 億1,220 万円を追加し、予算額の総額を737 億4,058 万1,000 円にしようとする
こちらが令和7年度の予算に上乗せされ、歳出が等しく増える形になります。
〔繰越明許費の補正〕
物価高騰対策商品券等配付業務など計4 件について
繰越明許費とは、今年度に予算はつけるが、実際に使うのは来年度(4月以降)になるため、「その時に使いますよ」と議会に許可を得る仕組みです。

言い換えると、
“来年には必ず実施します”という縛りのある予算 とも言えます。
18日は常任委員会にて審議、そして19日に採決となります。
経済対策は来年早々に開始されるため、早めに議決を得て実務を進める必要があります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
素敵な1日でありますように。
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