2025/10/24
こんにちは。兵庫県川西市議会議員の長田たくや(ながたく)です。
前回のブログでは、ロキソニン®を保険適応外にしたところで、全体に与える影響はかなり小さいですよというお話をしました(リンク)。
今回は医薬品の売り上げから考える薬剤費のボリューム感と、統計データに出てこな薬剤費について解説します。
■ 2024年度の医薬品売上
2024年4月~25年3月までの医療用医薬品の売上高トップ20です。

合計すると1.7兆円でした。外来調剤による薬剤費は6兆円でした。
ここで注意しなければならないことがあります。
入院中の薬や、外来ケモ(抗がん剤治療)は、統計データがある外来調剤の薬剤費「6兆円」に含まれません。
上記、トップ20の医薬品のうち、外来調剤で使用されることがメインであろう薬をピックアップしました。

だいたい、1兆円程度となりました。それぞれの薬の薬価が大きく異なるため、売上を薬価で割るとおおまかな数量感がわかります。

この中でも、例えばタケキャブは長期に服用される方もいますし、そもそもタケキャブでなければ治療ができない症例は、そこまで多くないのではないかと思いますけどね^^;。糖尿病の薬も、そもそも生活を気を付けていれば服用せずに済んだ人も7割程度いるのではないでしょうか。
前述したロキソニン®の売り上げは23年度ですが、123億円です。解熱鎮痛薬で600億円の規模ですので、これが0となってもほぼ影響がありません。
■ 医科医療費
薬剤費は6兆円。これはあくまで調剤薬局で調剤された医薬品です。一方で、入院中や外来ケモなどではその費用が含まれていないことをお伝えしました。それらは医科診療医療費に含まれており、統計データ上では薬剤費が他項目と混在している状況です。その額はなんと35兆円です。
参照:医科医療費(電算処理分)の動向 ~令和6年度版~
売上高トップ20のうち、病院で投薬されるであろう薬剤をピックアップしました。

たった9品で9,000億円が使用されています。
OTC化されている処方薬が取り沙汰される一方で、こちらの薬剤費についてはノータッチなのがおかしいと私は思います。過剰診断・過剰治療対策をした方が薬剤費自体は削減できるのではないでしょうか。
社会保障費負担を減らすには、少なくとも血圧の基準を海外並に設定したり、健康診断の頻度を見直したり、糖尿病などが投薬せずに生活できるようになれば医療機関にインセンティブが入るようにしたりするなど、医学の本質的なアプローチがもっと必要ではないかと感じます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
素敵な1日でありますように。
ご意見・ご感想はこちらまで↓
takuya_nagata_1026@yahoo.co.jp
•━━━━━━• ∙ʚ🐤ɞ∙ •━━━━━━•
各種SNSもフォローを宜しくお願いします。
エックス(旧ツイッター)
Facebook
インスタグラム
LINEオープンチャット(ニックネームで参加可能)
•━━━━━━• ∙ʚ🐤ɞ∙ •━━━━━━•
この記事をシェアする
ホーム>政党・政治家>長田 たくや (ナガタ タクヤ)>【薬剤費削減】 統計に出ない薬剤費は考えなくて良いのか?